【MSCベリッシマ】沖縄台湾クルーズ!乗船レビュー!
- 船の外観は?チェックイン手続きと船内をチェック!
- 海側バルコニーのお部屋は?
- バスルーム
- クローゼットとセーフティーボックス
- ミニバー・カフェ
- 船内のレストラン・ショップ
- 船内の施設・アクティビティ
- 寄港地観光
- スタッフ&客層
- 那覇港へのアクセス
- まとめ
宿泊数:4泊
宿泊人数:2人
MSCベリッシマは、イタリアのMSCクルーズが運航する大型クルーズ船で、2023年春から日本発着で数々のクルーズツアーを開催しています。全長約315m、19階建て客室数2,000室以上のまるで動くリゾートホテルのような巨大客船で、船内には様々な施設やアクティビティが用意されており、船全体がテーマパークのような雰囲気です。今回はMSCベリッシマで那覇発着沖縄台湾5日間クルーズを体験してきました。
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MSCベリッシマ
船の外観は?チェックイン手続きと船内をチェック!
MSCベリッシマは2019年に就航した最新鋭のイタリア客船で、17万トン級、全長約315メートルの大型客船は外観も壮大。港に停泊する船はまるで大型ホテルがそのまま移動してきたかのようです。
那覇港第二クルーズバースの大きなテント内で乗船のチックイン手続きを行いクルーズカードを受け取り乗船
船の中へ入るとすぐに出国手続きと手荷物のX線検査があります。その後通路進みパスポートを預けエレベーターまたは階段で上階へ
エレベーターでデッキ6に上がると「ガレリアベリッシマ」に到着。天井全体が巨大なLEDスクリーンとなった96mにおよぶ船内プロムナードです。
プロムナードはデッキ7まで2層吹き抜けとなっており様々なブティックやレストラン、バーが並びます。
乗船時にはプロムナードでMSCベリッシマのゆるキャラがお出迎えしてくれました。
デッキ5に位置する3層吹き抜けのインフィニティアトリウム。レセプションはこのアトリウムにあります。
アトリウムの階段は1段につきスワロフスキークリスタル約600個使用、全体で約6万個使われた煌びやかでラグジュアリーな空間
乗船時にキャビン番号が記載されたクルーズカードを渡されてチェックインは完了しているので、乗船後はレセプションによる必要はなくお部屋に行くなりなんなりすぐに自由に行動できます。ただ乗船してもお部屋の準備が完了しているかはわからず、私は13時乗船で客室の準備が完了したのは14時くらいだったのでそれまでは船内の共用スペースで過ごしました。
船内の支払いはクレジットカードをクルーズカードに登録してクルーズカードで行います。乗船後に船内に設置された端末で登録するので、船に乗って最初にしたことはまずはカードの登録。利用状況はアプリにてリアルタイムで確認することができます。
船内の案内板はあちこちにあり、日本語表記にもなるので安心です。
客室フロアのエレベーターホール。エレベーターは何ヶ所かにあるので、乗客数は多いですが混み合っていて乗れないようなことはなかったです。
全長約315mの客船なので端から端まで長いですが、廊下はずっと繋がっているので前方後方・左右どのエレベーターに乗っても大丈夫です。
客室フロアの廊下
MSCベリッシマ
海側バルコニーのお部屋は?
キャビンのドア。長い廊下に同じドアがいくつも並ぶので目印を付けている方もいました。
お部屋に入るとすぐ左手がトイレ・シャワー・洗面など水回りです。
全身鏡が設置されています。
鏡の横にカードキー差込口がありカードキーを差し込むと客室に通電します。エアコンの操作パネル、「Make up room」「DND」のボタンも付いています。
私が宿泊した海側バルコニーは一番部屋数の多いタイプで、広さは約12〜22㎡と同じタイプでも異なるようです。ビジネスホテルの一室のようなコンパクトにまとまった感じで、広くはないですがバルコニーがあるので閉塞感はなく、クルーズ船のキャビンとしては十分なのかなと思います。
客室奥から全体を見た様子
ベッドはシングルサイズが2台並んだツインタイプ。ハリウッドツインのような感じです。希望すればダブルにもしてくれるようです。
少し狭めのシングルサイズですが、程よい硬さで寝心地は悪くありませんでした。
ベッドサイドにはナイトテーブルがあり、USB差込口が付いているので枕元でスマホなど充電できます。
USB差込口は照明の下に付いています。反対側のベッドサイドにも同様にあります。
プール用のバスタオルが用意されています。ナイトウェアはありません。
ソファは二人でくつろげるサイズ。4名利用の際はこのソファが2段ベッドになるようです。
備品はこちらにまとまっています。電話とカフェコーナー、Bluetoothスピーカーがあるくらいで、ティッシュなどは備わっていません。
テレビは、避難訓練や各種案内が放送されています。BS放送の日本語チャンネルもあります。
コンセントは4つ付いています。客室内の電源は110/220V
こちらの2つは日本のものに対応した形状で110V。日本のものをそのまま使うことができます。
こちらの2つは220Vで変換プラグが必要です。
ドライヤーは引き出しに固定されており、他の場所で使うことはできません。ちなみにツアー会社の案内で火災防止のため熱を発する電化製品の持ち込みは禁止とのことでした。
コンパクトに収納できる椅子とテーブルが備わっています。
Bluetoothスピーカー
窓をあけてバルコニーに出ることができます。
バルコニーには椅子とテーブルも備わっていて海上の空気を感じながら過ごせます。私が宿泊したキャビンは船の前方で手すり壁が透けてませんが、外からみると透明なキャビンの方が多いようです。
寄港地や時間帯によって様々な景色を楽しめます。朝焼けや夕日、夜空、出入港時の港の風景をプライベートなバルコニーで眺める時間は最高でした。
MSCベリッシマ
バスルーム
水回りは、バスタブのないシャワーブース、トイレ、洗面台が一つのスペースにあります。同じタイプでもバスタブ付きのキャビンもあるようです。
シャワーブースは狭めの感じです。体の大きい方は少し窮屈かもしれません。
シャワーは取り外し可能なハンドシャワーで、水圧は弱めですが問題なく使用できる範囲でした。
シャンプーとボディソープが備わっています。シャンプーのみなのと、ボディソープは強めで使用後は保湿しないと肌が乾燥する感じがありましたので、気にする方は自分で持って行った方がいいかと思います。
シャワーブース内には洗濯ロープが備わっています。広いスペースではありませんが、下着などちょっと手洗いした物ならこちらに干すことができます。
トイレは、外国船なのでウオッシュレットはありません。
洗面台にはハンドソープが備わっています。歯ブラシなどのアメニティは一切ないので、必要な物は自分で用意します。
洗面台の横に収納棚があるのでちょっとした小物はこちらに置いておけます。
タオルはバスタオルとフェイスタオルが備わっています。清掃は1日2回で、タオルは床に置いておけば交換してくれます。清掃時以外でも頼めばいつでも交換可能です。
MSCベリッシマ
クローゼットとセーフティーボックス
クローゼットはベッドの横に設置されており、スーツやワンピース、ロングススカートなども吊るして収納することができます。
右側がハンガー掛け、左側が棚や引き出しなど。
ハンガーは10個以上備わっています。
棚や引き出しには下着や小物なども収納しておけます。それほど大きなクローゼットではないですが、4泊分の衣類を置いておくには問題なかったです。
セーフティーボックスは暗証番号式です。使用方法は日本語での説明書も付いているので安心です。
セーフティーボックスを開けた様子
MSCベリッシマ
ミニバー・カフェ
電気ケトル、紅茶・煎茶のティーバッグ、ティーカップ
アイスペール、コップが備わっています。
冷蔵庫
冷蔵庫の中には有料のミニバーとしてミネラルウォーターやお茶、ジュース、お酒などドリンクが用意されています。ミニバーは全て有料ですがビュッフェレストランのドリンクバーは24時間無料で利用できるので、水筒など用意しておくと便利です。
ミニバーの価格はこんな感じで、船の中なのでちょっと高めですね。
MSCベリッシマ
船内のレストラン・ショップ
船内にはメインレストラン、ビュッフェレストラン、スペシャリティレストラン、バー&ラウンジ、数多くの飲食施設があります。オールインクルーシブなので基本的には3食無料で、メインレストランとビュッフェレストランの食事は誰でも無料で利用できます。レストラン・ショップの詳細は下記リンクより記事をご覧ください。
【MSCベリッシマ】クルーズ船内のレストラン・ショップを詳しくご紹介!
メインレストランのひとつ「ポジドニア」
ビュッフェレストラン「マーケットプレイスビュッフェ」
MSCベリッシマ
船内の施設・アクティビティ
船内にはウォーターパークや屋内外プール、シアター、カジノ、スパやサロン、ジム、ゲームやスポーツ施設、キッズ&ジュニア施設など様々なレジャー&エンターテインメント施設があり、一日中様々なアクティビティが用意されています。詳細は下記リンクより記事をご覧ください。
【MSCベリッシマ】船内施設・アクティビティを詳しくご紹介!
大型スクリーンを備えたメインプール「アトモスフィア・プール」
ウォータースライダーや各種プール、ヒマラヤンブリッジなど大人も子供も楽しめるウォーターパーク「アリゾナ アクアパーク」
MSCベリッシマ
寄港地観光
今回のクルーズは那覇発〜台湾(基隆)〜宮古島〜那覇1泊で寄港地でそれぞれ下船できました。寄港地での詳細は下記リンクより記事をご覧ください。
【MSCベリッシマ】寄港地「基隆」から「九份」へ!観光レポ!
基隆港は、高雄港に次ぐ台湾第二の規模を誇る台北市の外港です。
宮古島パイナガマビーチまでは、平良港から徒歩20分くらいで乗船客の方も多く見かけました。
MSCベリッシマ
スタッフ&客層
イタリア船なのでスタッフも多国籍で基本的には英語での会話となりますが、あまり英語がわからなくても特に困ることはありませんでした。船内でのアナウンスは英語・日本語・中国語で流れますし、日本語を話せるスタッフもいました。船内は陽気な雰囲気のスタッフが多く、気負わずに過ごせる雰囲気です。
私が乗船したのは沖縄〜台湾〜沖縄のツアーですが、台湾から乗船する方もいて客層はほとんどが日本人と台湾の方で割合は半々くらい、その他が1割くらいの印象です。
MSCベリッシマ
那覇港へのアクセス
那覇発着クルーズの発着港は「那覇港第二クルーズバース」です。那覇空港からタクシーで15分くらい、料金は2000円程かと思います。最終下船の際はタクシーは並んでいて待ち時間がありました。予約制のシャトルバスもあります。中心市街地からは少し離れていて、徒歩圏内には特に何もないようです。
MSCベリッシマ
まとめ
MSCベリッシマでの5日間クルーズとても楽しかったです。船内は非日常の空間で、特に何もせずに過ごしているだけでもいいですし、様々な施設やアクティビティがあり活動的に楽しむこともできます。宿泊したお部屋はビジネスホテルのような感じですが、バルコニーがあるのはやはり良く、海上の開放的な空気を感じつつ、場所や時間帯によって様々な景色を楽しめました。また、お部屋以外にも、船内のあちこちにくつろげる場所があるので良かったです。食事も美味しく、ビュッフェレストランは色々なメニューを楽しめました。船内で様々な催しや食事、寄港地での観光を楽しみあっという間の5日間でした。船に乗ってしまえば移動時間を気にせず海外や離島などあちこち行けて、優雅な旅を楽しめるのは最高でした。旅行代金は安くはありませんが日数や含まれる食事、交通費を考えたらけっして高くはないかと思います。リピーターが多いのも納得の、また行きたい大満足のクルーズでした。