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最終更新日:2024/02/15

おんせん県!【別府地獄めぐり】見どころポイントをチェック!

by Fish & Tips

別府地獄めぐりは、「海地獄」「鬼石坊主地獄」「かまど地獄」「鬼山地獄」「白池地獄」「血の池地獄」「龍巻地獄」、別府温泉に点在する7つの地獄を巡る別府観光の定番コースです。各地獄は源泉の成分によって青や赤、白など様々な色合いを見せそれぞれで異なる特色があり、国指定名勝も4箇所も。迫力満点のワニに出会えたり限定のお土産や名物など見どころもたくさん。今回は7箇所全てを巡り各地獄のみどころやアクセス方法をご紹介します。

海地獄

地獄めぐりの一番目「海地獄」。7つの地獄の中でも一際広く、お土産ショップやミュージアム、温室、グルメや足湯など地獄の他にも見どころが充実してており、どこか1箇所だけ観光するなら一番おすすめな「地獄」です。

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約1200年前、鶴見岳の爆発によってできた熱泉の一つで、名前の由来となった海のようなコバルトブルーの水面は一見涼しげですが実は摂氏98度もあるようです。国指定名勝にもなっていて、美しい青い池から煙が立ち上る光景はとっても幻想的。

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立派な藁葺き屋根の長屋門が入り口!

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中に入ると木々や花に囲まれた庭園が広がり、春には桜やつつじ、夏には日本一の大鬼蓮や睡蓮、秋には紅葉など四季折々の景色を楽しめます。私が訪れたのは冬場でちょっと寂しい感じ。

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熱を活かして育てられた熱帯性睡蓮。見頃は5月上旬~11月下旬頃。池から蒸気が立ち昇るのはちょっと不思議な感じですね。

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奥に進むと鮮やかな青い池の「地獄」が!間近の池からもうもうと煙が立ち上る様はやはり大迫力です。

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海地獄にはもうひとつ、赤い池の「赤池地獄」がありこちらも必見です。

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コバルトブルーの池の畔には赤い鳥居の「白龍稲荷大神」

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地熱を利用した温室

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地獄の源泉100%掛け流しの足湯も楽しめます。

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こちらの建物は1階がお土産ショップで2階がギャラリーとなっています。1階の「SHOP REN」では海地獄の源泉でゆでた名物「温泉ゆでたまご」や「地獄蒸しプリン」、海地獄限定のお土産品も販売しています。

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2階はおしゃれな雰囲気の「GALLERY AO」。別府地獄の今昔物語や地獄トリビア、四季折々の海地獄など地獄にまつわる展示をみることができます。

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入口付近のお店では、こちらも温泉の噴気を利用して蒸した地獄名物「極楽饅頭」を販売しています。入口のすぐ横にはカフェテリアもあり大分の郷土料理をはじめ、地獄蒸しプリンや激辛の地獄だんご汁など地獄ならではグルメも楽しめます。

鬼石坊主地獄

鬼石坊主地獄は、海地獄のすぐお隣にあり、園内にみどころのたくさんあった海地獄とは異なり小さめで手軽に回れる地獄です。

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海地獄から徒歩1分もかからない程の場所にある入口。施設奥には温泉「鬼石の湯」もあります。

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鬼石坊主地獄は泉温99度の灰色の熱泥がぼこぼこと沸騰する地獄。大小の球状に湧き上がる様が坊主頭に似ていることが名前の由来のようです。

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園内は庭園となっており、散策しながら何ヶ所かで地獄をみることができます。ぼこぼこと湧き出る熱泥眺めているだけで、不思議と時間が過ぎちゃいます

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園内には地獄の温泉を利用した足湯もあります。

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園を出たすぐ脇のお店では、名物の地獄蒸し焼きプリンや地獄特製ゆでたまごをはじめ、地獄蒸しグルメを楽しめます。

かまど地獄

「かまど地獄」は海地獄から徒歩圏内、地獄巡りの道と歩いてアクセスすることができます。園内には地獄1丁目~6丁目まで、特徴の異なるさまざまな湯の池があり、地獄だけではなく蒸気温浴や飲む温泉など体に良い極楽も体験できます。

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入口の前には観光記念の大かまどと鬼も設置されています。

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本物のかまどの鬼は、地獄三丁目前に。写真スポットですね。

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地獄はひとつひとつ色や温度が異なり、見た目でもパッと違いがわかるので面白いです。

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こちらは体に良い極楽のひとつ「のど湯」

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園内には売店やフードコーナーもあり、充実のグルメを楽しる他、砂蒸し足湯コーナーもあります。

鬼山地獄

かまど地獄から道を挟んで向かい側にある鬼山地獄は別名ワニ地獄。日本で最初に温泉熱を利用してワニ飼育を始めた施設で、園内には約80頭ものワニが飼育されています。地獄よりもワニの鑑賞がメインになりそう

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入口は趣のある雰囲気で、マレーシア・サラワク州の伝統建築のようです。

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地獄は入口を入ってすぐ。噴気がすごくてよく見えませんが、緑色がかった湯で泉温は99.1度もあるようです。

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鬼山という地名に由来した鬼山地獄、園内にはやはり鬼のモニュメントが。記念撮影スポットですね!

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マレーシア・サラワク州の伝統建築は展示室となっていて、世界一の大ワニとして知られた初代「イチロウ」の剥製や、骨格標本などが展示されています。

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初代イチロウの剥製

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園内を奥に進むとワニエリアがあり、たくさんのワニをかなり近くで見ることができます。何もないとおとなしいワニですがやはり迫力はすごい。曜日限定で(土日10時〜)餌付けが実地されてるので、その時間帯ならアクティブなワニを見れるようです。

白池地獄

白池地獄は鬼山地獄から道を挟んだ対面にあります。国指定名勝となっており、和風庭園が広がる落ち着いた優雅な雰囲気の地獄です。地獄の他にも温泉熱を利用した熱帯魚館や郷土美術の展示室、県指定有形文化財などもあり、小さめの園なのでゆっくりと見てまわれます。

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入口は和風の雅な感じ

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園内に入ると早速目に入るのは庭園に広がる大きな池。パンフでは青みがかった白色とのことでしたが、青というよりは緑白色の池で、時期によって池の中に繁殖している藻などの影響で緑色が濃くなるようです。

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園内では温泉熱を利用して熱帯魚を飼育しており、「熱帯魚館」ではアマゾンに生息する世界最大級の巨大魚ピラルクやピラニアなどの珍しい魚を見ることができます。

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熱帯魚館の出入り口にあるピラルクの剥製は触ってもOKとのこと

血の池地獄

血の池地獄は豊後国風土記に赤湯泉の名で記された日本最古の天然地獄。前の5つの地獄から車で約5分の少し離れたエリアにあります。こちらも国指定名勝の地で絶景の地獄です。

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入口は「地獄の入口」と書かれた地獄門。門の横には親しみやすい鬼の看板も。園の外にはレストラン「極楽亭」が隣接していてオリジナルの血の池バーガーや血の池地獄をイメージした地獄の極楽カレーなど名物メニューが。

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一面赤く染まったどろっとした熱泥の池はまさしく「地獄」の風情。大きな池で、奥の階段を上った高台からは池全景を見渡すことができます。

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おどろおどろしい池の周りには対照的なポップな鬼の顔出しパネルや熱血のモニュメントがあり平和な記念撮影スポットに。他にも鬼仕様の自動販売機や休憩スペースのテーブルなど鬼モチーフがあちこちにあります。

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園内には足湯コーナーもあります。透明に近い湯で泉質は酸性なので肌がすべすべになりそうな感じです。地獄めぐりで結構歩いているのでこの辺りでゆっくり足湯に浸かるのもおすすめです。血の池地獄を眺めながら足湯に浸かれます。

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池の横の売店では、血の池地獄から湧き出る粘土から作られた名物「血の池軟膏」を販売しています。血の池地獄限定の商品で皮膚病に効果があるようです。

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広々とした売店もあり、血の池プリンなど限定商品や地獄グッズをはじめ豊富な種類の別府土産を販売しています。地獄7箇所の中でも一番大きく、様々な品を取り揃えているのでお土産の購入を考えているならこちらがおすすめです。

龍巻地獄

龍巻地獄は血の池地獄に隣接する小さめの施設。別府市の天然記念物にも指定される間欠泉で、国指定名勝でもあります。間欠泉が見られる間隔は30〜40分ごとで、タイミングはアナウンスされています。

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入口は和風な感じで、入るとすぐお土産売り場となっています。園内は小さめのお土産売り場とジュース&ジェラートスタンドが併設されているのみで、ほぼ龍巻地獄をみるためだけの施設といった印象です。

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一定の周期で熱湯が噴き出す間欠泉の地獄。だいたいのアナウンスはありますが、いきなり豪快に噴き出す熱湯はすごい迫力です。屋根で止められていなければ約30mほど噴き出す力があるとか。ものすごい勢いと蒸気の噴出はだいだい5分程続きます。

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噴出前は透明な湯が溜まる静かな温泉の風情。

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地獄の周りにはベンチや石段が設置されているので座ってゆっくりと間欠泉の噴出を待つことができます。座ったまま間欠泉の鑑賞もできますよ。

アクセスと周辺

地獄巡りは、「海地獄」「鬼石坊主地獄」「かまど地獄」「鬼山地獄」「白池地獄」の海地獄エリアと、「血の池地獄」「龍巻地獄」の血の池地獄エリア、大きく2つのエリアに分けられます。各エリア内は徒歩で移動できますが、海地獄エリアと血の池地獄エリアは約3km離れていて車やバス、シェアサイクルなどを利用した移動となります。

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今回は車を利用したので、海地獄の駐車場に車を停めて徒歩で海地獄→鬼石坊主地獄→(車で移動)→かまど地獄→鬼山地獄→白池地獄と回りましたが、各地獄に駐車場があるので鬼石坊主地獄とかまど地獄の間も車移動しても良いかと思います。別府駅から路線バスでもアクセスできますし、入場券がセットになった定期観光バスも運行しています。

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海地獄エリアから徒歩すぐの鉄輪温泉街はレトロな街並みを楽しめる温泉街です。レストランやカフェなども充実しており、地獄めぐりの合間にちょっと足を伸ばしてランチや散策もおすすめ。名物地獄蒸しを体験できるレストランもあります。

まとめ

大小様々な地獄があり中にはさらっと見終わってしまうところもありますが、自然にものとは思えないような鮮やかな色や吹き上げる蒸気や熱気の不思議な光景は一見の価値あり。各地獄で特色も異なり、それぞれでしか販売していないお土産や名物もあるので、時間があるなら一度は7箇所の地獄巡りがおすすめです。

海地獄:売店◯大きい、飲食店◯、足湯◯
鬼石坊主地獄:売店◯、飲食店◯(園外)、足湯◯、(日帰り温泉あり)
かまど地獄:売店◯、飲食店◯、足湯◯
鬼山地獄:(ワニ園)
白池地獄:(水族館)
血の池地獄:売店◯大きい、飲食店◯(園外)、足湯◯
龍巻地獄:売店◯

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