イタリアミラノのレストランで食べるべき料理

1） オッソブッコ

オッソブッコは仔牛の骨がついたすね肉を煮込んだお肉料理です。すね肉と言っても全く筋っぽさは残らず、とても柔らかく骨の中にあるコラーゲンまで啜って頂けそうなくらいです。
レストランによって作り方は様々ですが、例えばトマトで煮込んだり、白ワイン、人参、セロリ、玉ねぎなどの香草野菜で煮込んだりする事があります。付け合せとしてはサイドにポテトメニューを添えたり、トラットリアのようなカジュアルな雰囲気で食べられる所では2つ目に紹介するリゾットミラネーゼと一緒に出される所もあります。

120225_Ossobucco_3, by weisserstier, CC BY

120225_Ossobucco_3, by weisserstier, CC BY

2） リゾットミラネーゼ

リゾットミラネーゼは料理名にミラネーゼとつくほど、ミラノではド定番の1品となります。どんなリゾットかと言うと至ってシンプルにオニオン、バター、サフランで味付けされた
黄色いリゾットです。材料だけを耳にすると味気ないように思えますがとてもシンプルで美味しいのです。特に、1番目で紹介したようにオッソブッコと一緒に出される事があるので
その肉汁、煮込んだソースが更に混ぜ合わさり美味しく頂けます。ミラノならではの料理ですので是非ミラノで食べてみてください。

Risotto allo zafferano, by gminguzzi, CC BY-SA

Risotto alla milanese with a parmesan cookie and grilled Italian ham, by Thomas Strosse, CC BY-SA

3） コットレッタアラミラネーゼ

こちらもミラネーゼとつくので、ミラノの言わばチキンカツレツのような感じでしょうか。と言っても、一般的にこちらも仔牛を使うことが多いのです。パン粉は日本のパン粉のように1つ１つが大きくなくもう少し細かいものですが、それを眩してバターとオリーブオイルでグリルしたものです。日本の揚げたチキンカツのようにサクサクっとしていないのですが、
バターを使っているせいかジューシーでレモンと塩・こしょうで味を整えて頂きます。サイドはローストポテトやトマトのサラダをのせているところが多いです。

Cotoletta alla milanese, by cyclonebill, CC BY-SA

Cotoletta di Vitello alla Milanese, by larryjh1234, CC BY

4） トリッパ　

トリッパと聞いてピン！と来た方は食通ですね。そうです、トリッパは日本語でハチの巣です。ホルモンなどが好きな人はきっとハマるかもしれません。所謂牛の胃を煮込んだ料理です。一般的にひよこ豆、野菜などをトマトソースで煮込んだものが多くその他にも白ワイン、ブイヨンなどで煮込んだものもあります。食感としてはちょっとコリコリ、モチモチとした感じでホルモン系独特の食感です。好き嫌いが分かれますが赤ワインにもピッタリの1品です。

Trippa Alla Fiorentina. Pecorino. Breadcrumbs. #IMissEurope #CookingForOne, by Special*Dark, CC BY-SA

Trippa alla Fiorentina - The Grill, Grossi Florentino AUD22, by avlxyz, CC BY-SA

5） アスパラギ　エ　ウオヴァ　アラミラネーゼ

とてもシンプルな1品ですがこちらもミラネーゼと付くのでご紹介です。新鮮なアスパラガスのグリルに半熟卵の目玉焼きが乗せられた1品です。お店によってはパルメジャーノチーズがかかっているところもあります。頂く際に半熟卵の黄身にナイフを入れ、とろりと黄身をさせながらそこにアスパラガスをディップして頂く前菜です。ハムやチーズ類の前菜に疲れてしまった時はこちらを選んで見て下さい。家庭でも真似できるレシピなので作ってみるのも良いでしょう。

Asparagus “Milanese”, by arnold | inuyaki, CC BY

Serving Suggestion, by The Urban Scot, CC BY-ND