ポーランド・クラクフの若者が集まるカジミエシュでユダヤ人地区の歴史に触れる
ポーランドの古都クラクフは、11世紀中頃から16世紀後半までポーランド王国の首都として繁栄した街です。「ポーランドの京都」と 表現されるほど街中には歴史的な建物や史跡が多く残されています。そんなクラク...
更新日:2020年4月13日
ポーランド南部のクラクフは、千年の歴史を持つ古都。首都のワルシャワと異なり、第二次世界大戦で空襲の被害をほとんど受けなかったクラクフは、歴史的な街並みを現在も留めています。数あるヨーロッパの歴史地区の中でも、クラクフの美しさは格別のもの。
今回は、クラクフの聖マリア教会をご紹介いたします。
筆者撮影
クラクフはポーランドの首都がワルシャワに遷都される17世紀までは、ポーランド王国の中心地でした。現在もこの地に残る聖マリア教会(Bazylika Mariacka)は、13世紀に造られたゴシック様式の教会です。
クラクフの旧市街の中心の中央広場に面する教会は、高い二つの塔が印象的な建築。壮麗な印象ながらも、一見はよくヨーロッパで見かける教会の風貌を持っています。しかし、聖マリア教会は、内部が想像を絶するほどの豪華絢爛でカラフルな教会です。
クラクフを訪れた際には、ぜひ立ち寄って欲しいオススメスポット。
筆者撮影
筆者撮影
教会に足を踏み入れてまず目に入るのは、その鮮やかな壁や天井の色合いです。ピンクやブルーを基調に細部まで細かい装飾が描かれています。
聖マリア教会ならではの独自の色合いは、思わずため息が出るほどの圧倒的な美しさ。
特に中心部の主祭壇のある空間は、迫力満点です。
筆者撮影
筆者撮影
15世紀にクラクフ市民の寄付により作られた木彫りの祭壇の中心部には、使途に囲まれている聖マリアの眠りが表現されています。祭壇は4つの扉があり、それぞれにも木彫りで伝承が描かれています。
祭壇の後ろにある美しいステンドグラスにも注目です。
筆者撮影
筆者撮影
筆者撮影
聖マリア教会の見どころは、教会内の壁や天井に施された繊細な装飾です。他のキリスト教会とは異なる独特の色使いは、一度見ると忘れる事ができない程の美しさ。
壁には細やかな彫刻や、聖人像がいたるところに飾られています。
美しさと可愛らしさ、そして不気味なほど神秘的で不思議な空間でもあります。
筆者撮影
筆者撮影
聖マリア教会への入場は、観光客は正面の入り口からではなく、教会の側面の入り口から入場をします。入場料は10PLZ、写真撮影を希望の場合は更に5PLZを支払い、写真撮影許可のシールを見える場所に貼りましょう。写真はフラッシュ撮影は禁止です。
筆者撮影
いかがでしたか?今回はポーランドの古都、クラクフ旧市街にある聖マリア教会をご紹介しました。
数ある教会の中でも、これほど印象に残る教会は多くはありません。ぜひポーランド旅行の際には、クラクフの聖マリア教会を訪れて見て下さい。
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