Hotel room and Singapore view by fotolia - © Nikolai Sorokin

まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

この記事をシェアしよう!

シンガポールのホテル事情や予約方法!

観光都市であり商業の国際的拠点でもあるので、遊びやリラックス、ビジネスと、どんな目的にも対応するホテルが揃う。数ある選択肢からぴったりの宿を選びたい。

宿泊するホテルはどう選ぶか?

ビジネスの中心地なだけあって、ビジネスユースのホテルが充実している。観光の拠点でもあるので歴史的な名門ホテルから高級ホテル、世界的に知られるチェーン・ホテル、おしゃれなデザインホテルからゲストハウスまで、利用客の目的や予算、エリアに応じた豊富なタイプの宿泊施設が用意されている。一般的にアジア圏としては高額だが、クーポンやオンラインサービスなどを利用する方法もある。ホテルの宿泊料金は季節などにより変動があり、オフシーズンには正規料金よりも半額近い値下げとなることもある。

ホテルの種類

コロニアル・ホテル

ラッフルズとグッドウッド・パークが、イギリス植民地時代から営業している2大ホテル。フラトンはホテルとしての歴史はまだ浅いが、植民地時代の建物を利用し雰囲気を再現している。宿泊しなくても、ホテル内のレストランやバーなどの施設を利用すれば、コロニアル気分に浸ることができる。

HI361783648

デザインホテル

建築家やアーティストがデザインにこだわったホテル。設備は無駄なものは省き必要最小限に厳選。その分、料金は使いやすい設定になっていることが多く、旅慣れた旅行者を中心に人気が高い。

HI233368834

高・中級ホテル

国際的なチェーンや、シティホテルなど、数多くのホテルがある。どこも基本的な設備は整っているので、料金と立地で吟味したい。エアチケットとのパッケージになっているのも、多くはこのクラス。

HI361838250

エコノミーホテル

土地が狭いシンガポールでは探しにくいが、ドミトリーやユースホステルなど、安く泊まれるホテルもある。安いホテルは、ラブホテルとして使われていることもあるので、気になる人は避けたい。

HI184429536

ホテルを予約する

各ホテルのサイトで予約する

ホテルに直接、電話やファクスで予約もできるが、オフィシャルサイトならオンライン上で予約ができるうえ、お得な情報が満載なのでチェックしてみたい。インターネット予約限定の特別料金や食事・スパ付のパッケージ料金、直前割引が設定されていることもある。

ホテル予約サイトを利用する

ホテルの宿泊料金は季節によって変動があり、オフシーズンには正規料金よりも半額近い値下げをするホテルもある。日本の旅行会社を通して予約すれば簡単で安心だが、ホテルのランクや数は限られる。インターネットのホテル予約サイトなら幅広く比較検討でき、割安料金で見つけられる。支払いはカードでのWeb決済と現地決済の場合がある。バウチャー(予約確認書)は忘れずに印刷して持参しよう。

●エクスペディア  www.expedia.co.jp
●アップルワールド appleworld.com
●H.I.S. VACATION hotels.his-vacation.com
●agoda www.agoda.jp
●Booking.com www.booking.com
●JHC www2.jhc.jp

日本の予約事務所(レップ)で予約する

国際的なホテルチェーンでは、日本に予約事務所(レップ)を置いているところが多い。電話で問い合わせができるし、言葉の心配がないので安心だ。本書ではホテルのデータ欄に「日本での問い合わせ先」を掲載しているので活用したい。

現地で探す

オーチャードのビジターセンターなどで、ホテルの予約が可能。またホテルに直接行っても、空室があればもちろん宿泊はできる。ただ、深夜や暑い日中に、街なかを大きな荷物を持ってウロウロしながらホテルを探すのは、かなりの負担。日本で予約をしていくことを強くおすすめする。

*インターネットで予約する手順*

以下はホテル予約専用サイトを利用する際の一例で、どこも同じような手順をとる。サイトにアクセスしたら、まず希望の地域を選択。次に利用できるホテルが表示され、各ホテルの詳細情報を見ることができる。海外のサイトを使った際は、日本人用のアフターサービスが整っていないことがあるので、ホテル側にも確認をとっておいたほうが無難。

①予約専用サイトにつなげてホテルを選ぶ
希望に合わせてエリア、チェックインの日付や宿泊日数を入力し、ホテルを絞る。
②ホテルの詳細情報をチェックする
ホテル一覧のなかから絞り込み検索をして、好みのホテルを探す。
③ホテルを決めたら予約手続きへ
出発日、搭乗機の便名、宿泊者の名前など、必要事項を入力し予約画面へ。

ホテルの設備とサービス

チェックインからチェックアウトまで

チェックインは14時から、チェックアウトは正午までが一般的。到着予定時刻より遅れるときは連絡を入れておきたい。レセプションで名前を告げ、予約確認書(バウチャー)とパスポートを提示する。ホテルや予約方法によっては、保証金(デポジット)が求められるので、クレジットカードを提示するか現金で払う。保証金は滞在中の追加料金に充当され、何もなければチェックアウト時に全額戻る。宿泊カードに住所などを記入し、キーを受け取る。

貴重品の管理

中級クラス以上のホテルなら、たいてい客室にセーフティボックスがある。パスポートなどの貴重品はしまっておこう。暗証番号を入力する形式の場合は、うっかり番号を忘れないように。

客室設備

ドライヤー、冷蔵庫、湯沸かし器とインスタントコーヒーやお茶の無料のサービスは、中級以上のホテルならたいてい整っている。多くのホテルはバスタブとシャワーが一緒で、トイレも同じ部屋になっている。安いホテルではバスタブがないことも多く、高級ホテルでもない部屋もあるので、必要な人は予約時に確認しておきたい。

レストラン&バー

ホテル内にあるレストランなどでは、ドレスコードが決められていることもあるが、スーツ、ネクタイの正装まで求められることは、ほとんどない。支払いはデポジットを取るホテルならば、チェックアウト時に精算することもできる。その場合は、伝票にルームナンバーとサインを記入する。

インターネット通信

大手ホテルなどでは客室やロビーで有線または無線のLAN接続ができるところが多い。LANケーブルはフロントで借りることもできる。ネット利用が無料か有料かはホテルにより異なるので確認を。24時間S$20程度が一般的な料金だ。ホテル内で無線LANを使うときは、フロントに接続用のSSIDや暗号キーを事前に教えてもらう。ビジネスセンターにPC機器を用意しているホテルもある。

コンシェルジュを利用

一流ホテルには必ずいて、宿泊客のニーズに応えてくれる旅行者の心強い味方がコンシェルジュ。観光ツアーや、車の手配、レストランやエンターテインメント・ショーの予約など、さまざまな相談に応じてくれる。デスクはたいていロビーにあるので、気軽に利用したい。

ホテルのマナー

●チップ 
宿泊料金にサービス料10%が上乗せされて請求されるので基本的に不要。従業員がチップをあてにして生活をしていることもないので、特別にサービスを受け、感謝の気持ちを伝えたいときに渡す程度でいいだろう。

●喫煙
シンガポールでは、屋内での喫煙は基本的に禁止されている。ホテルも喫煙ルームが少なくなったので予約時に確認のこと。禁煙ルームはベランダでも喫煙できない。

観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。

奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ シンガポール」です。掲載している情報は、2015年4月〜8月にかけての取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。