2017年11月25日

シンガポール

いざというときの為に!シンガポールの治安・トラブル対策!

by Fish & Tips

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世界でも有数の安全で美しい国のひとつだが、トラブル対策はしておきたい。

治安 SAFETY

シンガポールの治安状況 SAFETY IN SINGAPORE

犯罪率が低いシンガポールは日本と同様に安全で美しい街といわれている。たしかにオーチャードの界隈やシティ・ホールの周辺、マリーナ地区一帯などはゴミもほとんどなく、安全に観光やショッピングが楽しめる。しかし、日本でも気をゆるめればスリや置き引きに遭うのと同様、シンガポールでも窃盗犯罪は後を絶たない。とくに多額の現金を持っていると思われている日本人は狙われやすい。シンガポールとはいえ外国であることに変わりはなく、“犯罪率が低いこと”イコール“犯罪がないこと”ではない。とくに危険といえるエリアはあまりないが、どんなに安全なエリアでも夜の街を女性が一人歩きをすれば、好奇の目で見られるのはシンガポールでも同じだ。
外務省海外安全情報 www.anzen.mofa.go.jp

知っておきたいおもな罰則と罰金 PENALTIES

“Singapore is a fine country”といわれるが、この場合のfineは罰金という意味。街が美しく保っているのはやたらに科せられる罰金のせいかと思いたくなるほど、罰則、罰金が多い。もちろん外国人でも対象になるので気をつけたい。

【おもな罰則と罰金の最高額】
ゴミのポイ捨て S$1000
禁煙場所での喫煙 S$1000
地下鉄内の飲食 S$500
非常ベルを間違って押した S$5000
トイレの水の流し忘れ S$150
横断禁止エリアでの横断 S$100
ガムをかむ、海外からガムを持ち込んだ S$10万

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緊急時の連絡先

・警察 Police 999
・消防/救急 Fire/Ambulance {190554}995
公衆電話からの場合、上記の緊急の電話は無料でかけられる。

・在シンガポール日本国大使館 The Embassy of Japan in Singapore
6235-8855
www.sg.emb-japan.go.jp
・シンガポール日本人会 The Japanese Association, Singapore
6468-0066
www.jas.org.sg
・シンガポール日本商工会議所 Japanese Chamber of Commerce & Industry, Singapore
6221-0541
www.jcci.org.sg

トラブル事例と対策 Trouble Cases & Countermeasures

【空港で】
事例1.
到着ロビーで女性の客引きに日本語で声をかけられ、白タクをすすめられた。タクシー乗場が混んでいるからと応じたところ、タクシー乗場以外に停車していたメーターをつけていない高級車に乗せられ、運転手に法外な料金を請求された。

対策1.
待ち時間がかかっても正規のタクシー乗場を利用し、メーター付のタクシーに乗り、メーターを作動させたのを確認する。日本語で話しかけられたら、警戒は怠らず、白タクには絶対に乗らない。

【街なかで】
事例2.
犯人の2人が被害者を前後から挟み、前方の犯人が被害者の目の前でコインなどを落として注意をそらせ、その隙に後方の犯人がスリを働く。犯人にはさらに仲間がおり、盗んだ金品は次々とリレーされ、犯人はバラバラに逃走してしまう。

対策2.
多額の現金を持ち歩くのを避け、ハンドバッグはたすき掛けにして、体の前で抱えるようにして持つ。妙な距離感で近づいてきた人には警戒し、歩きを早め、その場を離れるようにする。

事例3.
道をたずねるふりや助けを求めるふりをして被害者に近づいて相手の警戒を解き、バッグなどをひったくる。

対策3.
言葉ができない素振りをし、離れる。ズボンの後ろポケットには財布を入れない。

事例4.
まず、被害者の背中にクリーム状のものをかける。自分がかけたことはおくびにも出さず、逆に親切を装って拭き取るふりをし、被害者の注意を完全にクリームのほうに向けておいて、財布をする。

対策4.
クリームなどをつけられてもあわてた様子を犯人人側に見せず、むしろ警戒心を持つ。手伝おうとしてくれる人すべてがあやしいわけではないが、拭ってあげると言われても、決然とした態度で断ろう。注意をバッグからそらさないように気をつける。

事例5.
被害者の狙いをあらかじめつけておき、後ろから急接近したり、すれ違いざまに被害者のバッグをひったくる。犯人がオートバイに乗って車道寄りを歩いている人のバッグをひったくるケースも多い。

対策5.
道路を歩くときは、車道側を避け、建物側を歩くようにする。その際、貴重品の入ったバッグは、たすき掛けにし、体の前で抱えるように持つ。

【ホテルで】
事例6.
チェックイン、チェックアウトの際に、騒いでいる人がいるので気をそらした隙に足元に置いておいた貴重品の入ったアタッシェケースを置き引きされた。

対策6.
足元に荷物を置かざるを得ないときは足の間に挟むようにして置く。つねに、荷物が体に触れているようにしたい。

事例7.
ホテルの従業員を名乗るのでドアを開けたところ、客室に押し入られ、セーフティボックスの解錠を強いられたうえ、金品を強奪された。

対策7.
応対はチェーンをかけたままする。何かを依頼した覚えのないときは、相手を待たせ、その場でフロントに確認する。

【ショッピングで】
事例8.
犯人は買物に夢中になっている人に狙いをさだめ、被害者に背後から近づく。ハンドバッグをカミソリなどで切り取り、財布や貴重品を抜き取る。

対策8.
ショッピング中も周りには警戒を怠らないようにしたい。バッグは抱えるようにして体の前で持つ。

事例9.
洋服の試着中に、試着室のカーテンの下から手が伸び、床に置いておいたバッグや荷物を置き引きされた。

対策9.
試着室で荷物を置くときは、外から手の届きにくい奥のほう、目の届くところに置く。

【レストランで】
事例10.
ビュッフェ式のレストランで、料理を取りに行くとき、邪魔になるのでバッグの見張りを連れに頼み席を離れたところ、連れが犯人の一人に気をそらされ、その隙にバッグが盗まれた。

対策10.
犯人はグループのことが多く、一人は気をそらすことをし、その隙にもう一人が盗むというパターンが多い。料理を取りに行くときもバッグは持って行く。

事例11.
ホーカーと呼ばれる屋台やフードコートでの食事中にテーブルや椅子の上に置いておいたバッグが盗まれた。

対策11.
椅子の背がないときは、多少食事がしにくいが、バッグは膝の上に抱え持つ。

事例12.
レストランでバッグを椅子の背にかけておいたところ、盗まれた。また、財布をポケットに入れた上着を椅子の背にかけておき、財布のみ抜き取られた。

対策12.
バッグは椅子の背と腰との間に挟むように置く。上着を脱ぐときは貴重品を出し、クロークに預ける。

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Singapore, by Aleksandr Zykov, CC BY-SA

病気╱けが HEALTH

旅行者がかかりやすい病気 DISEASE

■過労
時差は1時間なのでさほど問題ないが、飛行時間が7時間強かかり、意外と長い。しかも、深夜便に乗った場合には、フルで仕事をしたあと、翌朝現地に着きまたフルに動くというパターンになりがち。機内で十分睡眠をとり、体を休めないと疲れが溜まっていく。

■風邪
屋外は熱帯の蒸し暑さだが、建物の中に入ると冷房が非常に効いており、寒暖の差が激しく、風邪をひきやすい。

■下痢・胃腸疾患
中国料理にしても東南アジアの料理にしても、油や香辛料を多用する。そのうえ、水道水は飲用に問題ないとはいえ、胃腸が弱い人は慣れない水では下痢をしやすい。とくに氷などに使われていると、飲料と一緒に氷の溶けた水を飲んでしまうので注意したい。

シンガポールの医療システム

医療の水準は高く、日本と同程度のレベルだが、医療システムはかつての統治国、英国の影響を受けている。医師はGP(General Practitioner)と呼ばれる一般総合医と専門医に大別される。まず一般総合医のクリニックで診察を受けてから、必要に応じて私立病院にいる専門医を紹介してもらうのが一般的だ。ただ、直接専門医にかかっても問題はない。

交通事故 TRAFFIC ACCIDENT

短期の旅行者がシンガポールで運転をすることはあまりないが、事故に巻き込まれないようくれぐれも注意したい。交通事故の原因としては、①スピードオーバー ②車間距離が狭い ③合図なしの進路変更 ④歩行者の横断歩道以外での横断などが挙げられる。

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Another low traffic day in Singapore, by Shaun Garrity, CC BY

海外旅行保険 TRAVEL INSURANCE

病気や事故に遭う可能性は非常に低いが、万一に備えて保険には必ず加入しておきたい。医療システムの違いに戸惑うことも多い。病院の紹介、病院との交渉、入院費、通訳の手配など、保険会社に任せられる。

シンガポールの病院 HOSPITALS

病院は政府系の公立病院と私立病院があり、私立病院の医療費は高額だが設備は整っている。救急車で運ばれるのは公立病院だが、常時混雑しており、重症患者が優先される。

【日本語が通じるおもな病院】
・ジャパングリーンクリニック Japan Green Clinic
6734-8871(本院)
診療科目●内科、外科、小児科、耳鼻咽喉科、婦人科など

・ラッフルズジャパニーズクリニック Raffles Japanese Clinic
6311-1190(本院、日本語専用)
診療科目●内科、産婦人科、歯科、皮膚科

・日本メディカルケアー Nippon Medical Care
6474-7707
診療科目●内科、外科、小児科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、消化器科、皮膚科など

シンガポールの薬局 PHARMACY

基本的に医師の処方箋が必要だが、頭痛薬、胃腸薬などの大衆薬なら薬局で市販している。シンガポールでは薬品は輸入に頼っているので日本の薬も売られている。

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緊急時の対応

●保険会社の提携病院へ
保険会社に連絡
海外旅行保険に入っており、旅先での病気や事故で医師の診察が必要になったときは、保険会社のアシスタンスサービスを利用し、病院を紹介してもらう。24時間、日本語で対応してくれる。

治療
海外旅行保険証を持って、指定された病院で治療を受ける。キャッシュレス提携病院なら支払いは不要。

●緊急を要する場合
救急車で病院へ
ホテルのフロントに連絡、相談し、救急車を呼んでもらうなどして病院へ向かう。

治療
病院で医師の治療を受ける。治療費は立て替えで支払う。治療費や薬代の領収書のほか、診断書を受け取る。

保険会社に連絡
帰国後、保険会社に連絡し、領収書、診断書などを提出する。

盗難╱紛失 THEFT & LOST

盗難╱紛失の際の対処 IN CASE OF THEFT & LOSS

盗難に遭ったり、紛失をしてしまうと、旅の楽しさは半減してしまう。いくらシンガポールが安全とはいえ、置き引きやスリ、ひったくりなどの犯罪は絶えない。いずれも単独犯ではなくグループの犯行が多く、手口は巧妙で騙されやすい。用心すればある程度は防げることもあるが、まず、命を守ることが第一であることを忘れずにいたい。残念ながら盗まれた物が返ってくる可能性は少ないが、万一、盗難に遭ったり、紛失をしたら、最寄りの警察で盗難・紛失届出証明書(Police Report)を作成してもらう。

盗難・紛失に備える

■ パスポート
顔写真があるページのコピーをとっておくか、パスポート番号や発給日、発行地などを控え、パスポートとは別の場所に保管しておく。パスポート用の顔写真2〜3枚も用意しておくとよい。

■クレジットカード
カード番号と有効期限を控え、発行会社の緊急連絡先も調べておく。暗証番号は絶対に他人に教えないこと。暗証番号のメモなどの管理にも注意。不正使用されても補償されないことがある。

■航空券(eチケット控え)
eチケット控えは航空会社の窓口で無料で再発行可能。本人確認のため、購入時のクレジットカードやパスポート番号が必要になることも。便名や出発時刻は別に控えておきたい。

盗難・紛失時の対応

【パスポート】
①警察に届け出
盗難・紛失届け出証明書を発行してもらう

②日本大使館に届け出
渡航書の発給申請
警察の証明書、顔写真2枚、運転免許証など国籍を確認できる書類、帰りの航空券を用意して日本大使館へ連絡。窓口で「帰国のための渡航書」を申請する。

③発給
渡航書は1〜2日で発給されるが、他の国へは入国できない。現地でパスポートを申請する場合は3日ほどかかり、戸籍謄(抄)本が必要。

【貴重品】
①警察に届け出
盗難・紛失届け出証明書を発行してもらう

②帰国後、保険会社に申請
現金は補償対象外だが、荷物などの盗難は補償される。帰国後、警察の証明書とともに、購入時の領収書などの必要書類を揃えて保険会社へ申請する。

③保険金給付
保険金が払われるには必要書類を送付したあと30日くらいかかる。保険会社ごとに条件、限度額があるので事前に確認しておきたい。

【クレジットカード】
①カード会社に届け出
失効手続き
不正使用されないよう、すぐにクレジットカード会社の緊急連絡先へ電話する。名前、カード番号、最後にカードを使った店名と金額などを告げ、カードの停止手続きと再発行を依頼。あわせて現地警察へも届け出て、紛失・盗難届出証明書を発行してもらう。

②再発行
再発行までの日数や手数料は会社により異なるが、臨時カードを発行してもらい、現地滞在中だけ使うことができるサービスもある。

【国際キャッシュカード・国際デビットカード】
①発行会社に届け出
利用停止手続き
紛失・盗難に気付いたら、すぐに発行元の金融機関へ連絡して、利用停止の手続きをする。オンラインで手続きができる場合もある。指示があれば、警察で盗難・紛失届け出証明書を発行してもらう。

②再発行
帰国後の再発行が多い。会社によっては、現地で緊急カードを受け取れることもあるが、通常は有料で日数がかかる。

トラベルデイズ シンガポール

  • 発売日:2012年07月02日

筆者 : Fish & Tips

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奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ シンガポール」です。掲載している情報は、2015年4月〜8月にかけての取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。
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