2017年12月24日

ドイツ

ドイツ出発前の準備 パスポート、ビザは?

by Fish & Tips

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楽しみな海外旅行を最高のものにするために、必要な準備はしっかりと、なるべく手際よく進めたいもの。段取りや、知っておくべき知識をあらかじめ吸収しておき、必需品など、出発前にあわてないように余裕をもって揃えて、快適な旅行に備えたい。

出発前の準備

肝心なのはパスポートと航空券

パスポートとビザ(PASSPORT & VISA)

パスポート(旅券)PASSPORT

パスポートは海外で自分の身分を証明する公的な書類。これがなければ外国の出入国も日本の出入国もできない。旅行の予定が決まったら、まずはパスポートを取得しよう。 すでに取得している場合は、まず有効期限をチェック。入国に必要な残存期間を満たしていない場合は、パスポートを更新しなければならない。原則的に有効期限まで1年を切っていれば、いつでも更新手続きが可能。

パスポートを作る 
パスポートには、発行日から5年間有効なものと、10年間有効なものがあり、どちらかを選ぶことができる。ただし20歳未満の場合は申請できるのは5年旅券のみ。申請から受領まで通常8~10日かかる。申請する場所によっては、もっとかかることがある。写真の規格や身分証明書の種類などの規定が細かく決まっているので、申請時に外務省のウェブサイトなどで確認したい。

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■申請のために用意するもの
➀一般旅券発給申請書(申請窓口にある)
➁戸籍謄(抄)本 1通
➂写真(縦45㎜×横35㎜) 1枚
➃申請者本人を証明する書類
※住基ネットワークで確認ができない人は住民票が必要

■申請する場所
住民登録をしている都道府県または市町村のパスポート申請窓口

■受領のために必要なもの
➀申請時に渡された受理票 
➁手数料外務省パスポートA to Z
www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport

■パスポートの交付(受取)手数料
【10年旅券】
満20歳以上 1万6000円
【5年旅券】
満20歳以上・満20歳未満 1万1000円
満12歳未満 6000円

必要なパスポートの残存有効期間(TERM OF VALIDITY OF PASSPORT)

滞在日数
ドイツへ入国する場合、パスポートの有効期間は出国予定日から3カ月以上残っていればよい。ただし、EUのシェンゲン協定加盟国(下記)を経由する場合は、最初に到着した加盟国で入国審査を受けるため、その国が定めた有効期間が必要。原則として加盟国での合計滞在日数+3カ月以上あれば大丈夫だ。

ビザ(VISA)

90日以内の観光またはビジネス目的の滞在ビザ不要
ビザ(査証)は入国に必要な書類のひとつ。ドイツの場合は、観光や商用で90日以内の滞在ならばビザは不要。ただし、ドイツはシェンゲン協定に加盟しているため、「協定加盟国での滞在日数は180日間に合計90日まで」という制限がある。たとえば、ドイツとフランスに90日ずつ連続で滞在することはできない。ヨーロッパを周遊する場合は注意したい。その他の場合はドイツ大使館などに確認し、必要なビザを取得する。

ドイツ連邦共和国大使館
[電話] 03-5791-7700 
www.japan.diplo.de
大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館
[電話] 06-6440-5070 

シェンゲン協定

欧州各国間の国境検査の撤廃を目的とした協定。ヨーロッパ諸国を旅行する際、入国審査は最初に到着した加盟国で、出国審査は最後に出発する加盟国で行なわれ、加盟国間は国内移動と同様に扱われる。出入国審査だけでなく、税関検査もない。実施国はドイツ、フランス、イタリア、スイス、オーストリア、スペイン、ポルトガル、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、ギリシャ、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フィンランド、マルタ、スロヴェニア、ポーランドなど26カ国。イギリスは加盟していないので注意したい。(2016年2月現在)

ワーキング・ホリデー

2カ国間の文化交流を促進させるために、18歳以上30歳以下の若者が最長1年間の休暇を過ごせるようにした制度。国内でのアルバイトが認められているのが特徴。日本国籍を持ち、親族(子どもなど)が同行しないこと、滞在期間中有効な旅行保険に加入していること、渡航後の生活費を持っていることなどの条件がある。ビザはドイツ大使館や総領事館で申請する。

日本ワーキング・ホリデー協会
www.jawhm.or.jp

航空券 AIR TICKET

航空券には種類があり、旅行者がよく使うのは、PEX航空券か格安航空券の2種類だ。PEX航空券は航空会社、格安航空券は旅行会社で買う。季節により料金が異なり、料金には運賃のほかに、空港使用料や燃油代などが加算される。時期やマイレージのことを考えるとPEXのほうが割安なこともある。

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PEX航空券(PEX AIR TICKET)

PEX運賃とは正規割引料金のこと。PEX航空券には、IATA(国際航空運送協会)に参加している航空会社で共通に使えるIATA PEX航空券、各航空会社が独自に料金を決めるZONE PEX航空券、事前に購入する時期が限定されているAPEX航空券などがある。予約時に便名を確定できるほか、各種サービスも良いが、格安航空券に比べると料金は高め。

格安航空券(DISCOUNT AIR TICKET)

旅行会社が団体ツアー用に仕入れているチケットを個人に販売するため、低料金。そのため期間が短いものや帰りの便を変更できない航空券が多い。価格競争により、非常に安い航空券も出回っているが、便名が確定しない、申し込みが殺到しオーバーブッキングになる、複数の旅行会社間でダブルブッキングになるなどのトラブルも起きやすい。

■格安航空会社(LCC)について 
運航コストの軽減や機内サービスの簡略化・有償化などにより、低料金での運航を可能にした航空会社。ローコスト・キャリア(LCC)とも呼ばれる。航空券の購入時期を問わずキャンセル料は100%かかることが多いので注意。

オプショナルツアーの予約 RESERVATION OF AN OPTIONAL TOUR

短時間で効率良く観光したい場合は半日〜1日の観光バスツアーがおすすめ。治安の面で不安な場合もホテル送迎が付くナイトツアーなら安心。郊外への日帰り旅行や交通の便が悪い街への観光もツアーを利用するほうが時間と手間の節約になる。申し込みも日本からオンラインで日本語予約できる会社が多い。

パッケージツアーと個人旅行

初めてでも安心のパッケージツアー
旅の手配や段取りの手間が省け、現地でのコミュニケーションなどに不安を感じる人に最適。時期や行き先によってはリーズナブルなものも多い。ホテルやツアーなど組み合わせ自由なセミオーダー式のツアーにも人気がある。

ホテルライフにこだわるなら
個人旅行ホテルにこだわりたい、自由に現地で過ごしたい、そのための手配も旅の一部と思えるという人にはおすすめ。料金的には航空券、ホテルだけがセットの自由度の高いパッケージツアーもあるので、比較して選ぶのもひとつの方法。

日本から電話をかける

ドイツへの国際電話の国番号 49
KDDI、NTTコミュニケーションズ、ソフトバンクなどの電話会社の識別番号、国際電話の識別番号010、49の国番号に続けて、相手先の電話番号(市外局番の最初の0は不要)をプッシュする。マイライン、マイラインプラスに加入しているときは、010からの番号をプッシュする。

ドイツへ(例)030-123456へかける
●-010-49-30-123456

・国際電話会社の識別番号(●部分)
KDDI 001
ソフトバンク 0061
NTTコミュニケーションズ 0033

・国際電話識別番号(010部分)

・国番号49

・市外局番の最初の0は取る(30部分)

お金の準備 MONEY

ユーロへの両替は日本でもドイツでも可能だが、ドイツの空港到着後、バスやタクシー、地下鉄など交通機関を利用するときに必要な場面が出てくるので、日本を出国する前に大手銀行や空港の両替所でユーロの現金を手に入れておきたい。

旅の予算(TRAVEL BUDGET)

費用 
旅先では、宿泊代、食費、交通費、観光施設での入場料など、意外と出費がかさむ。支出のうち、最も大きな割合を占める宿泊費と食費を中心に、1日に必要な費用の目安を見てみると、だいたい以下のようになる。都市部の中級ホテルではシングルが€70~、ツインは€85~。田舎ではシングルが€60~、ツインが€75~。一方、プライベートホステルなどは1泊朝食付で€20~25くらい。食費に関しては、ランチが€8~10、夜はビールなども付いて€25程度。ソーセージやサンドイッチなら€4~6で済むことも。こうしたものと市内の交通費や入場料などを合わせると、標準的な予算で1日€130(1万6000円程度)くらいは必要になる。がんばって宿泊費、食費を節約すれば、€90くらいで過ごすことも可能だ。

1日分の費用の目安(1人分) 
●宿泊費(1室あたり)6200〜8万7500円(€50〜700)
●交通費{tab}500〜2500円(€4〜20)
●食事代 3700〜1万円(€30〜80)
●入場料 無料〜3700円(€0〜30)
※€1=125円で計算しています。

日本での両替(EXCHANGE IN JAPAN)

空港からホテルに着くまでに必要な現地通貨は、日本で用意しておきたい。空港からドイツ市内までの交通費と、ホテルでのポーターへのチップ代が必要だ。到着日が日曜や祝日で銀行が休みであれば、もう少し余裕をもちたい。為替相場にもよるが、ユーロは日本で両替しておいたほうが一般的にレートが良い。両替できる場所は選択肢が広く、手数料やその店までの交通費なども考えて選びたい。

銀行 
USドルやユーロなど、主要外貨であれば、ほとんどの都市・地方銀行、大きな郵便局で両替ができる。日本での両替は紙幣のみ可能。出発前に空港内で替えるのが楽。

外貨両替ショップ 
今は銀行だけでなくFX業者や金券ショップでも両替ができる。銀行に比べレートが良い業者が多い。

外貨宅配サービス 
銀行では三井住友銀行、FX業者ではトラべレックスなどが行なっており、希望の通貨を代引きで自宅や勤務先など指定の場所へ指定日に届けるサービス。少額の場合は送料がかかる。

物価

ドイツの物価は世界的に高く、日本とほぼ同様。なかには日本以上に値段の高いものもある。一方で、カルチャーの国らしく、オペラなどは日本より安く鑑賞できる。都市によって物価も違い、買物などは工夫次第で低コストに抑えることも可能。メリハリをきかせて上手に楽しみたい。

・ミネラルウォーター €1.20(約190円)
・ビール 1ℓ€8(約1000円)
・グラスワイン €5〜7(約630〜880円)
・ブレッツェル €1(約125円)
・カフェ €1〜3(約120〜360円)
・たばこ €4.60(約580円)
・タクシーの初乗り €3.90(約490円)
・Uバーンの料金1回 €2.70(約340円)
・路線バスの料金 1回 €2.70(約340円)
・ミュージアムの入場料 €10(約1250円)

クレジットカード(CREDIT CARD)

多額の現金を持ち歩くのは危険なので、可能な限り支払いはクレジットカードで済ませたい。また、ホテルにチェックインする際などにはデポジットに使え、身分証明にもなる。

利用限度額を調べておく 
海外で高額な出費を予定しているときは、出発前にカード会社に問い合わせておきたい。限度額を上回って利用したい場合は増額してもらう。

暗証番号を調べておく 
ATMでキャッシングする際などに必要。また、ICクレジットカードの場合、ドイツでは支払いの際にも暗証番号の入力が必要になることが多い。カード会社に電話などで問い合わせれば教えてもらえるが、回答は郵送になることが多い。

カードに付帯している海外旅行保険に注意 
海外のクレジットカードと提携しているものや海外の加盟店でも使えるカードには、海外旅行保険が付帯しているものが多い。ただし、カードによって保険が適用される範囲や適用開始の条件などが異なるので、いざというときのために事前に確認しておきたい。

カード情報のスキミングに注意 
カード番号などカードの情報を盗まれ、勝手に使用されて引き落とされたというようなことがないよう、カードは信頼できる店で使用しよう。

国際キャッシュカード(INTERNATIONAL CARD)

プラスPLUSやシーラスCirrusなどと提携するATMを利用して、自分の銀行口座から現地通貨で現金が引き出せる。楽天銀行、新生銀行、シティバンクなどによるサービスがある

手数料 
利用する銀行やATMにより異なるが、換算レートに3〜4%の手数料が加算され、引出手数料が1回ごとにかかるものもある。

トラベルプリペイドカード(TRAVEL PREPAID CARD)

専用口座にチャージした額だけ利用できる海外専用のプリペイドカード。提携ATMで現地通貨を引き出したり、提携ショップやレストランでは、サインのみで支払いも可。引出手数料や利用限度額があるが、使いすぎる心配がなく、紛失・盗難時のサポートがあるため、現金より安心。パスポートなどの身分証があれば申し込むことができる。JTBやクレディセゾン、トラベレックスが発行。

ドイツのおすすめホテル

トラベルデイズ ドイツ

  • 発売日:2013年03月15日

筆者 : Fish & Tips

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奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ ドイツ」です。掲載されているデータは、2015年12月〜2016年3月の取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。 最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。
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