2017年12月21日

ドイツ

ドイツ【コブレンツ】ラインとモーゼル、2つの川が交わる古都

by Fish & Tips

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4つの中級山地と広大な森、緑地、川の流れが街を囲み、独特の景観をつくる。教会や宮殿、かつての貴族の館や堂々とした市民の館がコブレンツ2000年余の歴史の偉大な遺産として残る。

インフォメーション

●市庁舎観光案内所 (Tourist-Information Rathaus)
0261-130920、Jesuiten platz 2
9:00(土曜10:00)〜19:00、11〜3月9:00〜18:00(土曜は〜14:00、日曜10:00〜16:00)、10・4月9:00(土・日曜、祝日10:00)〜18:00、休:日曜
www.koblenz-touristik.de

●中央駅観光案内所 (Tourist-Information Hauptbahnhof)
0261-31304、Bahnhof platz 7、9:00(11〜3月10:00)〜17:00、休:土・日曜
www.koblenz-touristik.de

アクセス

フランクフルト中央駅 (Frankfurt Hauptbahnhof)からICE、ICで約1時30分。

「合流点」を名に持つローマ起源の古都

人口約10万人、コプレンツとも表記される。その名は古代ローマ語コン・フルエンテス(合流点)に由来し境界防壁築造以後、要塞都市として戦略的に重要な位置を占めた。モーゼル川とライン川の合流点に位置し、かつては丸太橋が架けられ、隣接地域への接続がなされていた。現在も河川交通の要衝。ドイツで最も美しく古い街といわれ、ドイツの伝統とフランスのライフスタイルが独自の街の雰囲気を醸し出す。イエズス会のバロック様式建物群に囲まれた市庁舎中庭にあるのはシェンゲルの泉。つばを吐くように水を飛ばす腕白小僧がモチーフで、街で2番目のシンボルにもなっている。中世の城壁のなかでモダンアートが楽しめるドイツ騎士団の家、ライン川から118mの上方にそびえるエーレンブライトシュタイン要塞からは、コブレンツの街並や周辺のブドウ畑、ラインとモーゼルの流れと合流点すべてを一望できる。1216年に置かれたドイツ騎士団支部に由来して、川が合流する三角に突き出た部分をドイチェス・エック(ドイツの角)と呼び、皇帝ヴィルヘルム1世の騎馬像が残る。1962年、大都市コブレンツ市には国防軍団が駐屯し、以来ワインと観光の街として知られる。

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ロープウェイで対岸の城塞へ

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ミュンツ(小銭)広場の名前は、この貨幣鋳造所が由来となった

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シェンゲルの泉の水吹き小僧

ドイチェス・エック Deutsches Eck

ドイツの角という意味の合流点
スイスから流れてくるライン川と支流のモーゼル川が合流する三角に突き出た部分をドイチェス・エックと呼ぶ。初代ドイツ皇帝ヴィルヘルム1世の騎馬像があり台座まで上れる。

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要塞の展望台からは2つの川が合流する様子がよくわかる

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力強さが印象に残る騎馬像はベルリンの方向を向いている

ドイチェス・エック

現地名:
Deutsches Eck
アクセス:
バスDeutsches Eck ドイチェス・エック下車、徒歩1分
営業時間:
見学自由(騎馬像の展望台8:00~20:00)
定休日:
無休(騎馬像の展望台11~3月) 

エーレンブライトシュタイン要塞 Festung Ehrenbreitstein

コブレンツ城とも呼ばれる山城
紀元前10世紀頃の防衛施設が起源とされ、正式な記録の残る11世紀初頭から増改築を繰り返し、16世紀には城から要塞へと変貌を遂げた。コブレンツの市街をはじめ、ライン川とモーゼル川の流れが一望できる。

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要塞の成り立ちなど地元の歴史を知る博物館もある

エーレンブライトシュタイン要塞

現地名:
Festung Ehrenbreitstein
住所:
Festung Ehrenbreitstein
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アクセス:
バスDeutsches Eck ドイチェス・エック下車、リフトで約5分
TEL:
0261-66754480
営業時間:
10:00~18:00(11~3月は~17:00)
定休日:
無休 
Webサイト:
http://www.diefestungehrenbreitstein.de

ラインザイルバーン Rhein Seilbahn Koblenz

ドイチェス・エック付近からエーレンブライトシュタイン要塞まで、ライン川をまたいで結ぶロープウェイ。要塞入場料込みの往復チケット€11.80が便利。

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ラインザイルバーン

現地名:
Rhein Seilbahn Koblenz
TEL:
0261-20165850
Webサイト:
http://www.seilbahn-koblenz.de

ラインアンラーゲン Rheinanlagen

ドイチェス・エックにつながる川沿いの通り。ロープウェイやKDライン観光船の発着所、ワインレストランなどが建ち並び、優雅な川の流れを楽しみながら食事もできる。天気の良い日には散歩したい。

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昼間でもワインやビールを楽しむ人たちでいっぱい

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遊歩道沿いのベンチでひと休み

ラインアンラーゲン

現地名:
Rheinanlagen
アクセス:
バスDeutsches Eck ドイチェス・エック下車、徒歩5分

選帝侯の城 Kurfürstliches Schloss

庭園が美しいことで知られる城
ドイツでは神聖ローマ皇帝を選ぶ特権を持った7人の諸侯を選帝侯といい、神聖ローマ帝国崩壊とともにその役割を終えた。皇帝ヴィルヘルム1世の妻オーガスタの発想を起源とし、庭園は現在も美しさを保つ。

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ドイツのネオ・クラシック様式の先駆となった

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役所として使われているため内部見学不可

選帝侯の城

現地名:
Kurfürstliches Schloss
住所:
Julius-Wegeler-Straße 4
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アクセス:
バスDeutsches Eck ドイチェス・エック下車、徒歩15分
TEL:
0261-9148110
営業時間:
庭のみ見学可
Webサイト:
http://www.koblenz-kongress.de

ドイツ騎士団の家 Deutschherrenhaus

この街が重要な拠点となった理由
12世紀に聖地エルサレムの巡礼者保護のために造られた。聖母マリア病院修道会と呼ばれた、修道士を兼ねた騎士の集団が、1216年にドイツ騎士団としてここに本拠地を構えた。現在はルートヴィヒ美術館として公開。

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1945年以降のピカソやデュッフェらの作品を展示

ドイツ騎士団の家

現地名:
Deutschherrenhaus
住所:
Danziger Freiheit 1
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アクセス:
バスDeutsches Eck ドイチェス・エック下車、徒歩3分
TEL:
0261-3040-412
営業時間:
10:30~17:00、日曜、祝日11:00~18:00
定休日:
月曜 
Webサイト:
http://www.ludwigmuseum.org

【立ち寄り】ヴァインドルフ Weindorf

ワイン好きをもうならせる
世界中のワイン愛好家がドイツワインを味わうならここ、と詰めかける老舗ワインレストラン。ラインとモーゼルワインの飲み比べやドイツ風ピザ「フラムクーヘン」のほか、豊富な肉料理も楽しみたい。

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フラムクーヘン €8.90

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橋のたもとのレストラン

ヴァインドルフ

現地名:
Weindorf
住所:
Julius-Wegeler-Straße 2
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アクセス:
バスRhein-Mosel Halle ライン・モーゼル・ハレ下車、徒歩1分
TEL:
0261-1337190
営業時間:
12:00~(日曜11:00~、冬季は16:00~)23:00
定休日:
火曜、1・2月の月~木曜 
Webサイト:
http://www.weindorf-koblenz.de

ミュンツ広場 Münzplatz

貨幣の鋳造所があったことにちなんで「ミュンツ(小銭)広場」との名前がついた広場。1814年に始まったウィーン会議で活躍し、のちにオーストリア宰相にもなったメッテルニヒ侯爵の生家「メッテルニヒ・ハウス」もここに残る。周辺には中世の街を彷彿とさせる古い木骨組みの家も数多く、雰囲気たっぷりのショップやカフェ・レストランも並ぶ。冬にはクリスマスマーケットも催される。

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ミュンツ広場

現地名:
Münzplatz
アクセス:
バスDeutsches Eck ドイチェス・エック下車、徒歩15分
営業時間:
見学自由

モーゼル川クルーズ Mosel Cruise

ブドウ畑を眺めながら川沿いの街を訪ねる
約2000年前に入植が始まった古代ローマの時代から続くドイツ最古のワイン生産地で、最も大きな急勾配のブドウ栽培地。モーゼル川の変化に富んだ景観をのんびりと楽しみながら、主要な街を巡ってみたい。

《クルーズ情報》
KD社のモーゼル川遊覧船は6月上旬~10月上旬の間、コブレンツ~コッヘム間を金~月曜に運行。
問い合わせ/KD コルプライン
Personenschifffahrt Gebr. Kolb oHG
www.moselrundfahrten.de

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モーゼルワインの特徴

ミネラルを含む急斜面畑で育つリースリング種から造られ、世界最高の白ワインにも数えられる。

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最も高貴な白ワイン用ブドウ リースリング (Riesling)
花のような強くて上品な香りと心地よい甘みがあり、現在はドイツでも辛口の生産量が増えている。

トリーア Trier

ワインと文化の中心都市
紀元前16世紀に古代ローマの植民都市として建設され、4世紀には第2のローマと呼ばれたほど繁栄した。街のあちこちにローマ遺跡が残るドイツ最古の街。

ベルンカステル/クース Bernkastel,Kues

2つの顔の歴史ある古都
東のベルンカステル、西のクースの2つの街が橋で結ばれ、1つの大きな街をつくる。街全体がワイン居酒屋のような繁華街で丘一面のブドウ畑が対照的。

トラーベン/トラールバッハ Traben, Trarbach

かつてのワイン取引の拠点
小さな街だが、1900年頃にはヨーロッパでフランスのボルドーに次ぐ重要なワイン取引の場となった。街はユーゲントシュティール建築で有名。

コッヘム Cochem

中世の美しい街並が残る
後期ゴシック様式のライヒスブルク城(コッヘム城)、旧市街の聖マルティン教会、市庁舎など、歴史的建造物が数多く残る。街歩きも楽しみたい。

【ココが見どころ】大聖堂(聖ペテロ大聖堂) Dom

初期ロマネスク様式にさまざまな様式で増改築が行なわれたドイツ最古の大聖堂。

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大聖堂(トリーア)

現地名:
Dom
住所:
Domfreihof 1
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営業時間:
6:30~18:00(11~3月は~17:30)
定休日:
無休 

【ココが見どころ】ヴィノテーク Moselle-Vinotheque

昔の道具や、さまざまな醸造所のワインが並び、テイスティングもできる博物館。

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ヴィノテーク

現地名:
Moselle-Vinotheque
住所:
Cusanusstraße 2
地図を見る »
TEL:
06531-4141
営業時間:
10:00(11月~4月15日14:00)~17:00
Webサイト:
http://www.moselweinmuseum.de

トラベルデイズ ドイツ

  • 発売日:2013年03月15日

筆者 : Fish & Tips

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奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ ドイツ」です。掲載されているデータは、2015年12月〜2016年3月の取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。 最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。