フランスの世界遺産【ヴェルサイユ】ブルボン王朝の宮殿

世界遺産

ヴェルサイユの宮殿と庭園 (Palace and Park of Versailles)

分類 ： 文化遺産 / 登録年 ： 1979年

パリからのアクセス

電車で約40分

パリのInvalidesアンヴァリッド駅などからRER C5線の終点Versailles Château Rive Gauche ヴェルサイユ・シャトー・リヴ・ゴーシュ駅まで約40分。駅から宮殿まで徒歩約10分。

パリのPont de Sèvres ポン・ド・セーヴル駅から171番バスに乗車し、Château de Versailles シャトー・ド・ヴェルサイユ下車。所要約30分。

観光案内所

2 bis Av. de Paris
01-39-24-88-88
9：00〜19：00 月曜10：00〜18：00 10〜3月9：00〜18：00 日・月曜11：00〜17：00
1/1、5/1、12/25
www.versailles-tourisme.com

日帰りプラン

パリからの移動時間も短く、旅行者のほとんどが日帰り。ヴェルサイユ宮殿は観光客が多く、チケット売り場や入口、宮殿内が混雑するので、前後のスケジュールには余裕をもちたい。見どころは多く、一日中楽しむことができる。

『ベルばら』の舞台 !マリー・アントワネットが愛した場所

ここは、ご存じ少女漫画の大作『ベルサイユのばら』の舞台であり、同時に王妃マリー・アントワネットがその人生を生き抜いた場所。14歳という若さで王太子妃として迎えられたマリーは、華やかながらも窮屈な宮廷生活に飲み込まれていく。その贅沢な生活はしだいに民衆の怒りを買い、最後は革命に倒れることに…。

ヴェルサイユの歴史

ルイ14世が建設

ルイ13世が狩猟地であるヴェルサイユの森に建てた小さな館を、息子の「太陽王」ルイ14世が改築したのが現在のヴェルサイユ宮殿。ルイ14世は、17世紀のフランスで絶対的な権力を誇り、1661年から約50年をかけ、宮殿の建設を命じた。設計には建築家ル･ヴォー、室内装飾家ル･ブランをはじめ、当時一流の建築家や画家が参加し、工事には2万人の労働者と600頭の馬が日夜駆り出された。

宮廷文化の舞台

ルイ14世在位中の1682年からは国王一族が暮らし、パリに代わって王政の中枢となる。以後100年間、毎日のように開催される晩餐会など、きらびやかな宮廷文化の舞台となった。

フランス革命の悲劇

しかし、ルイ16世統治下の1789年にフランス革命が勃発。宮殿に市民が乱入し、ルイ16世、王妃マリー･アントワネットらをパリに幽閉してしまう。宮殿は革命後放置されていたが、1837年に博物館として開館。新たな役割を得た。

ヴェルサイユ宮殿 詳細MAP

1.宮殿 (Le Château)

絢爛豪華な空間

代々のフランス国王が住んだ権力の中枢。そのすべてが一級品。

2.庭園 (Les Jardins)

庭園芸術の極致

広大な敷地に広がる幾何学模様が美しいフランス式庭園。

3.グラン・トリアノン (Grand Trianon)

大理石が美しい

ルイ14世が、家族や愛妾と過ごすために造らせた館と庭園。

4.マリー・アントワネットの離宮 (Le domaine de Marie-Antoinette)

王妃の隠れ家

マリー・アントワネットが親密な相手との憩いの時を過ごした場所。