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まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

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【モン・サン・ミシェル】見学ガイド 島を楽しむポイント!

見どころやグルメなど、島を楽しむために知っておくべきポイントをご紹介!



観たり、食べたり、買い物したり・・・島の楽しみ方

観る

対岸からの景色を堪能したらいよいよ島内へ。美しい風景を目に焼き付けよう。

美しい中世の街並み

神秘的な外観の印象が強いため、島内の様子については意外と知られていないが、じつは島内の散策こそが楽しいので、ゆっくり時間をとって歩きたい。メインストリートのグランド・リュでは石畳の道におみやげ屋さんやレストランがずらり。石造りの教会や塔もあり、中世の時代にタイムスリップしたような気分を味わえる。

神秘的な修道院

迷路のように続く石畳の道を登り切った先には、島内観光のハイライトである修道院が現れる。8世紀に建造された修道院の中はほの暗く、重厚な雰囲気。内部に回廊や礼拝堂などを含む、複雑な構造になっている。かつてここに集まった巡礼者たちに思いを馳せつつ、おごそかな気持ちで歩きたい。

刻々と変わる島の全景

海に囲まれたこの島は、時間の移り変わりによってさまざまな表情を見せてくれる。満潮時には島が水面に映り込み幻想的な姿に。また、干潮時には干潟が現れ、その上を人々が歩く不思議な光景も見られる。さらに夕刻、夜景と美しく変わるその表情に目を奪われる。ライトアップされた姿はぜひカメラに収めておきたい。

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島内から見た干潟の様子

撮る

神秘的な島の全景をカメラに収めるコツは?。対岸の撮影スポットも要チェック。

全景をカメラに収める

海に浮かぶ独特の景観を撮影したいなら、1㎞ほど離れた対岸(本土)から撮るのがベスト。クエスノン河口ダムも絶好の撮影スポットだ。全景は必ず島内に入る前に撮影を。ライトアップされた島の夜景を撮りたいなら、対岸のホテルに1泊しよう。逆に島内のホテルに泊まった場合は、全景こそ見られないものの、静けさに包まれた古い街並みを間近でとらえることができる。

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朝もやの中にぼんやりと浮かび上がる姿が幻想的

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少しずつ明かりが灯り始める光景に目を奪われる

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ライトアップされた修道院が水面に映し出される

食べる

散策に疲れたらおいしいもので休憩を。この島のもうひとつのお楽しみ。

名物はふわふわオムレツ

モン・サン・ミッシェルの名物グルメといえば、やはりふわふわに焼かれたオムレツ。「ラ・メール・プラール」ではリズミカルに卵をかき混ぜる当時のままの調理風景も見学できる。魅力的なグルメはほかにも。塩気を含んだ牧草を食べて育った羊「プレ・サレ」や、貝やエビといったシーフードもおすすめ。お酒を一緒に楽しむなら、この地方名産のリンゴ酒、シードルをぜひ。

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オムレツ誕生秘話

巡礼者向けの宿屋を営んでいたプラールお母さんが、命がけで島に訪れる巡礼者たちのために、温かくてボリュームがあり、さらに栄養価が高い料理はないかと考え、オムレツを提供するようになったという

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昔と変わらないレシピで作る

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新鮮な素材を使った地元の味を堪能しよう

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クレープもこの地方の名物。リンゴのお酒、シードルと一緒に

買う

ずらりと並ぶおみやげ屋さん。この土地ならではの、素敵なおみやげを見つけたい。

ノルマンディ&ブルターニュの名産品

ブルターニュ地方とノルマンディ地方の境目近くに位置するモン・サン・ミッシェル。酪農が盛んな地域とあって、牛乳を使用した名産物がそろう。クッキーや塩バターキャラメル、カマンベールチーズのほか、「プレ・サレ」と呼ばれる羊の肉料理も有名。陶器やレース、刺繍製品などの伝統工芸品にはこの地方独特の絵柄や紋章が描かれ、旅情を感じられるおみやげが手に入る。

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島の風景を写したポストカードは大切な人に送ってみたい

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バターが香る「ラ・メール・プラール」のクッキーは定番のおみやげ

泊まる

島内のホテルに宿泊。静寂の島は昼間とは違った顔をみせてくれる。

レ・テラス・プラール

手入れが行き届いた素朴なホテル

ラ・メール・プラールと同系列で、本館と高台の別館の2棟ある。客室はすべて違う装飾で、別館には湾や修道院などが見える部屋もある。

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旅の疲れを癒してくれる、暖炉を配した温かみのある部屋

レ・テラス・プラール

現地名:
Les Terrasses Poulard
住所:
Grande Rue
地図を見る »
アクセス:
島の入口からすぐ
TEL:
02-33-89-02-02
Webサイト:
http://www.terrasses-poulard.fr

オーベルジュ・サン・ピエール

歴史的建造物に指定された建物

天井や壁に木の梁が渡り、古いステンドグラスの窓がある、風情のあるたたずまい。窓辺からは美しい海や湾を見渡すことができる。

 

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建物は15世紀に建てられたもの。中世の雰囲気が味わえる

オーベルジュ・サン・ピエール

現地名:
Auberge Saint Pierre
住所:
Grande Rue
地図を見る »
アクセス:
大通り門から徒歩5分
TEL:
02-33-60-14-03
営業時間:
11:30~21:30
定休日:
12/24、12/25 
Webサイト:
http://www.auberge-saint-pierre.fr

デュ・ゲクラン

居ごこちのよい部屋で、旅心満喫

エレガントな雰囲気のレストランも経営し、その上階や隣に客室がある。パステルカラーの部屋は、海側と村側に面している。

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内装や雰囲気が客室ごとに違って楽しい

デュ・ゲクラン

現地名:
Du Guesclin
住所:
Grande Rue
地図を見る »
アクセス:
大通り門から徒歩5分
TEL:
02-33-60-14-10
定休日:
4~6・9・10月の水・木曜、7・8月の木曜、11~3月 
Webサイト:
http://www.hotelduguesclin.com

記念撮影はここで!

クエスノン河口ダム

堆積物を湾岸から押し流す仕組みになっており、島が海に浮かぶ姿を守っている。島の全景を眺めることができる人気の撮影スポットであり、シャトルバスも停車する。

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見学アドバイス!

必須アイテム干満表をGET!

潮の満ち引きによって姿を大きく変えるモン・サン・ミッシェル。干満の日時が記された「干満表」を事前にチェックして、目当ての時間に訪れよう。満潮時は島の入口近くまで水が上がってくるので、散策の際は気をつけたい。「干満表」は、モン・サン・ミッシェルの観光案内所でもらえるほか、HP(www.ot-montsaintmichel.com/en/horaire-marees/mont-saint-michel.htm)からも閲覧できる。

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潮の満ち引きが一目瞭然!

ガイド付ツアーで干潟を散策

潮が引いている間は、島外へ下りて、礼拝堂を訪れたり、塔や教会、城壁をさまざまな角度から眺めるのも楽しい。ただし干潟に下りて散策したいなら、必ずガイド付ツアーに申し込むこと。個人で干潟に降りるのは危険。

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干潮時にしか行けない聖オベール礼拝堂。聖ミカエルのお告げで、モン・サン・ミッシェルに最初の教会を建てたオベール司教を祀っている

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観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。

奥付:
この記事の出展元は「まっぷるフランス」です。掲載されている電話番号、営業時間、料金などのデータは2015年12月〜2016年1月の取材・調査によるものです。いずれも諸事情により変更されることがありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。