2017年12月21日

ドイツ

ドイツ【ノイシュヴァンシュタイン城】内部を徹底解説!

by Fish & Tips

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Schloss Neuschwanstein, by Mathias Apitz (München), CC BY-ND

バイエルン王ルートヴィヒ2世が人生で最も熱心に築城に取り組んだこの城は、中世騎士道の世界に憧れ、現実から逃避していた彼にとっては「夢の城」だった。とくに、「歌人の間」、「玉座の間」は必見だ。

ガイドツアーの流れ

2階の中庭で順番を待ち、ツアーが始まると4階、5階の順に見学していく。最後に1階へ下りてツアーは終了。その後は3階のカフェやショップにも立ち寄れる。見学所要時間 1〜4時間

4階 王の日常生活の場など多くの部屋が設けられ、それぞれさまざまな趣向が凝らされている。

5階 華やかな「歌人の間」のほかは「控えの間」があるのみ。西側は4階の「玉座の間」からの吹き抜け。

ワーグナーはなぜ城見学のキーワード?

城主のルートヴィヒ2世はワーグナーの才能に心酔しており、城を建設する際には、おもな部屋に彼のオペラ作品をモチーフにした絵や装飾を施した。部屋をまわるときにはどのオペラがモチーフか知っておくと理解が深まる。

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階段に面した台形の部屋は丸い天井の模様が美しい 控えの間 Unterer Vorplatz

らせん階段を4階まで上り、まず入る部屋。アーチ状になった天井が印象的。壁にはワーグナーの歌劇『ニーベルングの指輪』の原型になった物語が描かれている。

モチーフとなった作品
『ニーベルングの指環』Der Ring des Nibelungen
世界を支配できる魔法の指輪をめぐる神々と英雄との戦いがモチーフ。龍など伝説上の生き物も登場する。壁に描かれたのは物語の原典となった龍と戦う主人公ジークフリートの姿。

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Schloss Neuschwanstein, by Mathias Apitz (München), CC BY-ND

5階にも同じような様式の「控えの間」が造られている

2 国王が座ることのなかった美しい装飾の城の中心部 玉座の間 Thronsaal

神の加護を受けた王国と城のシンボルとして、床には植物のモザイク、天井には太陽と星が描かれ全宇宙を表現している。教会のような造りは、王の強い信仰心の表れだ。重さ900kgのシャンデリアは純金メッキ製。王の突然の死により、実際に玉座は備え付けられなかった。

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, by amsfrank, CC BY-SA

5階まで吹き抜けになっており、壁には神々や過去のヨーロッパの王たちの姿が描かれている

絵と絶景が楽しめる王の食事の場 食堂 Speisezimmer

調理場は1階にあるため、料理は専用エレベーターで引き上げられた。テーブル脇には装飾豊かな食器棚が設置されている。また、窓からの眺望も素晴らしい。

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speisezimmer_370.jpg, by J. SQUIRES PHOTOGRAPHY, CC BY-ND

壁画はヴァルトブルク城での歌合戦が題材となっている

教会をモチーフにした装飾が美しい 寝室 Schlafzimmer

大きなベッドは、身長が191㎝あったという王の背丈に合わせたもの。ベッドの足元にはキリストの復活、天蓋にはヨーロッパ中の聖堂をモチーフにした彫刻が施されている。これは「教会の下で眠る」ことを意味している。

モチーフとなった作品
『トリスタンとイゾルデ』 Tristan und Isolde
中世に宮廷詩人たちが広く語り伝えた、騎士トリスタンと君主マルク王の妃となったイゾルデの悲恋物語。寝室の壁には2人の姿、媚薬を手渡す場面、トリスタンが死にいたる場面などが精緻に描かれている。

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寝室には王専用の礼拝堂を設置。小規模ながら造りは立派

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筆者 : Fish & Tips

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奥付:
この記事の出展元は「まっぷるドイツ ロマンティック街道」です。掲載されている電話番号、営業時間、料金などのデータは2017年6月〜8月現在のものです。いずれも諸事情により変更されることがありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。また、掲載の商品は取材時のもので、現在取り扱っていない可能性があります。
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