2017年12月16日

ドイツ

ドイツ【ローテンブルク】城壁に守られた美しい街を歩いてみた

by Fish & Tips

Rothenburg
by fotolia - ©Twill

そびえ立つ城壁、色とりどりの塔、そしてかわいらしい家並み。中世からほとんど変わらない風景を保つこの街は、街道のハイライト。郷土料理や名物菓子、ユニークなショップや個性派博物館など、楽しみは無限大だ。

ロマンティック街道 ローテンブルク

4412
4398
4387
4364
4377

上から老舗レストランのバウマイスターハウス、クリンゲン門と観光馬車、木組みが美しいゲルラッハの鍛治屋、街の目抜き通りシュピタール通り、夜間ライトアップされたマルクト広場

アクセス

フランクフルトからICEでヴュルツブルクまで約1時間10分、乗り換えてシュタイナハまで約45分。ローカル線に再度乗り換えて約15分。

フランクフルトからロマンティック街道バスで約4時間20分。ミュンヘンからロマンティック街道バスで約5時間20分

観光案内所

Marktplatz 2
09861-404800
開:9:00〜18:00(土・日曜、祝日は10:00〜17:00)、11〜4月9:00〜17:00(土曜10:00〜13:00、クリスマス期間中の土・日曜は10:00〜17:00、イースター中は10:00〜15:00)
休:11〜4月の日曜

街の歩き方

見どころの多い街だが、それらは城壁の内側に集中しており徒歩でまわることができる。城壁内の東西が700m、南北が1㎞程度の距離感だ。城壁の外にあるローテンブルク駅からレーダー門まで徒歩10分。ロマンティック街道バスは旧市街の北にあるシェランネン広場にも停車する。

観光・見どころ★★★★★

ショッピング★★★

グルメ★★★

カルチャー★★★★

 

ローテンブルクの歴史

10〜12世紀

街の起源は10世紀頃、現在のブルク公園の位置にローテンブルク公が築いた城に由来する。のちに城はホーエンシュタウフェン家に譲渡されたが家は断絶し、現在は城跡となっている。城下町として発展したのち、1172年には都市権を獲得し市壁を造った。マルクス塔やレーダーアーチはこの頃造られたものだ。

13〜16世紀

城下町としての繁栄から、商業の街として栄え始めたローテンブルクは1274年、帝国自由都市として独立。これを機に市壁を拡大する。その後、南部のシュピタールを組み入れた市壁に再編し、市壁環状は約2.4㎞から約3.4㎞となる。現在にいたるまでの市壁がここに完成し、街は15世紀に最大の繁栄を迎えた。

17世紀〜

17世紀、三十年戦争が勃発すると街はプロテスタント側に付き大敗。そのときに元市長が街を救った話が有名な「マイスタートゥルンク」の伝説だ。1802年には独立権を没収されバイエルン王国に併合される。その後、第二次世界大戦で街の一部が破壊されるなどあったが、現在までほぼ中世の街並みを維持している。

街で体験したいKeyWord4

街並み自体が見どころのような街。景色を楽しむためのポイントをおさえて余すことなく魅力を味わいたい。

1.中世の街並みを歩いて堪能する

城壁内に広がるおとぎ話の中のような世界は歩いてこそ。小さな街なので迷う心配は少なく、気ままに歩くのも楽しい。見どころを確実におさえたいなら、観光案内所で配っているウォーキングルートに従うのがよい。

 

5527

店の吊り看板に注目!

市庁舎前の広場から続く商店街の店の軒先には、商売や屋号を表す精巧な作りの鉄製の透かし看板が掲げられている。看板を比べながら散策してみよう。透かし看板を作る鍛冶屋さんにもぜひ立ち寄りたい。

5313
5374

ブレッツェルと王冠印のパン屋

5364

牛をあしらったお肉屋さん

5351

背の高いブーツが目印の靴屋

5328

白鳥がガストホーフの客を招く

マルクス塔とレーダー・アーチ

木組みの家が連なる道の先に塔とアーチが見える愛らしい雰囲気の人気の一角。マルクト広場から東へハーフェン通りへ進むと現れる。

3494

マルクス塔とレーダーアーチのある風景。街はまっすぐ歩けば必ず城壁に突き当たるので迷いにくい

マルクス塔

現地名:
Markusturm

プレーンライン

二股の坂の中央に木組みの家と塔が建ち、童話のような風情をたたえた小広場。街のなかでもいちばん美しいスポットとして数々の絵はがきや絵画の題材とされた。

4342

プレーンライン

現地名:
Plönlein
アクセス:
Marktplatzマルクト広場から徒歩3分

2.街を一望する眺望スポットへ

橙色の屋根が連なる風景を望む絶景スポットが街にいくつかある。街の中心部にある市庁舎からの景色は必見。レーダー門やブルク門からもそれぞれ異なる趣の景色が広がる。

市庁舎

鐘楼の展望台では約60mの高さから、マルクト広場をはじめぐるっと一周、街の眺望が楽しめる。展望台はたいへん狭いので注意。

Rothenburg
by fotolia - ©Twill

小さな街を360度、見渡すことができる。まるでミニチュアを見ているよう

市庁舎(ローテンブルク)

現地名:
Rathaus
住所:
Marktplatz 1
地図を見る »
アクセス:
Marktplatzマルクト広場からすぐ
TEL:
09861-4040
営業時間:
塔9:30~12:30、13:00~17:00(1~3月・11月の土・日曜は12:00~15:00)
定休日:
塔1~3月・11月の月~金曜 

ブルク庭園

街一番の高台にあり、門から見える三方を渓谷に囲まれた街全体のパノラマが見事。ローテンブルクの地理的属性がよくわかる美景だ。

3653

ブルク庭園

現地名:
Burggarten
アクセス:
Marktplatzマルクト広場から徒歩10分
営業時間:
見学自由
定休日:
見学自由 

レーダー門

門の内部の階段を上がり、塔に上ることができる。北側以外窓を開けられ街を一望できる。街の東側にあるので市壁の姿を眺めやすい。

5015760765_80328a469b_z
Rödertor entrance - Rothenburg ob der Tauber City Garden, by Chrissy Olson, CC BY-ND

レーダー門

現地名:
Rödertor
住所:
Rödergasse
地図を見る »
アクセス:
Marktplatz マルクト広場から徒歩10分
営業時間:
土・日曜の11:00~16:00
定休日:
12~2月 
Webサイト:
http://www.tourismus.rothenburg.de

3.市壁を歩いて街を一周する

街を囲む全長約4.2㎞の城壁。12〜14世紀にかけて築かれた石組みの防御壁で、戦争により多くの部分が破壊されたが、以前の姿に復元された。街の東側の城壁は回廊になっており、街の景色を眺めながら歩くことができる。

歩道脇の壁を見てみよう

第二次世界大戦で破壊され、世界中からの寄付で復元された城壁。内部の歩道横の壁には寄付者の名前が記されている。よく見ると日本からの寄付もあるので、時間があれば見てまわっても面白い。

6252

世界中から寄付されている

6239

日本のテレビ番組のプレート

6224

日本の空港ターミナルのプレート

3641

歩きながら街を眺めているとまさに中世の気分

6362

階段を上って城壁内部へ

5565

レーダー門には当時の税関や門番小屋も残る。立派な外観

4.名物お菓子を食べる

この街特産のお菓子「シュネーバル(複数形シュネーバレン)」は、「雪球」という意味の揚げ菓子。長く伸ばした生地を球状に丸めて揚げ、砂糖やチョコ、ナッツなどさまざまなコーティングで楽しむ。サクサクと軽い食感。

6100
4715

筆者 : Fish & Tips

Fish and Tipsでは、海外旅行のコツやノウハウ、海外で話題のスポット、人気のホテル等、おすすめの海外旅行情報を配信しています。

奥付:
この記事の出展元は「まっぷるドイツ ロマンティック街道」です。掲載されている電話番号、営業時間、料金などのデータは2017年6月〜8月現在のものです。いずれも諸事情により変更されることがありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。また、掲載の商品は取材時のもので、現在取り扱っていない可能性があります。