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まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

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ドイツ【ハイデルベルク】城と最古の大学が有名

13世紀に建てられた選帝侯の城がそびえ立ち、14世紀創設の名門大学が世界の若者を呼ぶ古都。ゲーテやショパンをはじめとする多数の文化人に愛され、この街をテーマにした作品も多い。



アクセス

フランクフルトからICやECなどで約1時間。

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丘上にそびえるハイデルベルク城には石橋のカール・テオドール橋を渡って行く

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歩行者天国のハウプト通りは、歴史ある学生街でもある

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旧市街の中心に位置するマルクト広場と市庁舎

観光案内所

中央駅観光案内所
Willy-Brandt-Platz 1、06221-5844444、9:00〜19:00(11〜3月は〜18:00)、日曜、祝日は10:00〜18:00、11〜3月の日曜、祝日

市庁舎観光案内所
Marktplatz 10、8:00〜17:00(土曜は9:00~15:00)、日曜、祝日、11~3月の土曜

街の歩き方

旧市街はハイデルベルク中央駅から1.5㎞ほど離れており、駅からハウプト通りまでバスで約10分。おもな見どころは狭いエリアに集中しているので、すべて徒歩で移動できる。城へはケーブルカーも利用可。

観光・見どころ ★★★★★
グルメ    ★★☆☆☆
ショッピング  ★☆☆☆☆
カルチャー  ★★★★☆

街の魅力KeyWord3

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1.ハイデルベルク城
戦災の傷がそのまま残る美しい古城は、世界中から観光客が訪れる人気スポット。眼下に広がる旧市内の眺望も素晴らしい。

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by fotolia - ©Woody Alec

2.ハイデルベルク大学
ドイツ最古の大学の旧校舎や学生牢は必見。また、若者のエネルギーで満ちあふれた周辺の学生街の雰囲気も満喫したい。

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3.おもしろ博物館
プファルツ選帝侯博物館にあるハイデルベルク人の化石や、珍しい包装の博物館など、ほかでは見られないものが多い。

700年超の歴史をもつ名門 ハイデルベルク大学 Universität Heidelberg

選帝侯アルブレヒト1世が1386年に創設したドイツ最古の大学で、数多くのノーベル賞受賞者を輩出した名門。旧校舎や蔵書数が200万冊という図書館などが見学できる。校舎の東側にある学生牢は1914年まで使われていたもので、勇ましい当時の学生たちの生活ぶりなどがうかがえる。

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Heidelberg lunch stop, by John Englart (Takver), CC BY-SA

18世紀前半に建てられたバロック様式の旧校舎。赤い窓枠が印象的だ

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旧校舎の2階にある大講堂は装飾が見事

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学生牢の壁には罪状や名前、自画像などが残る

ハイデルベルク大学

現地名:
Universität Heidelberg
住所:
Augustinergasse 2
地図を見る »
アクセス:
Marktplatzマルクト広場から徒歩5分
TEL:
06221-542152
営業時間:
10:00~18:00(10~3月は~16:00)
定休日:
月曜、11~3月の日曜 

ハイデルベルク城の姿が望める カール・テオドール橋 Karl-Theodor-Brücke

1788年に選帝侯カール・テオドールにより建設された街のシンボル的な橋。別名「アルテ・ブリュッケ(古い橋)」とも呼ばれ、長さは約200m。石造りの重厚なたたずまい。

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車道にも石畳が使われており、風情たっぷり。橋には鏡を持ったサルの像がある

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カール・テオドール橋上のモダンな門

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手に持つ鏡は偽善者の姿を映すといわれる

カール・テオドール橋

現地名:
Karl-Theodor-Brücke
住所:
Karl-Theodor-Brücke
地図を見る »
アクセス:
Marktplatzマルクト広場から徒歩3分

繁栄と戦災の歴史を今に伝える ハイデルベルク城 Schloss Heidelberg

1300年頃、プファルツ選帝侯の居城として建造された。その後、延べ5世紀にわたって破壊と、さまざまな建築様式を取り入れながらの再建を繰り返し、拡張。たび重なる戦争などで破壊され、半ば廃墟のような姿で現存しているが、各時代のエポックとしてドイツロマン派文学にたびたび謳われ、国内でも抜群の知名度を誇る。

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時計塔とも呼ばれる城門塔(右)。17世紀末のプファルツ継承戦争で甚大な被害を受けたあと放置されたため、城内は被害の跡が今も残されている

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オットーハインリヒ館 Ottheinrichsbau
16世紀後半に建設された4階建てのファサード。華やかなドイツ・ルネサンス様式で並ぶ彫像が印象的。内部は馬車の展示や一部はドイツ薬事博物館になっている。

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フリードリヒ館 Friedrichsbau
フリードリヒ4世により17世紀初めに建設が始まったハイデルベルク最古の宮殿建築。ファサードを代々の王達の彫像が飾る。内部には礼拝堂や彫像ギャラリーがある。

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大樽棟 Fassbau
16世紀末に建設された大樽棟には、ワイン貯蔵用の大樽がある。造られたときの選帝侯にちなんだ名がつけられる。現在の樽は4代目で、1751年から使用されているカール・テオドール樽。容積は約21万9000ℓにもなる。試飲もOK

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ワインの番人、ペルケオの人形

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ディッカー塔 Dicken Turm
高さ40mの塔は16世紀前半の建設。城の防衛を担った。城門塔 Torturm時計塔とも呼び、城塞の入口にもなっている。城全体でいちばん高い建物。

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城門塔 Torturm
時計塔とも呼び、城塞の入口にもなっている。城全体でいちばん高い建物。

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ViewPoint!! 城内テラス
ハイデルベルク城のテラスからは旧市街やカール・テオドール橋を見渡すことができる。見事な眺望を楽しもう。

ベルクバーン Bergbahnen

コルンマルクト広場の先にあるコルンマルクト駅からケーニヒスシュトゥールの展望台までを結ぶ。ハイデルベルク城までの往復運賃と入場料込で€7。

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ハイデルベルク城

現地名:
Schloss Heidelberg
住所:
Schlosshof 1
地図を見る »
アクセス:
ケーブルカーSchlossシュロス駅からすぐ
TEL:
06221-658880
営業時間:
8:00~17:30(閉場は~18:00)、ツアーガイド(英語)4~10月11:15~16:15(土・日曜、祝日は10:15~)で1時間ごとに開催、11~3月は11:15、12:15、14:15、16:15(土・日曜、祝日は11:15~16:15で1時間ごとに開催)
定休日:
無休 
Webサイト:
http://www.schloss-heidelberg.de
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奥付:
この記事の出展元は「まっぷるドイツ ロマンティック街道」です。掲載されている電話番号、営業時間、料金などのデータは2017年6月〜8月現在のものです。いずれも諸事情により変更されることがありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。また、掲載の商品は取材時のもので、現在取り扱っていない可能性があります。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。