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まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

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上海の特選ミュージアム 中国の至宝を見に行こう!

多くの展示物が物語る中国の足跡。歴史がたっぷり詰まった博物館で知的好奇心を満たそう!

上海博物館

膨大な収蔵点数と多彩なテーマが魅力

約12万点もの文物を収蔵する上海最大規模の博物館。1〜4階にテーマごとの展示物が並べられており、紀元前18世紀以前の青銅器をはじめ、陶磁器、書画、彫刻など希少価値の高い文物を鑑賞できる。

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館内の施設

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買い物するなら
1階の博物館商店ではお茶や絵皿などのみやげ物を販売

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お腹がへったら
1階の博物館餐庁ではランチメニューを提供

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歩き疲れたら
2階の茶館・幼韻軒では中国茶30元~や点心が味わえる

お役立ちアイテム

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展示物の解説を日本語で聞くことができる便利な音声ガイド機。レンタル料は40元(別途デポジットが必要)

1F

中国古代青銅館 (ヂョングオグーダイチントングワン)

紀元前18〜3世紀に作られた青銅器を展示。動物の形の酒器や食器、釣鐘風の楽器、銅鏡など、細やかな装飾が美しいものばかり。

 

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酒を入れた獣面紋斗。動物の顔を正面から見たようなデザイン

中国古代彫塑館 (ヂョングオグーダイディアオスウグワン)

後漢時代(25〜220年)から宋代(960〜1279年)までの貴重な彫塑作品を展示。石仏、木の仏像などが照明を落とした展示室に安置されている。

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宋代前後の仏頭。年代ごとに、石、陶器、木などと素材が変わる

2F

中国古代陶磁館 (ヂョングオグーダイタオツーグワン)

館内最大のフロアで、世界的に有名な中国の陶磁器作品を石器時代から年代ごとに展示。景徳鎮、唐三彩、紫砂、青磁などの名品を鑑賞しよう。

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ゆったりとした展示室内

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美しい紋様が描かれた磁器に思わず心を奪われることも

暫得楼陶磁館 (ザンドーロウタオツーグワン)

地元の資産家、胡恵春と王華雲が上海博物館に寄贈した磁器作品を展示する特別室。晋、唐、清代の作品を中心に、約130点が鑑賞できる。

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清代の窯を再現したもの

3F

中国歴代印章館 (ヂョングオリーダイインヂャングワン)

紀元前400年頃から清代までの印鑑約500点を展示。篆刻としての文字の美しさだけでなく、持つ部分に刻まれた精密な彫刻にも注目したい。

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八仙を浮き彫りにした細かい彫刻入り印鑑

中国歴代書法館 (ヂョングオリーダイシュウファーグワン)

甲骨文字から隷書、草書、楷書へと変化した中国の文字と書道の歴史がわかる。晋から清代にかけての著名な書家たちによる作品も展示。

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書体の変化を追ってみよう

中国歴代絵画館 (ヂョングオリーダイフエイホアグワン)

名作が多数生まれたという宋代、元代の山水画や清代の花鳥画を展示。作品保護のため、ガラスケースの前に立つとセンサーで照明がつく。

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山水画の名品は表現が多彩

4F

中国少数民族工芸館 (ヂョングオシャオシュウミンズウゴンイーグワン)

ミャオ族、チベット族など、中国各地に分布し生活する少数民族の衣装や装飾品、日用品を展示。華やかな色彩やデザインにため息。

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衣装のデザインや素材はどれも斬新

中明清家具館 (ヂョンミンチンジアジュウグワン)

中国家具の最盛期である明・清代の家具を展示。地元コレクターが寄贈したもので、紫檀など貴重な材料で作られた芸術性の高い家具がそろう。

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椅子や机は梨木製のものが多い

中国歴代貨幣館 (ヂョングオリーダイフオビーグワン)

秦〜近代の紙幣と硬貨を陳列する。青銅製の刀のような形の古銭、日本の和同開珎に似た開元通宝などが興味深い。金を使ったものもある。

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珍しい棒状の硬貨

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青銅製の硬貨は種類豊富

中国古代玉器館 (ヂョングオグーダイユィーチーグワン)

上海博物館のシンボルでもある玉神人が展示されている。装飾に使われたもの、葬祭に使われたものなど、さまざまな翡翠製品を陳列。

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新石器時代に崇拝の対象として造られた玉神人

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葬儀や祭りの際に使われたものはどこか神秘的

上海博物館

現地名:
上海博物馆
住所:
人民大道201号
アクセス:
地下鉄一、二、八号線人民広場駅から徒歩10分
TEL:
021-6372-3500
営業時間:
9:00~17:00(入館は~16:00) 土曜日9:00~19:00
定休日:
無休 
Webサイト:
http://www.shanghaimuseum.net

上海自然博物館

恐竜大国・中国ならではの超特大スケールの博物館

地球の誕生から恐竜、人類の登場、現在の絶滅危惧種まで、生物の歴史や生態を紹介する大型博物館。恐竜の骨格標本や模型は一部動くものもあり迫力満点。上海の古代史がわかるコーナーや3Dシアター、アフリカのサバンナを再現したフロアも。たっぷり半日は時間をとって出かけたい。

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市民のオアシス「静安彫塑公園」内にある。園内には彫刻作品が点在しているほか、梅、桜の名所としても有名

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レトロな雰囲気のミュージアムカフェ。窓から恐竜の展示が見える

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館内デザインも斬新。子供向けワークショップを開くスペースも

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蝶の羽で作られた工芸品や花鳥画など、アート作品も展示されている

1F 生命長河 (ションミンチャンホー)

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スロープを歩くだけで生き物の歴史がわかるコーナー

B1 演化之道 (ヤンホアヂーダオ)

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海中の生物から恐竜、猿人までの進化を展示。爆音で吠える恐竜の模型もある

B2 生態万象 (ションタイワンシャン)

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サバンナ、南極、北極などさまざまな環境で暮らす動物の生態がわかる

まだある! 個性派ミュージアム

街なかにも多くのミュージアムが点在。上海だからこそ見られる展示物もたくさん。

上海城市歴史発展陳列館

1930年代にタイムスリップ

1930年代前後の上海を中心に街の発展を紹介していく博物館。「東方明珠塔」の中にあり、本物のクラシックカーやリアルなジオラマで再現した古い街並、ろう人形で紹介する庶民の生活風景など見ごたえたっぷり。

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上海城市歴史発展陳列館

現地名:
上海城市历史发展陈列馆
住所:
世紀大道1号東方明珠零米大庁内
アクセス:
地下鉄二号線陸家嘴駅から徒歩5分
TEL:
021-5879-1888
営業時間:
9:00~23:00
定休日:
無休 

上海工芸美術博物館

洋館に収蔵される工芸品の数々

瀟洒な洋館の2階にある展示フロアでは、象牙や玉石を用いた彫刻作品などあらゆる工芸品を展示。3階の作業フロアでは、織物などを制作する職人たちの作業風景が見られる。作品は{hlb}購入も可能。

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上海工芸美術博物館

現地名:
上海工艺美术博物馆
住所:
汾陽路79号
アクセス:
地下鉄一、七号線常熟路駅から徒歩10分
TEL:
021-6431-4074
営業時間:
9:00~16:00
定休日:
無休 

上海郵政博物館

建物も鑑賞したい博物館

1924年竣工の上海郵政局ビルを使った博物館。郵便物を運んだ馬車、飛行機などの模型や切手を展示している。実際に郵便業務も行なっており、はがきや切手を購入できる。

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上海郵政博物館

現地名:
上海邮政博物馆
住所:
天潼路395号
アクセス:
地下鉄十号線天潼路駅から徒歩5分
TEL:
021-6393-6666
営業時間:
9:00~17:00
定休日:
月・火・金曜 

上海市档案館(外灘新館)

近代史を紹介する豊富な資料

20世紀初頭から21世紀までの激動の上海近代史を、記録写真や映像パネルなどで詳しく紹介する資料館。列強による租界時代から革命闘争、経済改革などを経て、国際都市に生まれ変わる上海の歴史的変遷が学べる。

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上海市档案館(外灘新館)

現地名:
上海市档案馆(外滩新馆)
住所:
中山東二路9号
アクセス:
地下鉄二、十号線南京東路駅から徒歩15分
TEL:
021-6333-6633
営業時間:
9:00~16:30
定休日:
日曜 

銀行博物館

時代を映す金融グッズを所蔵

中国唯一の金融系博物館。館内には、清代末期から20世紀中頃までの歴代の貨幣や預金通帳、株券などのほか、リアルに再現された金融機関のセットもある。見学は予約制で、身分証明書の提示が必要。

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銀行博物館

現地名:
银行博物馆
住所:
浦東大道9号7F
アクセス:
地下鉄二号線東昌路駅から徒歩5分
TEL:
021-5888-5888
営業時間:
13:00~16:00
定休日:
木~火曜日 

東方楽器博物館

路地裏にある中国楽器の殿堂

上海音楽学院が所有する博物館。二胡、琵琶、楊琴、古箏などの中国楽器、少数民族の楽器、8000年前に作られた古代楽器のほかに、日本や東南アジアをはじめとする国々の珍しい楽器を陳列。

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東方楽器博物館

現地名:
东方乐器博物馆
住所:
高安路18弄20号
アクセス:
地下鉄一号線衡山路駅から徒歩3分
TEL:
021-5465-1834
営業時間:
9:00~17:00
定休日:
月・水・金~日曜日 

上海鉄路博物館

シミュレーターで機関車運転を

上海北駅の駅舎跡地に建てられた鉄道の博物館。屋外広場には世界的にも稀少な蒸気機関車や山間地帯を走っていた狭軌貨車など、貴重な実物列車を展示している。館内ではシミュレーターを使って機関車運転も体験できる。

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上海鉄路博物館

現地名:
上海铁路博物馆
住所:
天目東路200号
アクセス:
地下鉄三、四号線宝山路駅からすぐ
TEL:
021-5122-1130
営業時間:
9:00~11:00 14:00~16:00 土曜9:00~16:00
定休日:
日・月曜 
Webサイト:
http://www.museum.shrail.com

観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。

奥付:
この記事の出展元は「まっぷる上海 蘇州」です。掲載されている電話番号、営業時間、料金などのデータは2017年6〜8月の取材・調査によるものです。いずれも諸事情により変更されることがありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。また、掲載の商品は取材時のもので、現在取り扱っていない可能性があります。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。