Travel concept. Suitcases and signpost what to visit in Thailand by fotolia - © Maksym Yemelyanov

まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

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タイ入国審査、税関申請、出入国の手続きついて

タイの出入国の手続きをご案内。機内への持ち込み制限や免税範囲を確認しよう!

日本出国

①預ける荷物のセキュリティチェック
チェックインの前に機内に預ける荷物のセキュリティチェックを受ける。検査を受けたあとはテープが貼られ、開けることはできないので、必要なものは検査前に出しておく。

②チェックイン
利用する航空会社のカウンターでチェックイン。パスポート、航空券または航空券引換書を提示し、機内に預ける荷物を出す。搭乗券、預けた荷物のバゲージクレーム・タグを受け取る。

③持ち込む荷物のセキュリティチェック
機内に持ち込む手荷物のセキュリティチェックとボディチェックがある。手荷物はすべてチェックを受ける。荷物はベルトコンベアの上に乗せX線の機械に通し、自分はボディチェックのゲートをくぐる。

④税関申告
海外ブランド品などを外国に持ち出す場合は、出国審査手前の税関で、「外国製品持出し届」を提出し、承認を得ておく必要がある。届出の際には申告する品物を提示するので、手荷物に入れておく。

⑤出国審査
日本国のパスポート所有者はパスポートと搭乗券を審査官に提示。

⑥搭乗ゲート
搭乗券に記載されている番号のゲートへ。搭乗開始は出発の30分くらい前から。

タイ入国時の免税範囲

酒類
1本(1ℓ以内)

たばこ
紙巻200本、葉巻250g=合計250gまで。

その他
カメラ、ビデオカメラは各1台まで、フィルムは5本、ビデオテープは3本まで、外貨はUS$2万相当額以上を持ち込む場合申告する必要がある。

タイ入国

①出入国カードの記入
出入国カードは到着前に機内で配布される。入国カードの表面と裏面、出国カードの表面の合計3枚分の必要事項について、署名以外は英語か数字で記入する。出国カードの部分も入国審査で提出するので、切り離さないこと。

②空港ターミナルへ
飛行機を降りたら「Passport Control」の表示に従って入国審査ブースへ。

③入国審査
All Passportsの列に並ぶ。審査官に記入済みの出入国カードとパスポート、帰りの航空券を渡す。ほとんど質問はなく、出国カードに滞在期限が書かれ渡されるので出国時までなくさないように。

④預けた荷物の受け取り
入国審査が終わったら、搭乗便名のサインがあるターンテーブルで機内に預けた荷物をピックアップ。バゲージクレーム・タグで荷物のタグを照合する。

⑤税関検査
申告するものがない場合は緑のランプの検査台へ、申告するときは赤のランプのカウンターに並ぶ。

Suvanaphumi Airport
by fotolia - © BigGabig

スワンナプーム国際空港

ウェブ・チェックインについて

インターネット上で搭乗手続きができるウェブ・チェックインを利用すると便利。出発の24時間前から受付を開始し、座席指定できる。空港の各航空会社のカウンターには機内持ち込み荷物を預ける専用カウンターがあるため、通常のチェックイン・カウンターに並ぶ必要がない。

タイ出国

①空港へ向かう
空港の4階が出発ロビー。空港には2時間前には到着していたい。

②預ける荷物のセキュリティチェック
検査後は荷物を開けられないので、VAT還付を受ける品物をスーツケースにしまう場合は、税関の承認を先に済ませよう。

③チェックイン
搭乗する便名があるカウンターで、パスポート、航空券を提示。荷物を預け搭乗券、バゲージクレーム・タグを受け取る。

④持ち込む荷物のセキュリティチェック/ボディチェック
機内持ち込み荷物はすべてX線の機械に通し、ボディチェックを受ける。日本出発時と同じく、液体類の持ち込みは制限されている。

⑤出国審査
出国審査カウンターで、入国時に渡された出国カードとパスポート、搭乗券を提示し出国審査を受ける。

⑥再両替/ショッピングなど
搭乗便の搭乗口付近の待合室で待つか、時間があればバーツの再両替や免税店での買い物を楽しむのもよい。VAT払戻しも忘れずに。ただし、搭乗口は変更になることもあるので、アナウンスに注意。

VAT(付加価値税)の還付方法

「VAT REFUND FOR TOURIST」の表示のある店で高額の買物をしたときは店員にパスポートを提示し、申請書類を作成してもらうこと。出国審査前に空港の税関で、書類と購入した商品、パスポートを提示し、検印を受ける。そして搭乗前に出発ラウンジにあるVAT REFUND OFFICEで書類を提示すれば還付が受けられる。

日本帰国

①検疫
機内で検疫質問票が配布された場合は、記入し、検疫で係官に手渡す。検疫質問票が配られなかったときでも、腹痛など体調に異状があったときは申告する。

②入国審査
日本のパスポート所有者は「日本人」の列に。順番がきたらパスポートを提示。問題がなければ入国スタンプが押印される。

③預けた荷物の受け取り
ターンテーブルで機内に預けた荷物をピックアップ。破損や紛失は係員にバゲージクレーム・タグを提示し、申し出る。

④動植物検疫
果物や生花、ハムやソーセージなど、動植物を持ち込む場合は、検疫検査を受けなければならない。植物は禁止品以外は持ち込めるが、肉類は日本向けの検査証明書がなければ原則持ち込めない。また蘭やサンゴ、蝶など、ワシントン条約の対象品も正規の輸出許可書が必要。

⑤税関検査
機内で配られた携帯品・別送品申告書をパスポートとともに提出する。日本出国の際に外国製品の持出し届を提出した場合は、承認印が押された届出書も同時に出す。免税範囲内であれば緑、超えている場合は赤の検査台に進む。

免税の範囲(成人1人あたり)

海外旅行者の日本入国時の免税範囲は以下のとおり。別送品は携帯するものと合算して申告する。未成年者は酒とたばこ類は免税とならない。

・酒類
1本760㎖程度のもの3本

・たばこ
紙巻200本、葉巻50本、その他250gのいずれか1種。2種類以上を購入した場合は換算して合計250gまで。日本製たばこは外国製たばことは別に上記と同じ量まで免税

・香水
2オンス(約56㎖)
オーデコロン、オードトワレは除外

・同一品目
同一品目の合計が1万円以下の物
(例:1箱1000円のチョコを9箱購入)

・その他
海外市価の合計が20万円以内のもの

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奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ バンコク」です。掲載している情報は、2016年3〜8月にかけての取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。