2017年12月23日

ウィーン

ウィーン・プラハ・ブダペスト旅行出発前に知っておきたい基本情報あれこれ

by Fish & Tips

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気候や文化、衣食住など国が違えばそれぞれ常識が異なる。日本ではなじみのないようなことでも、あらかじめ特徴をおさえておけば、戸惑わずに気持ちよく受け入れられるもの。旅を安全で快適なものにするためにも、現地の常識を把握しておこう。

お金、物価、為替、両替など

通貨 CURRENCY

オーストリア
欧州共通通貨のユーロ(€)が通貨単位。補助通貨単位はセント(¢)で€1=100¢。€5〜500までの紙幣7種類と1¢〜€2までの硬貨8種類。

チェコ
通貨単位はコルナ(Kcˇ)。流通している紙幣と硬貨はそれぞれ6種類。

ハンガリー
通貨単位はフォリント(Ft)。500〜2万Ftまでの紙幣6種類と5〜200Ftまでの硬貨6種類。

チェコとハンガリーはEU加盟国だが、ユーロを導入していないためユーロが使えるのはホテルや一部のショップのみ。あくまで現地通貨のコルナ、フォリントでの決済が基本。ただし、プラハやブダペストなど都市部では日本円やユーロは現地通貨に簡単に両替できる。

両替 EXCHANGE

【為替レート EXCHANGE RATE】
為替レートとは、2国間の通貨を交換するときの取引価格。両替する際のレートによって手に入る現地通貨の額も変わる。

オーストリア
€1=約113円 (2016年8月現在) 1万円で約€88

チェコ
1Kcˇ=約4.2円 (2016年8月現在) 1万円で約2380Kcˇ

ハンガリー
1Ft=約0.4円 (2016年8月現在) 1万円で約2万5000Ft

【両替できるところ PLACES TO EXCHANGE】
3カ国とも空港や市内の銀行、ホテル、両替所などで両替可能。両替レートは場所によりそれぞれ異なる。オーストリアの通貨であるユーロは日本の銀行や郵便局で両替したほうが現地で両替するよりもレートが良い。また、両替の際に手数料がかかることもあるので、併せて確認しておきたい。

■空港の両替所
レートはあまり良くないが、飛行機が離発着する間は営業しているので、深夜に到着したときに便利。ATMならカードを使って24時間現金を引き出せる。

■銀行
比較的レートが良く手数料も小額で済むが、営業時間が限られているので注意が必要。オーストリアではオーストリア銀行、チェコではコメルチェニー銀行(KB)、ハンガリーではOTP銀行などが大手。

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■ホテル
一定水準以上のホテルであれば、フロントで24時間両替できる。夜間や週末など、予定外の現金が必要になったときには便利。レートはやや悪い。

■両替所
外国人観光客が集まりそうな観光地や繁華街には「CHANGE」、「EXCHANGE」の看板を掲げた両替所があり、休日に営業しているところもある。店によりレートや手数料が大きく異なるため、利用する際は何軒か比較してしっかり確認しておきたい。

 

レート表の見方
現地で日本円を現地通貨に両替する際にはJapanの「Buy」、現地通貨を日本円に両替する際はJapanの「Sell」の欄を見る。なお、現金のレートは「CASH」の項目で確認。両替手数料(Commission)の内容も必ずチェックしよう。手数料が必要なところはレート表や貼り紙にその内容が書かれている。手数料がかからない店はレートが良くないことが多い。

 

【両替方法 EXCHANGE METHOD】
現金に、原則的にはパスポートを添えて窓口に提出すると、現地通貨と換金証明書が渡される。日本円へ再両替する際には、この換金証明書が必要になることがあるので帰国するまでは保管しておくこと。また、窓口を一度離れるとクレームを受け付けない場合が多いので、金額は必ずその場で確認しよう。
路上で外貨の両替を持ちかけられることがあるが、これは違法な闇両替なので一切応じてはいけない。闇両替を利用すると利用者も罰せられたり、偽札に交換されることもあるので注意。正規の両替所以外での両替にともなうトラブルの責任やリスクは本人が負う。

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自動両替機
3カ国とも空港、鉄道駅、観光地などには自動両替機を備えているところがある。24時間利用でき、円からユーロ、コルナ、フォリントへの両替も可能。ただし、おつりやコインは出てこないのでレート的には良くない。機種にもよるが、使い方の手順はたいてい英語で示される。

①各国の国旗とレートが表示されているので、両替したい通貨を選択する。
②次に、「紙幣を挿入Please pay in」と表示されたら、差込口に紙幣を入れる。
③換算の総額が表示されたら支払い方法を選択し、OKボタンを押す。相当額の紙幣と領収書が出てくる。

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クレジットカード CREDIT CARD

ウィーン、プラハ、ブダペストなどの都市部ではクレジットカードが使用できる店は多い。多額の現金を持ち歩かずに済むので安心なうえ、予想外の出費にも対応できる。その利便性と安全性から、滞在中の支払いはクレジットカードを基本に考えるとよい。また、クレジットカードのキャッシング機能を使えば、街なかのATMで現金を入手することもできる。さらに、クレジットカードは持ち主の身分を保証するもので、ホテルやレンタカー会社では、デポジット(保証金)代わりにもなる。店によっては使えるカードが限られるため、国際カードを2種類以上持っていると安心だ。

【キャッシング CASH WITHDRAWAL】

■ATMから
VisaやMasterCard、JCBなど、国際ブランドのカードなら、現地の空港や駅、銀行などにあるATMでキャッシングできる(暗証番号が必要)。Visa(PLUS)、MasterCard(Cirrus)など、自分のカードと同じマークがあるATMなら利用可能。限度額や利用条件は出発前に確認しておきたい。

■提携金融機関の窓口
必要事項を記入し、クレジットカードとパスポートを提示。売上票にクレジットカード裏面と同じサインをする(暗証番号が必要な場合がある)。

■換算レート
クレジットカード会社により少しずつ異なるが、利用日当日から2日後までに、利用データを処理した日のレートで換算される。銀行間レートが適用されるので、両替をするよりレートが良い。

■利息
クレジットカード会社からの借り入れなので、手数料ではなく、翌月の返済までの期間の利息の支払いになる。利息は会社により異なるが、ほとんどが16~18%の年利を日割で計算。締め日に近い日にキャッシングをしたほうが利息は少なくなる。ただし、キャッシングの記録が処理されるには数日かかることもあるので、締め日の3、4日前にキャッシングするのが得策。締め日や支払日を待たず、返済する繰り上げ返済なら、さらに利息が少なくて済む。カード会社に電話をし、支払いを早くすることを伝え、その場合の振込日、支払い金額、振込先を聞いて、振り込みをする。現金を両替するより、結果的に最も利用しやすい、お得な両替方法だ。

【ATMの使い方】
ATMのキャッシングサービスは、各国語のガイダンスに従って操作を進める。24時間利用できるので便利だが、ATMの周辺にカメラを設置し、暗証番号を盗み撮りする犯罪も起きているので、セキュリティがしっかりした場所以外は十分に注意したい。

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■画面表示の一例 (機種により操作方法は異なる)
①カードを入れ、言語を選ぶ。
Wählen sie ihre sprache 言語を選んでください
該当する言語の左右のボタンを押す。

②Select a function 取引内容を選んでください
キャッシングするとき、一部国際キャッシュカードで預金を引き出すときは、いずれも「INTERNATIONAL WITHDRAWAL」を選択。

③Digit your secret code 暗証番号を入力してください
4桁の暗証番号を入力。

④SELECT AMOUNT 金額を選んでください
必要な金額のボタンを押す。画面に数字が出ない場合は、テンキーで金額を入力。現金とカード、明細書を受け取る。

時間 TIME

3カ国とも日本との時差はマイナス8時間。サマータイムに注意

時差 TIME DIFFERENCE

ー8時間 (夏はー7時間)
現地(冬)が12時のとき、日本は20時

3カ国とも日本との時差は8時間(サマータイム実施中は7時間)。日本のほうが先行しているので、現地の時間に8時間(サマータイム実施中は7時間)をプラスすると日本時間。たとえば、現地の正午は日本の午後8時(冬)だ。

サマータイム
3月最終日曜〜10月最終日曜3月最終日曜の午前2時に1時間時計を進めて午前3時に。10月最終日曜の午前3時には午前2時に1時間時計を戻す。予約時間の間違いに注意。

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ビジネスアワー BUSINESS HOURS

オーストリア
日曜、祝日でもみやげ物店やカフェ、西駅、空港の店舗は営業している。メーデー、クリスマス、年末年始などは営業時間の変更に注意。以下は一般的な営業時間の目安。店舗によって30分~1時間前後の違いがある。

銀行    9:00~15:00(木曜は~17:30) 土・日曜休
郵便局   8:00~18:00(土曜9:00~12:00) 日曜、祝日休
ショップ  9:00~18:30(土曜は~17:00) 日曜休
レストラン ランチ12:00~14:00、ディナー18:00~22:00

 

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チェコ
プラハなど都市部の店舗や大型店舗は比較的営業時間が長い。夜間は騒音規制(22:00〜翌6:00)があるためレストランなどのテラス席は営業時間が22:00までと限られる。

銀行     9:00~17:00 土・日曜休
郵便局    8:00~19:00 土・日曜休
ショップ   8:00~18:00(土曜は~12:00) 日曜、祝日休
レストラン 11:00~23:00(テラス席は~22:00)

ハンガリー
食料品店やショッピングセンターの営業時間はさまざまで、日曜営業や曜日により営業時間を長くしている店もある。ブダペスト市内の東駅に隣接する郵便局は年中無休。

銀行     8:00~16:00(金曜は~14:00) 土・日曜休
郵便局    8:00~18:00 土・日曜休
ショップ   7:00~19:00(土曜は~14:00) 日曜、祝日休
レストラン 11:00~深夜

通信 COMMUNICATION

通信料を抑える工夫をしながら利用したい

電話 TELEPHONE

国際電話 INTERNATIONAL PHONECALL
国際電話の国番号
43 (オーストリア)・420 (チェコ)36 (ハンガリー)・81 (日本)

■日本への国際電話
ダイヤル直通電話のほか、3カ国ともに国際電話会社の通話サービスも利用できる。電話をかけた相手先に通話料金を負担してもらったり、カードで支払いをするなど、便利なサービスが日本語で受けられる。公衆電話や、ほとんどのホテルの客室の電話からかけられるが、ホテルは手数料がかかるので注意が必要。

【ダイヤル直通電話】
*一般の電話へ(例)東京03-1234-5678へかける
●-00-81-3-1234-5678
ホテルからかけるときは、ホテルの外線番号
国際電話識別番号(3カ国共通)
日本の国番号
市外局番の最初の0は取る

*携帯電話へ(例)日本090-1234-5678へかける
●-00-81-90-1234-5678
ホテルからかけるときは、ホテルの外線番号
国際電話識別番号(3カ国共通)
日本の国番号
識別番号の最初の0は取る

【国際電話会社のサービスを利用する】
■日本語オペレータ通話(コレクトコール)
通話料金を着信者に負担してもらうコレクトコールで電話をかける。

KDDIジャパンダイレクト
日本語オペレータが24時間、年中無休で対応してくれる。アクセス番号に電話をかけ、オペレータに日本の電話番号、話したい相手の名前を伝える。相手先の国や時間帯、発信する電話端末(固定電話、携帯電話)にかかわらず料金は一律で、最初の3分2160円。3分経過後から追加1分ごとに460円が加算される。
KDDI  www.001.kddi.com

アクセス番号
オーストリア ●-0800-250-216
チェコ    ●-800-001-181
ハンガリー  ●-06-800-08111
ホテルからかけるときは、ホテルの外線番号

■日本語音声案内のカード通話
専用カードやクレジットカードを使って日本宛に国際ダイヤル通話ができる。

KDDIスーパージャパンダイレクト
KDDIスーパーワールドカード、クレジットカードが利用できる。アクセス番号にかけて日本語音声ガイダンスに従い、カード番号、暗証番号(クレジットカードの場合)、相手先の電話番号を押す。料金は通話開始時の日本時間が適応され、相手先の電話(固定電話、携帯電話)や早朝、昼夜など時間帯によっても異なる。1分150〜400円程度。
KDDI www.001.kddi.com

アクセス番号
オーストリア ●-0800-200-216
チェコ    ●-800-001-128
ハンガリー  ●-06-800-08112
ホテルからかけるときは、ホテルの外線番号

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スマートフォンのデータ通信に注意
スマートフォンは電源を入れているだけで、メールのチェックなどでデータ通信を行うことがあり、知らぬ間に高額の料金になっているということも。データローミングサービスをオフにしておけば防げるので、設定を確認しておこう。

 

国内電話 DOMESTIC PHONECALL
■ オーストリア
オーストリアの市内から市内にかける場合は市外局番は不要だが、市外にかける場合は市外局番からダイヤルする。州都の市外局番はウィーン01、ザルツブルク0662、リンツ0732、インスブルック0512、グラーツ0316、クラーゲンフルト0463、アイゼンシュタット02682、ザンクトペルテン02742。

■ チェコ
チェコの電話番号は、全土を通じて9桁。市内・市外、携帯電話にかける場合も9桁すべての番号をダイヤルする。

■ ハンガリー
ブダペストの場合、市外局番は1、それに7桁の番号が続く。市外通話のための識別番号は06。市外へかける場合は06+市外局番+相手の番号。携帯電話にかける場合は06と各社の識別番号(2桁)をつける。

 

電話をかける CALL
■宿泊ホテルの客室から
一定水準以上のホテルであれば、客室に電話がついており、そこから外へ電話をかけることができる。ホテルの部屋から外へ電話する際は、国内電話、国際電話にかかわらず、まず外線につながる番号を押さなくてはならない場合がほとんど。料金の支払いは基本的にはチェックアウト時で、通話料以外に手数料がかかる。

■携帯電話
国際ローミング対応機種なら、普段日本で使っている携帯電話がそのまま利用できる。出発空港でレンタルも可能。いずれも料金は高め。着信の際も通信料がかかるので、頻繁に現地の国内電話を使うならプリペイド式携帯を購入したほうが安い。日本で使用している携帯電話の海外での利用方法やサービス内容などの詳しい情報は、出発前に各キャリアに問い合わせて確認を。

■IP電話
インターネット回線を利用して音声通話ができるIP電話を利用すれば、電話回線を利用するより割安。パソコンで利用できるSkypeやスマートフォンアプリのLINEが代表的。利用には、申し込みやダウンロードが必要。なお、日本契約の携帯電話で利用する場合、海外ローミングをオフにすることを忘れずに。

 

公衆電話
携帯電話の普及により、公衆電話の数は急速に減少しているが、空港や主要駅、地下鉄駅などの公共施設には設置されていることが多い。緊急時の連絡やコレクトコールを使って日本に電話をかける場合は、国際転送料や手数料のかかる携帯電話やホテルの電話よりも、公衆電話のほうが経済的なこともある。

■ オーストリア
コイン用、テレホンカード用、クレジットカード用の公衆電話があり、通話料金は時間帯、電話局によって異なる。コインは10、20、50¢と€1、€2が使用可能。おつりは出ない。また、テレホンカードはTelefonwertkarteといい、€5、€10、€20のものがある。郵便局やキオスクなどで購入できる。

 

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■ チェコ
コイン用、テレホンカード用の公衆電話がある。コインは正式通貨のコルナのみ使え、1、2、5、10Kcˇが使用可能。ただし、近年コイン用の公衆電話は少なくなっている。テレホンカード用の公衆電話にはICチップ方式とPIN入力方式があり、それぞれ使い方や使用できるカードが異なるので注意が必要。チェコでは、テレホンカードはTelekartaといい、175、350、525Kcˇのものがある。郵便局やキオスクで購入できる。

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■ ハンガリー
コイン用、テレホンカード用の公衆電話がある。コインは10、20、50、100Ftが使用可能。テレホンカードはチャージのできるプリペイド式で、1000、2000、5000Ftの3種類がある。T-Pontという通信事業会社でのみ購入が可能。主要なショッピングセンターにはたいていT-Pontのショップがある。公衆電話を利用する際は、カードに記載されている8桁の番号をはじめに押し、そのあとに相手の電話番号を押す。

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インターネット╱Eメール INTERNET, E-MAIL

インターネット INTERNET
■ホテルで
3カ国ともWi-Fi環境が整ったホテルが多く、客室でスマートフォンやタブレットを利用しインターネット接続ができる。接続が有料の場合もあるので、予約時に確認しておきたい。ホテルによってはビジネスセンターが設置されており、備え付けのパソコンでインターネットにアクセスできるが、日本語入力ができないことが多いので注意。利用料金はホテルによってさまざまなので、こちらも事前に確認しておこう。

■屋外で
街なかの各所に無料Wi-Fiスポットが設置されており、料金を気にせずにスマートフォンが活用できる。駅、広場、ショッピング街のほか、カフェやレストラン、ファストフード店などでは無料Wi-Fiサービスがあるところが多い。ウィーン市観光局が発行している地図にはWi-Fiスポットが記されているので、観光案内所で入手しておくと便利だ。また、都市部にはインターネットカフェも多いが、日本語環境が利用できる店は少ない。

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Eメール E-Mail
携帯電話でのEメールやSMSの送受信はWi-Fi経由にすると通信料を抑えられる。パソコンからは、フリーメールのアドレスを取得しておけばブラウザで送受信可能。ただしネットカフェ、ホテルなどにあるパソコンは日本語の入力ができないことが多い。日本語IMEをインストールして設定を変えることも可能だが、店舗によっては勝手に変更できないので注意。

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国際宅配便 COURIER

荷物を宿泊先で集荷し、日本の自宅まで届けてくれる便利なサービス。日本まではだいたい1週間程度で送ることができ、保険も付けられる。重量制限、保険、梱包代、扱い可能な品目などは各社で異なるので、詳細は別途確認しておこう。日本通関時の税金を安く送りたいなら、荷物を別送品扱いにする手続きが可能か確認してみよう。

おもな宅配便会社
■日本通運 www.nittsu.co.jp
ウィーン 01-700735411
プラハ 255-707422
ブダペスト 29-553807

■DHL www.dhl.com
オーストリア 0820-550505
チェコ 840-103000
ハンガリー 1-2454545

■FedEX www.fedex.com
オーストリア  0800-123800
チェコ 800-133339
ハンガリー  40-980980

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別送品の手続き
別送品とは、海外旅行者などが身の回り品を本人が携帯せず別便で送る荷物のこと。おみやげなどを国際小包や宅配便で日本へ送ると関税がかかる場合があるため、別送品扱いにすれば自分で持ち帰る手荷物との合計で、免税範囲や簡易税率が適用され経済的(ただし本人から本人宛の荷物に限る)。まず、品物の外装、税関告知書、送り状などに「別送品」と明記し発送。日本の空港に到着後、税関で「携帯品・別送品申告書」を2枚提出する。うち1枚は税関でスタンプを押してもらい、別送品を受け取るまで保管。別送品が日本に到着すると「外国から到着した郵便物の通関手続きのお知らせ」というはがきが税関から送られてくるので「携帯品・別送品申告書」を提出(郵送可)。通関手続きが終了すると、荷物が届く。

郵便 POSTAL SERVICE

郵便を出す POST BY
はがきや手紙を日本へ送るには、宛名の下に目立つように英語で「JAPAN」、航空便の場合は「AIR MAIL」と明記すれば、住所と宛名は日本語でも問題ない。郵便料金はプライオリティ(Priority)とエコノミー(Economy)の2種類に分かれ、プライオリティのほうが料金は高いが、比較的早く届く。大きなホテルではフロントで投函を引き受けてくれるところもあるが、速達や定形外のものは郵便局へ持ち込もう。

□オーストリア
郵便局の業務時間は、地方により若干異なる。ウィーンの郵便局の営業時間の目安は月〜金曜の8〜12時、14〜18時。ナッシュマルクトにある中央郵便局(本局)は年中無休。国鉄主要駅構内の局は早朝、夜間営業している場合もある。郵便ポストは黄色。赤線の入ったポストは日曜、祝日にも回収される。
中央郵便局(ウィーン)
西駅郵便局(ウィーン)
プラーター通り郵便局(ウィーン)

■はがき・手紙
日本へ出すはがきや定型20gまでの封書はプライオリティ€1.70。定型50gまでの封書が€2.50。日本へは4〜5日で届く。

■小包
国際小包(エコノミー)、国際スピード郵便EMSがある。料金はサービスや重量によって異なるが、目安としては航空便で1kgまで€18.05、EMSで1kgまで€51.44。
Österreichische Post www.post.at

 

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□チェコ
欧州の郵便局はラッパのシンボルマークが目印で、チェコも同様。一般的な郵便局の業務時間は8〜19時まで。プラハのJindrˇišská通りにある中央郵便局は、ほぼ24時間無休。
中央郵便局(プラハ)

■はがき・手紙
日本へ出すはがきや定型20gまでの封書はプライオリティ32Kcˇ。日本へは1週間ほどで届く。

■小包
サービスは国際小包(エコノミー/プライオリティ)、国際スピード郵便EMSがある。料金の目安はプライオリティ扱いの小包で1kgまで641Kcˇ、2kgまで926Kcˇ、上限は30kg。
Ceská Pošta www.ceskaposta.cz

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□ハンガリー
業務時間は一般に8〜18時頃が多いが、大通り沿いなどには20時まで営業しているところもある。ブダペスト市内の東駅に隣接する郵便局は24時間無休。
西駅郵便局(ブダペスト)
東駅郵便局(ブダペスト)

■はがき・手紙
プライオリティの場合、はがきと、定型で20gまでの封書が395Ft、50gまでは590Ft。切手は郵便局や売店で購入できる。

■小包
EMSで1kgまで1万2825Ft、国際小包(プライオリティ)で1kgまで1万3785Ft。
Magyar Posta posta.hu

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住所表記のルール
日本では「郵便番号」+「都道府県」+「市区町村」+「番地」の順番で表記される住所。3カ国それぞれの住所表記ルールを覚えて、旅をスムーズに。

□オーストリア
通り名+番地+郵便番号(4桁)+都市名

□チェコ
通り名+番地+郵便番号(5桁)+都市名

□ハンガリー
郵便番号(4桁)+都市名+通り・広場名+番地
ハンガリーの順序は日本と同じ。※「区」は郵便番号に含まれているが、特に「区」を表示するときはローマ数字が使用される。

衛生 SANITATION

硬水に慣れない人はミネラルウォーターを

水 DRINKING WATER

■水道水 WATER SUPPLY
オーストリアの水道水はアルプスの湧き水を利用しているので、問題なく飲むことができる。チェコ、ハンガリーの水道水も衛生的には問題ないが、ボトル入りのミネラルウォーターを買って飲むほうが無難。基本的に、欧州の水は日本の水より石灰分を多く含み硬度が高い水(硬水)のため、味が気になる人や胃腸が弱く心配な人は飲料水を購入したほうがよい。日本の石鹸は硬水では泡立ちが悪い。また、髪や顔を洗うと乾燥することもあるので、保湿グッズも準備しておきたい。

■ミネラルウォーター MINERAL WATER
オーストリアではアルプスの湧水を水道水に使用している地域も多く、飲用に適するといえる。一方、チェコ、ハンガリーでは水道水は基本的に飲まないほうが無難。欧州諸国の水は石灰分の多い硬水のため、味や喉ごしに違和感を感じる人はミネラルウォーターを飲用したほうがよい。

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トイレ TOILETS

オーストリア
「トイレ」を意味する単語は「トアレッテ」(Toilette)、「ヴェー・ツェー」(WC)など。「00」の表記を見かけることもある。公衆トイレはたいてい有料で、レストランや美術館では無料のところとチップ(€1程度)が要るところも。

■面白公衆トイレ
ウィーンのカールスプラッツ駅の地下にはオペラの流れる「オペラトイレ」がある。豪華な装飾と優雅な音楽はちょっとした名物だ。チップは70¢。

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チェコ
空港や駅など公共施設にあるトイレは、ほとんどが有料。コイン式やチップ制になっているところが多く、相場は3〜10Kcˇ。レストランなどでは無料のところもある。

 

ハンガリー
上記2カ国と同様、ほとんどが有料。平均的な利用料金は70Ftで、管理が行き届いたトイレは100Ftのところも。入口に係員がいる場合は提示された料金を払う。

電気 ELECTRIC EQUIPMENT

変圧器と変換アダプターが必要

電圧 VOLTAGE

電圧はオーストリアが230V、チェコとハンガリーが220V。周波数は3カ国ともに50Hz。一方、日本は電圧100V、周波数50/60Hzなので、日本の電化製品を現地で使うには変圧器が必要。そのまま使うと故障や火災の原因となることも。最近は240Vまで対応した電化製品も多いので使用する製品の電圧を確認しておく。電化製品だけではなく、ケーブルも電圧に対応しているかどうか併せて確認を。

電源 ELECTRICAL OUTLET

一般的なコンセントは3カ国とも丸穴が並んでいるもので、対応するプラグはCタイプかSEタイプ。日本と形状が異なるため、持参した電化製品の利用には、プラグの変換アダプターが必要。旅行用に汎用型のコンセントプラグを用意しておくと便利。ソケットは埋め込み式なので、プラグをしっかりはめ込んで利用しよう。

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習慣とマナー CUSTOM & MANNERS

ひと言あいさつをするのが大原則だ

注意したいこと RESTRICTIONS

日本とは文化や習慣が異なり、違ったリズムや常識のもとで人々が動いている。思わぬトラブルを招かないよう、最低限のルールとマナーはおさえておきたい。

飲酒 DRINKING
オーストリアの飲酒可能な年齢は16歳から(州により例外あり)。チェコ、ハンガリーは18歳。チェコでは、密造酒の飲酒事故を受け、国内全域におけるアルコール度数20%以上の酒類(ウォッカなど)の販売が厳しく規制されている。ハンガリーは飲酒運転の制限が厳しく、アルコール摂取量が0でないと違反になる。

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喫煙 SMOKING
喫煙が文化としても長い歴史を持つ3カ国だが、EU加盟にともない、たばこへの規制が強化されている。空港やホテル、レストラン、カフェといった公共施設や交通機関、人の集まるところは原則禁煙。喫煙の際は、事前に喫煙可能かどうかの確認をしよう。

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マナー MANNERS

あいさつ GREETING
コミュニケーションの基本はあいさつ。あいさつの言葉は現地語を覚えて旅したいところ。ショップやレストランの店員には、店に入ったら元気にあいさつを。また、ショップで陳列されている商品に勝手に触わることはマナー違反。必ず店員に声をかけ、触れてよいかの了解をとろう。

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服装 DRESS CODE
高級レストランではドレスコードがある店もあるので予約時に確認を。オペラでは席にもよるが、初日やガラ公演では正装していくのが一般的。また、教会を見学する際はかぶり物は取り、ノースリーブなど、肌を露出した服装はやめたほうが無難。

写真撮影 PHOTOGRAPHY
美術館や博物館、教会、劇場内の写真撮影は、事前に撮影可能かどうか確認したうえで行動を。許可されていてもフラッシュや三脚は禁止されている場合が多い。また、人物を撮影する際も必ずひと声かけて許可を得よう。無許可で撮影するのはマナー違反。

チップ TIPPING

チップはサービスに対するお礼の気持ち。自分が感じたサービスの満足度に応じて増減を。チップ用に小額の現地通貨は現金で持っておきたい。

治安 SAFETY

意識を海外モードに切り替えて、つねに注意を怠らない

治安状況 SECURITY SITUATION

3カ国とも欧州諸国のなかでは比較的治安が良いが、旅行者を狙ったスリや置き引き、詐欺などの犯罪は少なくない。治安が良く安全な国から訪れる日本人は狙われやすいので用心したい。予防策としては、旅券や現金などの貴重品は1つにまとめず分散して管理する、一目で旅行者とわかる服装や言動はしない、バッグはいつも自分の見えるように持つ、夜道の一人歩きは避けるなどだ。また、クレジットカードの不正利用を防止するための注意も怠らないように。
外務省海外安全情報 www.anzen.mofa.go.jp

 

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オーストリア
治安状況は、比較的良好。主要な都市では、公共交通機関が整い、比較的安全に移動できる。凶悪犯罪は少ない一方、スリ、置き引きなどの盗難が多発しているのも事実。ウィーンの観光地では警察のパトロールも行なわれているが、危機管理を怠らないことが大切。

チェコ
社会・治安情勢は、総じて安定的であり、犯罪件数は概ね減少傾向。ただし、日本と比べると、犯罪発生率は高く、首都プラハでは観光客を狙ったスリや置き引きの盗難事件が多い。スリの犯人を逮捕する場合もあるが、ほとんどの小さいスリは逮捕できないので、人の混み合う観光名所はとくに注意が必要。

ハンガリー
ハンガリーの治安情勢は全般的には良好で、犯罪件数も減少傾向だが、犯罪発生率は日本よりも高い。犯罪のなかではスリ、置き引きなどの盗難や窃盗が多い。

危険なエリアとスポット DANGEROUS AREAS & PLACES

オーストリア
スリ、置き引きなどの窃盗は、首都ウィーンのケルントナー通りやシェーンブルン宮殿内、蚤の市といった有名観光地や空港、鉄道駅、トラムなどの公共交通機関の車内、ホテルのフロント、レストラン、カフェなどでの被害が多い。また、ウィーン西駅やフランツ・ヨーゼフ駅など国際列車が発着する駅や、人けの少ない駅では夜間の治安が悪くなる。

チェコ
首都プラハの観光地、みやげ物店、公共交通機関の車内において、スリが多く発生している。また、観光地域の飲食店や長距離列車内での置き引きも多い。旅行者が多く集まるプラハ城やカレル橋周辺、ヴァーツラフ広場、さらに長距離列車が発着するプラハ本駅とホレショヴィツェ駅はとくに注意。近年は、偽警察官による詐欺事件も起きている。

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ハンガリー
犯罪が最も多く発生しているのは首都ブダペストで、ハンガリー全体の犯罪件数の1/4以上を占める。ブダペスト市内のなかでも、くさり橋やヴァーツィ通り、ブダペスト東駅、アンドラーシ大通り周辺などにおいて多く発生しており、スリや置き引きのほか、偽警察官による詐欺、ぼったくり被害にも注意が必要。とくに、国際列車が発着し、多くの外国人旅客で賑わう東駅のプラットホーム上や発車待ちの列車内での置き引き被害が目立つ。

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知っておきたいトラブル
近年、一部のアジア人旅行者の常識外れの行為によって被害を受けたお店が、すべてのアジア人旅行者に対し不愉快な接客をすることがあるようだ。万一、そういった理不尽な接客を受けた場合は、冷静に落ち着いて自分が日本から来ている旅行者であることを伝えよう。

盗難╱紛失 THEFT & LOST

盗難╱紛失の際の対処 IN CASE OF THEFT & LOSS

貴重品の盗難、紛失に遭ったら、まずクレジットカード会社に電話を。すぐにカードを止めて不正利用を防ぐ。次に警察に届け出て盗難(紛失)届出証明書を作ってもらう。警察署によっては英語が通じたり、日本語併記の書類が用意されていることもある。チェコの日本大使館のHPでは、被害届作成の依頼書をダウンロードすることができる。被害届を受け取ったら、下記を参考にそれぞれの対応を。残念ながら盗まれたものが返ってくる可能性は少ない。

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盗難・紛失に備える

パスポート
顔写真があるページのコピーをとっておくか、パスポート番号や発給日、発行地などを控えておき、パスポートとは別の場所に保管しておく。

クレジットカード
カード番号と有効期限、発行会社の緊急連絡先を控えておく。暗証番号は絶対に他人に教えないこと。暗証番号を書いたメモなどをカードと一緒にすることも避けたい。不正使用されても補償されないことがある。

航空券(eチケット控え)
eチケット控えは、航空会社の窓口で無料で再発行してもらえる。本人確認のため、購入時に使用したクレジットカードやパスポート番号が必要。便名や出発時刻は別に控えておきたい。

盗難・紛失時の対応

【パスポート】
①警察に届け出
盗難・紛失届出証明書を発行してもらう

②日本大使館に届け出
渡航書の発給申請
警察の盗難・紛失届出証明書、顔写真2枚、運転免許証など国籍を確認できる書類、帰りの航空券を用意して日本大使館へ連絡。窓口で「帰国のための渡航書」を申請する。

③発給
渡航書は帰国日前日に発給されるが、他国へは入国できない。現地でパスポートを申請する場合は2〜4営業日かかり、戸籍謄(抄)本が必要。

【現金】
①警察に届け出
盗難・紛失届出証明書を発行してもらう

②帰国後、保険会社に申請
現金は保険がきかないが、荷物などの盗難は補償される。帰国後、警察の証明書とともに、購入時の領収書など必要書類を揃えて保険会社へ請求する。

③保険金給付

 

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【国際キャッシュカード・国際デビットカード】
①発行会社に届け出
再発行手続き
紛失・盗難に気付いたら、すぐに発行元の金融機関へ連絡して、利用停止の手続きをする。オンラインで手続きができる場合もある。指示があれば、警察で盗難・紛失届出証明書を発行してもらう。

②再発行
帰国後の再発行が多い。会社によっては、現地で緊急カードを受け取れることもあるが、通常は有料で日数がかかる。

【クレジットカード】
①カード会社に届け出
失効手続き
不正使用されないよう、すぐにクレジットカード会社の緊急連絡先へ電話する。名前、カード番号、最後にカードを使った店名と金額などを告げ、カードの停止手続きと再発行を依頼。指示があれば警察へも届け出て、盗難・紛失届出証明書を発行してもらう。

②再発行
帰国後の再発行が多い。カード会社によっては、海外での再発行や、一時的に利用可能な緊急カードの作成ができることもある。

トラブル事例と対策 Trouble Cases & Countermeasures

オーストリア
事例1.
レストランで足元の人目につかない場所にバッグを置いて食事をしていたところ、気がついたらバッグがなくなっていた。

対策1.
足元に置いていても触れていなければ盗まれても気づけない。バッグを目の届く場所に置くか、体と密着させる。

事例2.
レストランでホテルの中のビュッフェ形式のレストランで、椅子にバッグを置いたまま料理を取りに行ったところ、席に戻ってきたらバッグがなくなっていた。

対策2.
ホテルのレストランも公共の場。荷物を椅子に置いたまま席を立たない。料理は荷物を持って取りに行くか、同行者と順番で取りに行く。

事例3.
ホテルで宿泊していたホテルのロビーで、見知らぬ人に突然話しかけられ、その対応に気を取られている隙に、手元に置いておいたバッグがなくなっていた。ホテルの中なので安心していた。

対策3.
ホテルの中だから安心ということはない。ロビーやフロントなどは誰でも入れるので気を抜いてはいけない。また、見知らぬ人に話しかけられたら、まず警戒し、荷物の安全を確認する。

事例4.
地下鉄で10歳くらいの子供の集団に取り囲まれ、騒ぎに気を取られている間に、バッグのファスナーが開けられ、中に入れておいた財布を盗まれてしまった。

対策4.
人混みの中では、バッグは必ず体の前で持ち、手を添えておく。バッグのファスナーや留め具をしっかりと閉め、開閉部を内側にして体の正面でしっかり抱え込む。

事例5.
街なかで品のよい白人男性から「盗難に遭ったので金を貸してくれ」と、住所などを書いたメモを渡され懇願された。かわいそうに思い、お金を貸したが、あとで調べると存在しない住所だった。

対策5.
同情してしまいがちだが、これが手口。見知らぬ人に話しかけられたら、ひとまず警戒したほうがよい。知らないふりをして相手にしないのがいちばん。

事例6.
街なかでウィーン国立歌劇場周辺を歩いていたところ、写真を撮ってほしいと頼まれ、バッグを足元に置いて写真を撮った。そのあと、バッグの中身を確認すると、財布がなくなっていた。

対策6.
貴重品の入った荷物を、不特定多数の人が集まる場所で、手から離して、安易に足元に置いたりしない。財布などの貴重品は他人から簡単にわかる場所に保管しない。

チェコ
事例1.
レストランで 椅子の背もたれに掛けていたバッグがなくなっていた。また、財布をポケットに入れた上着を椅子の背に掛けていたところ、財布のみ抜き取られていた。

対策1.
バッグは目の届く場所に置くか、椅子の背と腰の間に挟むようにしておく。上着を脱ぐときは貴重品を出し、上着はクロークに預ける。

事例2.
街なかで夕刻のプラハ市内で人けの少ない路地を1人で歩いていたところ、ナイフを持った男に脅され、所持金を全額取られた。その際、転倒して軽傷を負った。

対策2.
人通りの少ないところや夜間の一人歩きは避ける。万が一強盗に遭った場合は身の安全を最優先し、無理な抵抗は避ける。大金を持ち歩かない。

事例3.
街なかで プラハ5区のホテルに宿泊し、路上駐車をしていた。翌朝チェックアウトを終え停めていた自動車のところに行くと、ドアが壊され、車内から貴重品が盗まれていた。

対策3.
管理人や警備員のいる駐車場、防犯シャッターや防犯カメラのある駐車場を使用する。 貴重品やカバンを車内に放置するのは危険なので避ける。

事例4.
街なかで 両替所を探していたところ、見知らぬ人が近づいてきて「チェンジ・マネー」と声をかけてきた。その場は相手にせず通り過ぎたが、すぐに警察官と称する人物が現れ「先ほど外貨を両替しなかったか」と聞かれた。パスポートと財布の提示を求められたのでそれに応じたが、あとで財布から紙幣が抜き取られていることに気がついた。

対策4.
警官と称する人物には注意する。所持品検査を要求された場合は、相手の身分証の提示を求め、しっかり確認する。本物の警察官か疑わしい場合は 緊急用電話(112/英語可)かチェコ警察(158)へ電話する。毅然とした態度で冷静に対処することが重要。

事例5.
長距離列車でプラハ本駅からの長距離列車内で座席に着こうとしたら、親切な紳士が「荷物を上の棚にのせてあげる」と言って手伝ってくれた。下車時に荷物を見ると、貴重品がなくなっていた。窓の外からノックして注意を引きつけ、その間に仲間が座席のバッグを奪っていくというパターンも。

対策5.
長距離列車内では「荷物を網棚にのせてあげる」などと親切に話しかけてくる外国人に警戒する。 バッグは、つねに手元や体から離さないようにし、旅券や現金などの貴重品はシャツの下に直接身につけるネックポーチに入れて携帯する。

ハンガリー
事例1.
空港で到着後、両替所で両替手続きをしていたところ、瓶が割れるような大きな音がしたので、そちらに注意を向けている間、かたわらに置いていた荷物を何者かに盗まれた。

対策1.
突然の出来事につい油断しがちとなるが、自分の荷物には絶えず注意を払い、荷物を体から離さない。貴重品はシャツの下に直接身につける。

事例2.
地下鉄で車内にて、前後から人に挟まれ身動きできない状態となった。駅で周囲の乗客が降車し、身動きできるようになったことから、背負っていたリュックを確認したところ、貴重品が盗まれていた。

対策2.
混雑時にはなるべく乗車を避け、次の電車を待つ。リュックは自分の前に抱える。複数犯による犯行も多いため、わざと自分に寄ってくるような人物の動向には注意を払う。

事例3.
バスで乗客が少なくなった車内で、挙動不審な若者に暴力を振るわれそうになった。

対策3.
人の少ないバスでは運転手の近くに席をとる。相手と目を合わさずに下車する。

事例4.
街なかで路上にて、外国から観光に来たという男性から英語で話しかけられた。そこへ、警察官と称する人物がやってきて身分証と財布を見せるよう指示してきた。自称観光客が真っ先に応じたので、つられて財布を渡した。財布は返却され、警察官と観光客は別々に立ち去ったが、あとで確認したところ、財布から紙幣が抜き取られていた。

対策4.
警官と称する人物には注意。警察官は職務執行に際して、身分証および警察章の両方を提示する義務があるので、よく確認できなかった場合、再度その提示を求める。警察官の職務執行に問題がある場合、ハンガリー警察(107)や緊急電話(112/英語可)へ連絡する。

事例5.
バーで夜、繁華街にて、片言の日本語で女性に声をかけられ、一緒にバーで飲食したところ、女性は店とグルで、飲み物と食事に対して不当に高額な料金を請求された。苦情を述べると、数人の男から脅され、支払いを強要された。

対策5.
客引きや見知らぬ人が話しかけてきても、無視して通り過ぎる。相手にしない。客引きに案内される飲食店には行かないほうが無難。もし、被害に遭った場合はすぐに被害届を出すこと。

病気╱けが HEALTH

旅行者がかかりやすい病気 DISEASE

過労
時差ボケや移動の疲れが残ったまま、強行日程をこなそうとすると疲れがたまる。ときにはゆっくり休むことも必要だ。

風邪
夏も冬も乾燥しており対策が必要。夏場でも夜は冷え込むので、上着の用意は必須。寒暖差による風邪の予防を。また、冬場の寒さはかなり厳しいので防寒対策を厳重に。

下痢・胃腸疾患
欧州諸国の水は石灰分が多いのでお腹をこわしやすい。また、料理や洋菓子は高カロリーでボリュームが多く、味付けも濃いめのため、胃腸に負担がかかる。バランスの良い食事を心がけたい。

ダニ脳炎
極東ロシアから中央ヨーロッパの草原および森林地帯では、風土病的な病気としてダニ脳炎(初夏脳炎とも)がある。これはダニにさされることにより感染し脳炎を起こすもので死亡することもある。ダニの動きが活発になる初夏から秋にかけてが危険な時季。ダニにさされても全員が脳炎になるというわけではなく、ごく一部の人が発病して症状が出る。これといった治療法はない。予防策は、ウィーンの森などの森林や草原に行く際はダニにさされないような服装を心がけ、屋外から帰ってきたら衣服を脱ぎ、さされていないかチェックすることだ。もしさされていたら、すぐに消毒を。それから1週間ほどで熱が出たら、早めに病院で受診すること。長期間滞在する場合は予防ワクチンの接種も視野に。予防ワクチンは、日本では一部のクリニックでのみ扱っている。

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交通事故 TRAFFIC ACCIDENT

3カ国ともに交通法規は、日本と異なるところがいくつもあり、また、マナーの悪いドライバーも少なくないので、交通事故に遭わないよう十分な注意が必要。とくに、交差点では、しばしば交通事故が発生しており、交通標識、優先道路、非優先道路などへの注意が大切。

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海外旅行保険 TRAVEL INSURANCE

旅行中は日本の健康保険が使えないため医療費は全額自己負担。医療費が高額であったり、言葉の問題、病状や地域によっては海外移送が必要なこともあるため、急な病気やけがに備え、海外旅行保険への加入は必須。保険に加入していることの証明となる保険契約証は忘れずに持って行こう。

薬局 PHARMACY

薬局で購入できる医薬品は、風邪薬や頭痛薬などを除き医師の処方箋が必要なものがほとんど。そのため、常備薬を用意する際は、日本から持参したほうがよい。また、持病がある場合は、日本でのかかりつけの病院や医師に英文で診断書や処方箋を書いてもらい持参しておくと、万一のときに心強い。

オーストリア
緑色の十字の看板が薬局の目印。ドイツ語でApothekeと看板が出ていることが多い。医師の処方箋がなくても購入できるが、ないと買えない薬もある。各薬局には、夜間、日曜、祝日に営業している薬局(当番制)が表示されているので、営業時間外でも購入可能。

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チェコ
目印は緑色の十字の看板。チェコ語表記はLékárna。風邪薬などは処方箋なしで購入できる。その他の薬には医師の処方箋が必要。また、同じ薬でも処方箋のあるほうが、安く買えることが多い。24時間営業の薬局も。

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ハンガリー
ハンガリー語表記でGyógyszertár。基本的には、カウンターで症状を説明し、それに見合うものを出してもらうという形式。

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病院 HOSPITAL

オーストリア
医療事情は良好でどの診療科もとくに問題なく診療を受けられる。また、英語が通じる病院もある。在オーストリア日本大使館に依頼すれば、医療通訳者を紹介してくれる。

■おもな病院(ウィーン/ザルツブルク)
・国立ウィーン大学医学部付属病院 Allgemeines Krankenhaus (AKH)
01-404000
総合病院(歯科を除く)

・デープリング病院 Privatklinik Döbling
01-360660
入院設備、検査設備も整った私立病院

・Dr.矢本クリニック Dr.med.Miki SORZ-YAMOTO
01-5263062
診療のほか、医療通訳なども依頼可能

・ザルツブルク市総合病院 Landeskrankenanstalten Salzburg
0662-4482
総合病院(歯科、精神科を除く)

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チェコ
一般的な診療を受ける分には問題はないが、最新の医療設備は期待できない。公立病院の場合、英語の案内板がなく、医師以外に英語が通じない場合が多い。受診にはある程度のチェコ語が必要。料金は高いが、外国人を対象とした私立病院の利用もできる。

■おもな病院(プラハ)
・ヘルス・センター・プラーグ Health Centre Prague
224-220-040
新市街ヴァーツラフ広場近くの病院

・モトール大学病院 Fakultní Nemocnice v Motol
224-431111
外国人専用外来があり、小児科が充実

・ユニケア・メディカル・センター Unicare Medical Center
235-356553/602-201040(24時間)
診療科は内科、小児科の私立病院

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ハンガリー
医療水準は低くはないが、医療設備や衛生環境は日本の基準とは異なる。国公立の医療機関では英語が通じないと考えておいたほうが無難。病状によっては海外移送が必要なこともあり、海外旅行保険の加入は必須。

■おもな病院(ブダペスト)
・ファースト・メッド・センター First Med Centers
1-2249090
英語可、24時間受付の病院

・ブダ・ヘルス・センター Buda Health Center
1-4895200
歯科を含め全科対応の外来専門病院

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緊急医療 EMERGENCY CARE

旅行者が緊急の治療を必要とする場合、基本は各国どこでも救急車を呼ぶことになる。緊急の連絡先は、3カ国とも112(警察・消防・救急共通/英語可)。

緊急時の対応

保険会社の提携病院へ
保険会社に連絡
日本語で相談することができ、提携している病院の紹介や予約の代行、医師の往診の手配をしてもらえる。

治療
キャッシュレス・サービスが利用できる場合は、医療費を自分で支払う必要がない。一度自分で支払いをする必要があるときは診断書と領収書をもらい、保管する。保険会社に連絡した際に必要な書類や補償の対象を確認しておくとよい。

緊急を要する場合
救急車で病院へ
ホテルのフロントに連絡、相談し、救急車を呼んでもらうなどして病院へ向かう。

治療
医療水準は高いので安心して治療を任せられる。医療費は自分で支払い、後日保険会社に請求する。

保険会社に連絡
診断書、病院、薬代等すべての費用の領収書を保管し、保険会社に送付。医療費を請求。

トラベルデイズ ウィーン プラハ・ブダペスト

  • 発売日:2013年03月15日

筆者 : Fish & Tips

Fish and Tipsでは、海外旅行のコツやノウハウ、海外で話題のスポット、人気のホテル等、おすすめの海外旅行情報を配信しています。

奥付:
この記事の出展元は「まっぷるウィーン プラハ・ブダペスト」です。掲載されているデータは、2016年5〜8月の取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。 最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。