Dawn temple, landmark of Bangkok under cloudy blue sky

まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

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タイの首都・バンコク早わかり案内

豪華絢爛な寺院やパワースポットを訪れ、屋台で本場のタイ料理を味わう。ランドマークや新スポットも誕生し、日々変わりゆくタイの首都を存分に楽しみたい。



アジアの魅力を凝縮したエネルギッシュな街、バンコクってどんな街?

ビルの合間にひしめく屋台、街なかの祠で祈りを捧げる人々。歩くほどに多彩な表情を見せるバンコクは、旅行者の心を弾ませる街だ。交通網が整備されたことで近年急速に近代化が進み、ショッピングセンターや高層ビルも続々と建設されている。一方で昔ながらの変わらぬ風景も残り、市場や屋台は人々の活気であふれている。彩り豊かな装飾が施された寺院には、神秘的な雰囲気が漂い、そこで祈りを捧げる国民の信仰心が垣間見られる。

バンコクへの行き方と街中の交通手段は?

■日本からバンコクへ
飛行機で約6~7時間。
全日空、日本航空、タイ国際航空、ピーチアビエーション、スクートなどが運航しており、東京(羽田・成田)、大阪、名古屋、福岡、札幌、那覇から直行便が出ている。香港や台北、ソウルなどで、同日に乗り継ぐ便もある。

■空港から市街への交通
エアポート・レール・リンク、路線バス、エアポートリムジンなどが活用できる。エアポート・レール・リンクは、パヤ・タイ駅まで普通で約26分、運賃は45B。エアポートリムジンは到着ロビーのカウンターで申し込めるが、割高になる。

バンコク街中の交通手段は何がある?

高架式鉄道のBTS(スカイトレイン/Bangkok Mass Transit System)や地下鉄のMRT(Mass Rapid Transit)が便利。
公共交通機関が通っていない場所へはタクシーの利用が便利。初乗り1㎞までは35B。
川沿いの移動には、渋滞もなく涼しくて快適なチャオプラヤー・エクスプレス・ボートがおすすめ。

■バンコク市街の渋滞事情
BTSやMRTの開通でやや緩和されたものの、まだまだ渋滞はなくなりそうにない 。日中もひどいが、夕方はさらにひどくなるので、タクシーなどの利用には注意が必要。

バンコクの正式名称とは?

タイ人はこの地のことをバンコクとは呼ばず、「クルンテープ(天使の都)」と呼んでいる。ただ、これも略称で、正式名称はとても長い。
正式には「クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット」という。
意味は、「天使の都、雄大な都城、帝釈天の不壊の宝玉、帝釈天の戦争なき平和な、偉大にして最高の土地、九種の宝玉の如き、心楽しき都、数々の大王宮に富み、神が権化して住みたもう、帝釈天が建築神ヴィシュヌカルマをして、造り終えられし都」となる。

バンコクの市街の主なエリアと主要な観光スポットまとめ

まずは、街全体を把握して旅行プランを立てよう。

バンコクのトレンド発信地 サイアム・スクエア周辺

BTSの2路線が接続するサイアム駅周辺は、大型ショッピングセンターが建ち並ぶバンコク随一の流行発信地。最新のファッションやグルメが集まり、若者や観光客で賑わう。

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サイアム駅直結のサイアム・パラゴン

宮殿が多く落ち着いた雰囲気のドゥシット地区

アナンタ・サマーコム宮殿、ウィマンメーク宮殿など王室の施設や政府機関の建物が並ぶ。美しい装飾が施された建築が多く、近くのカオサン通りとは異なる街並みが広がる。

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アナンタ・サマーコム宮殿はルネサンス様式の建物

世界のバックパッカーが集う カオサン通り周辺

わずか400mほどの通りに格安のゲストハウスが密集するバックパッカーの聖地。通り一帯に漂う無国籍感が面白い。本場の味を楽しめる屋台や、ナイトクラブなど多様な楽しみ方ができる。

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夜になると大賑わい

バンコクの必見スポット!王宮周辺

ラーマ1世が都を定めたバンコク発祥の地。王宮、ワット・プラケーオをはじめとしたバンコクの主要な見どころが集中するエリア。金色に輝く豪華な寺院や宮殿は見事。

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ワット・アルンやワット・ポーもこのエリア

パワフルな活気がみなぎるヤワラート通り周辺

バンコク随一のチャイナタウン。ヤワラート通りを中心に、路地には中華食材や雑貨を扱う露店が所狭しと並ぶ。名物の屋台では安くておいしい中国料理やタイ料理が味わえる。

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多数の華人で賑わう界隈

水の都を優雅に楽しみたいチャルン・クルン通り周辺

バンコクを代表する高級ホテルが建ち並ぶ。BTSサパーン・タークシン駅近くのサートーン桟橋は、チャオプラヤー・エクスプレスやチャーターボートにアクセス可能。

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のんびりと川沿い散策を楽しみたい

昼と夜の2つの顔を持つ シーロム通り周辺

高層ビルが建ち並ぶエリア。新たなランドマークであるマハ・ナコンが誕生し、より賑やかに。夜になるとシーロム通りとスラウォン通りをつなぐパッポン通りが歓楽街に早変わりする。

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路地に入るとまた雰囲気が異なる

在住外国人も多い スクンヴィット通り周辺

高級住宅街として知られ、在住外国人も多く国際色豊か。おしゃれな雰囲気のレストランやショップ、ショッピングセンターなどがどんどん増えており、今最も熱いエリア。

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洗練された小さなモールも点在

★レンタサイクルで街をめぐる★

2012年からスタートした「PUN-PUN」プロジェクトによるレンタサイクル制度。市街中心部の約50か所に貸し出し・返却ステーションが設けられている。事前登録が必要(ステーションで当日入会可能、入会費要)。レンタル料金は最初の15分までは無料、それ以降は時間に応じた課金制となる。王宮周辺では観光客が自転車に乗る光景も見られ、自転車関連のショップやカフェもオープンし、自転車文化が徐々に根付き始めた。小回りのきく自転車で観光するのもおすすめ。

観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。

奥付:
この記事の出展元は「まっぷるタイ・バンコク’18」です。掲載されている営業時間や表記などのデータは、2017年2〜3月の取材・調査に基づくものです。諸事情により、料金・価格など、掲載情報が変更になる場合もありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。
その他:
●料金、価格の単位は「B(バーツ)」で表示しています。2017年4月現在、1B(バーツ)=約3円です。 ●休業日は、祝祭日や年末年始、臨時休業を除いた定休日のみを表示しています。 ●原則、地名や掲載施設名などはアルファベットで表示しています。地名などのカナ表記については、日本語では表現しきれない微妙な発音もありますので、編集部の判断で統一しています。ブランド名、ホテル名など日本で通用しているものは、その表記に従っています。 ●クレジットカードの利用には、手数料がかかる場合があります。 ※前国王ラーマ9世の崩御を受け、2017年10月まで喪服期間となります。期間中は見学できない施設もあります。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。