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まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

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【マラッカ】世界遺産を歩く!歴史ロマンあふれる街

街中に刻まれる数々のストーリー マラッカ海峡屈指の歴史ある都市



マラッカの世界遺産地区は、マラッカ川を境に東側のオランダ広場周辺と、西側のチャイナタウンに分けられる。西欧各国の歴史建築が並ぶオランダ広場や周辺の小高い丘を巡り、マラッカ川を渡ってショップハウスが軒を連ねるチャイナタウンへ向かおう。中国寺院のほか、モスクやヒンドゥ寺院など民族色豊かな建物に出会えるのもチャイナタウンの魅力。時間があれば、リバークルーズで水上からマラッカの街並を眺めてみるのもおすすめだ。

マラッカの観光はここから オランダ広場 Dutch Square

オランダ統治時代の1650年にスタダイスが建設されたのが始まり。マラッカのシンボルであるキリスト教会をはじめ、赤茶色の建造物で統一された広場はマラッカ観光の中心となっている。

赤茶色の建物が街の歴史を物語る、周辺の見どころ案内。

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広場周辺を案内するトライショー

オランダ広場

現地名:
Dutch Square
アクセス:
市内バスターミナルから車で10分

キリスト教会 Christ Church Melaka

国内最古のプロテスタント教会で、1753年に完成。オランダのマラッカ占領100周年を記念して建てられた。内部のタイル画も必見。

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赤色の壁と白い十字架が印象的なキリスト教会

キリスト教会

現地名:
Christ Church Melaka

スタダイス Stadthuys

オランダ語で「議事堂・市庁舎」の意味を持つ旧総督府で、東南アジアに現存するオランダ建築では最大最古の建物。現在はマラッカの歴史を伝える博物館になっている。

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中庭や廊下、パン焼き部屋など建物自体も一見の価値がある

スタダイス

現地名:
Stadthuys
住所:
Jl. Gereja
地図を見る »
TEL:
06-284-1934
営業時間:
9:00~17:00(ラマダン期間中は8:30~16:30)
定休日:
無休 
Webサイト:
http://www.perzim.gov.my

ヴィクトリア噴水 Victoria Fountain

英ヴィクトリア女王の死去から3年後、1904年にその死を悼んでイギリスから運んだ大理石で建造。

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噴き上げる水で広場は涼しげ

ヴィクトリア噴水

現地名:
Victoria Fountain

タン・ベン・スウェー時計台 Tang Beng Swee Clock Tower

篤志家として知られるマラッカ出身の中国人大富豪、タン氏の孫によって、1886年に寄贈された。

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ライトアップで夜空に映える

タン・ベン・スウェー時計台

現地名:
Tang Beng Swee Clock Tower

崩れ落ちた姿が歴史の証人 セント・ポール教会 St. Paul's Church

1521年、ポルトガルによって建てられた教会と礼拝堂の跡。フランシスコ・ザビエルの遺体が一時安置され、伝説の右手首のないザビエル像が立つ。

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オランダ広場東南の小高い丘の頂上に建つ

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右手首のないザビエル像

セント・ポール教会

現地名:
St. Paul's Church
住所:
Jl. Kota
地図を見る »
アクセス:
オランダ広場から徒歩6分
営業時間:
見学自由

マラッカ王国の宮殿を復元 スルタン・パレス Malacca Sultanate Palace

15世紀のマラッカ王国の宮殿を、歴史書をもとに復元した高床式木造建築。内部は博物館になっており、ポルトガル侵略前の王国時代の歴史を紹介している。

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敷地内には広々とした庭園が広がっている

スルタン・パレス

現地名:
Malacca Sultanate Palace
住所:
Jl. Kota
地図を見る »
アクセス:
オランダ広場から徒歩10分
TEL:
06-282-7464
営業時間:
9:00~17:00(ラマダン期間中は8:30~17:30)
定休日:
無休 
Webサイト:
http://www.perzim.gov.my

堅牢な要塞の史跡 サンチャゴ砦 Porta de Santiago

1511年にポルトガルが建造。1641年以降はオランダも利用したが、イギリス統治時代には放置され、オランダ時代に再建された門だけが残る。

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地元では「エー・ファモサ」とも呼ばれている

サンチャゴ砦

現地名:
Porta de Santiago
住所:
Jl. Kota
地図を見る »
アクセス:
オランダ広場から徒歩10分
営業時間:
見学自由

プラナカン文化に触れる ババ・ニョニャ・ヘリテイジ The Baba Nyonya Heritage

中国系移民の男性であるババと、マレー人女性であるニョニャの結婚で生まれたプラナカンの子孫の邸宅で、1896年の建造。現在は博物館として公開され、中国やイギリスの贅を凝らした調度が見られる。

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骨董としても価値がある品々が並ぶ

ババ・ニョニャ・ヘリテイジ

現地名:
The Baba Nyonya Heritage
住所:
No.48-50, Jl. Tun Tan Cheng Lock
地図を見る »
アクセス:
オランダ広場から徒歩7分
TEL:
06-283-1273
営業時間:
10:00~16:30(英語のガイドツアーあり)
定休日:
無休 

マレーシア国内最古の中国寺院 チェン・フーン・テン・テンプル(Cheng Hoon Teng Temple/青雲亭寺院)

1645年創建の中国南部様式の寺院で、本国から職人を呼び寄せて施された極彩色の装飾や、朱塗りの柱や梁が目をひく。関羽や媽祖が祀られ、参拝者の姿が絶えることがない。

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マラッカの中国人社会では今も儀式の中心的存在

チェン・フーン・テン・テンプル

現地名:
Cheng Hoon Teng Temple/青雲亭寺院
住所:
25, Jl. Tokong
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アクセス:
オランダ広場から徒歩10分
TEL:
06-282-9343
営業時間:
7:00~19:00
定休日:
無休 
Webサイト:
http://www.chenghoonteng.org.my

マラッカらしい文化の融合を見る カンポン・クリン・モスク Masjid Kampung Kling

1748年の建造で、3層の方形屋根やパゴダを思わせるミナレット、コリント様式の柱などさまざまな建築様式が融合。

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主礼拝室にはヴィクトリア調のシャンデリアもある

カンポン・クリン・モスク

現地名:
Masjid Kampung Kling
住所:
17, Jl. Tukan Emas
地図を見る »
アクセス:
オランダ広場から徒歩8分
営業時間:
見学自由(礼拝時は不可)
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観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。

奥付:
この記事の出展元は「まっぷるオーストラリア’18」です。掲載されている営業時間や定休日などのデータは、2017年6月〜8月の取材・調査に基づくものです。諸事情により変更になる可能性がありますので、ご利用の際には最新の情報をご確認ください。また、掲載の商品は取材時のもので、現在取り扱っていない可能性があります。 本誌中の料金、価格の単位は「RM(リンギ・マレーシア)」で表示しています。2017年8月現在、RM1=約27円です。 休業日は、イスラムのハリラヤ(祝祭)、中国の旧正月などの祝祭日や臨時休業を除いた定休日のみを表示しています。 ホテル、スパの料金などには税、サービス料が別途追加される場合があります。 ショップやレストラン、ホテルとの個人的なトラブルに関して、弊社では責任を負いかねますのでご了承ください。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。