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まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

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空港から市内へ

クアラルンプール国際空港から市内へは鉄道、タクシー、バスなどが利用できる。時間は空港特急(KLIAエクスプレス)がいちばん早く、KLセントラル駅に到着する。タクシーはクーポン制なので旅行者でも安心だ。2014年よりklia2が開業したことで、LCCターミナルから直接市内へ行くことが可能となった。

KLIAエクスプレス KLIA Ekspres

空港から市内のKLセントラル駅までを約30分で結ぶ。早朝から深夜まで、15〜20分間隔で運行しており、車の渋滞を避けてスムーズにアクセスできる。乗車券は、チケットカウンターで直接買うか、ICチップ付きのクレジットカードなどを使い自販機で1割引きで購入可。なお、同じ料金で各駅停車のKLIAトランジットもある。

料金 片道RM55
所要時間 28分(KLIA1から)33分(KLIA2から)
運行間隔 15〜20分ごと
運行時間 5:00頃〜翌1:00頃
乗場 空港メイン・ターミナル1階

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駅構内の看板は日本語も併記されていて安心

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近代的な車内は清潔で快適に過ごせる

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KLIAエクスプレスとKLIAトランジットでは同種の車両が使われている

エアポートタクシー Airport Taxi

空港に着いたらまず、到着ロビーのタクシー・チケットカウンター(本誌P.115)で行き先までのクーポンを購入し、それを運転手に渡すシステムになっている。タクシーにはいくつかのランクがあり、それぞれ料金が異なるので注意。

料金 RM84.30〜
所要時間 40〜60分
乗場 空港メイン・ターミナル到着ロビー出口

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エアポートバス Airport Bus

空港と、KLセントラル駅や主要バスターミナルを結ぶ。タクシーと同様にチケットカウンターでクーポンを購入する。渋滞にはまることも。

料金 片道RM10、往復RM18
運行間隔 30分ごと
所要時間 約1時間
運行時間 6:30頃〜翌0:30頃
乗場 空港駐車場ビル地上階(メイン・ターミナルから連絡通路で移動)

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市内の交通

旅行者にとって利用しやすいのは市内中心部を通るLRTとMRT、モノレール。無料巡回バスの「GO KL City Bus」も便利だ。

LRT

市内の中心部から近郊までをカバーする電車で、利用機会が多い。KLモノレールと併せて、ラピッドKLという会社が運営している。切符の買い方や改札の通り方もKLモノレールと同じ。

料金 RM1.20〜
運行間隔 5〜10分ごと(朝・夕は3〜5分ごと)
運行時間 6:00頃〜24:00頃

●アンパン線/スリ・プタリン線
セントゥル・ティム−ル駅から、チャン・ソウ・リン駅で2方向に分岐し、アンパン駅とプトラ・ハイツ駅の間を運行(2017年12月~変更あり)。

●クラナ・ジャヤ線
ゴンバック駅からプトラ・ハイツ駅の間を運行。主要スポットのKLCCにも停車する。

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マスジッド・ジャメ駅で3路線の乗り換えができる

KLモノレール KL Monorail

KLセントラル駅からティティワンサ駅までを約27分で結ぶ。ほかの電車との乗り換えは6つの駅で可能。クアラルンプール最大の繁華街であるブキッ・ビンタンへのアクセスもスムーズで、観光客には利用しやすい交通手段だ。

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利用価値が高い路線

KTMコミューター KTM Komuter

マレーシア鉄道公社(KTM)の路線のうち、KL近郊をカバーする路線のことで、2ルートがある。切符はトークン式で、大きな駅の窓口か自動販売機で購入する。

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郊外への移動に便利

MRT

2017年7月に1号線が全線開通。スンガイ・ブロー駅からカジャン駅までを約1時間30分で結ぶ。大型ショッピングセンター「ワン・ウタマ」のあるバンダー・ウタマ駅も通る。

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KLの主要駅にもつながる便利な路線

タクシー Taxi

数種類の車体色があるバジェットと、青い車体のエクゼクティブ(プレミア)の2種類がある。バジェットは基本メーター制だが、運転手によっては値段交渉になることも。バジェットは初乗りRM3、200mごとにRM0.25加算。エクゼクティブは初乗りRM6、100mごとにRM0.20加算される

ワンポイントアドバイス! 配車アプリも便利です
マレーシアでは、無料配車アプリ「Grab」「Uber」の利用が一般的。電話番号やクレジットカードなどの情報を登録し、目的地とピックアップ場所や時間などを入力すると配車依頼ができる。配車状況や料金の目安もわかるうえ、運転手の評価も見られるので安心。

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エクゼクティブタクシーは完全メーター制

バス Bus

利用しやすいのは中心部を無料で走る「GO KL City Bus」。4路線、6時頃〜23時頃まで(土・日曜、祝日は7時頃~)、5〜10分間隔で運行。より広いエリアをまわる観光バス「KL Hop-On Hop-Off」は9〜20時まで20〜30分間隔で運行。1日(24時間)券RM55を購入すれば何度でも乗り降り可能。市内バスの利用は路線網が複雑で難しい。

●GO KL City Bus(無料循環バス)
URL www.gokl.com.my
※地下鉄工事などの影響でルートが変更される場合があります。利用の際には、運転手などに随時確認しましょう(2017年7月現在)。

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GO KL City Busの車体の色はすべて紫

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KL Hop-On Hop-Offの1日券は車内やホテルで

ワンポイントアドバイス 「Touch’n Go」って?

「Touch’n Go」はKLモノレールやLRT、MRT、KTMコミューターなど各種交通機関のほか、一部の飲食店やコンビニなどでも使えるICカード。KLセントラル駅直結のショッピングセンター、ニューセントラルの専用窓口などで購入できる。初回作成料RM10.60。

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Touch’n Goのカード

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ニューセントラルの「Touch’n Go Hub」。一部のマシンをのぞいて、チャージには基本手数料RM0.53がかかる

KLモノレールの乗り方

※①~③の乗り方はLRT、MRT、KTMコミューターでも共通です

①切符を買う

以前は係員がいる窓口で切符を購入する必要があったが、現在は自動販売機も設置されている。自動販売機はタッチパネル方式。言語と片道か往復かを選択したあと、表示される路線図で行き先を選択する。その後、枚数を選んで料金を投入すると、コイン形のチケット、トークンが出てくる。なお、従来どおり窓口で購入することもできる。

料金 RM1.20〜4.10
運行間隔 5〜12分ごと
運行時間 6:00頃〜24:00頃

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自動販売機の設置で利便性がアップした

②改札を通る

緑の矢印のランプがついている自動改札機の読み取り部分にトークンをかざすと、バーが開いてゲートを通過できる。改札の幅が狭いので、大きな荷物がある場合は有人窓口を利用しよう。改札を入ると、プラットホームの案内板とトイレがある。トイレはモノレールの全駅に設置されている。また、降車時は乗車時とは異なり、改札機にあるトークン回収口にトークンを投入する。乗り越した場合は、自動改札横の有人窓口で精算。

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コイン形のトークンはLRTと同じもの

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青いランプがついた自動改札を利用する。トークンは降りるときまでなくさないように

③乗車する

プラットホームは起終点の駅を除きAとBの2つだけ。ホーム中央にある階段を上れば、AとBを行き来できる。車両は2両編成。車体にはさまざまな企業の広告が全面に貼られ、どの車両もカラフル。車内ではマレー語と英語でアナウンスがある。

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エアコンも入っていて快適。車内マナーは守って

観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。

奥付:
この記事の出展元は「まっぷるオーストラリア’18」です。掲載されている営業時間や定休日などのデータは、2017年6月〜8月の取材・調査に基づくものです。諸事情により変更になる可能性がありますので、ご利用の際には最新の情報をご確認ください。また、掲載の商品は取材時のもので、現在取り扱っていない可能性があります。 本誌中の料金、価格の単位は「RM(リンギ・マレーシア)」で表示しています。2017年8月現在、RM1=約27円です。 休業日は、イスラムのハリラヤ(祝祭)、中国の旧正月などの祝祭日や臨時休業を除いた定休日のみを表示しています。 ホテル、スパの料金などには税、サービス料が別途追加される場合があります。 ショップやレストラン、ホテルとの個人的なトラブルに関して、弊社では責任を負いかねますのでご了承ください。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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