盗難╱紛失 THEFT & LOST

盗難╱紛失の際の対処 IN CASE OF THEFT & LOSS

盗難被害は、注意をすれば未然に防げる。しかし、ときに不可抗力の場合も。その際は、最寄りの警察で盗難・紛失証明書を作成してもらうこと。証明書には、被害者名と事件発生日時、場所、盗難品目などを書き込み、パスポートの手続きや保険金請求に必要となる。

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盗難・紛失に備える

パスポート
顔写真があるページのコピーをとっておくか、パスポート番号や発給日、発行地などを控えておき、パスポートとは別の場所に保管する。顔写真2〜3枚も用意しておくとよい。

クレジットカード
カード番号と有効期限を控えておく。発行会社の緊急連絡先も調べておこう。また、暗証番号は絶対に他人に教えない。暗証番号を書いたメモなどをカードと一緒にすることも避けたい。不正使用されても補償されないことがある。

現金
必要最小限の金額だけ持ち歩き、数ヵ所に分散したほうが安全。人前で財布の中身を見せたり、リュックサックなど目の届かない場所に入れるのは避けたい。

盗難・紛失時の対応

【パスポート】
①警察に届け出
盗難・紛失届出証明書を発行してもらう

②日本大使館に届け出
渡航書の発給手続き
警察の証明書、顔写真2枚、運転免許証など国籍を確認できる書類、帰りの航空券を用意して日本大使館へ連絡。窓口で「帰国のための渡航書」を申請する。

③発給
渡航書は原則当日に発給されるが、他国へは入国できない。現地でパスポートを申請する場合は、戸籍謄(抄)本が必要で1週間以上かかる。

【現金・貴重品】
①警察に届け出
盗難・紛失届出証明書を発行してもらう

②帰国後、保険会社に申請
現金は保険がきかないが荷物などの盗難は補償される。帰国後、警察の証明書とともに、購入時の領収書など必要書類を揃えて保険会社へ請求する。

③保険金給付
保険金が払われるには必要書類を送付したあと30日くらいかかる。保険会社ごとに条件、限度額があるので事前に確認しておきたい。

帰国後の再発行が多い。会社によっては、現地で緊急カードを受け取れることもあるが、通常は有料で日数がかかる。

【国際デビットカード・国際キャッシュカード】
①発行会社に届け出
利用停止手続き
紛失・盗難に気付いたら、すぐに発行元の金融機関へ連絡して、利用停止の手続きをする。オンラインで手続きができる場合もある。指示があれば、警察で盗難・紛失届出証明書を発行してもらう。

②再発行
再発行までの日数や手数料は会社によって異なるが、臨時カードを発行してもらい、現地滞在中だけ使うことができるサービスもある。

【クレジットカード】
①カード会社に届け出
失効手続き
不正使用されないよう、すぐにクレジットカード会社の緊急連絡先へ電話する。名前、カード番号、最後にカードを使った店名と金額などを告げ、カードの停止手続きと再発行を依頼。指示があれば現地警察へも届け出て、紛失・盗難証明書を発行してもらう。

②再発行
帰国後の再発行が多い。会社によっては、現地で緊急カードを受け取れることもあるが、通常は有料で日数がかかる。

 

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奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ ソウル 釜山」です。掲載している情報は、2014年3〜11月までの取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。