2017年10月9日

オーストラリア

オーストラリア旅行出発前に知っておきたい基本情報あれこれ

by Fish & Tips

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オーストラリアの基本的な習慣、ルールを知って、安全で快適な旅を楽しみたい

オーストラリアのお金、物価、為替、両替など

通貨 CURRENCY

通貨単位はオーストラリア・ドル(A$)とセント(¢)で、A$1=100¢。紙幣にはオーストラリアを代表する偉人が描かれており、水に濡れても破れないポリマー加工が施されている。硬貨にもカンガルーやアボリジニなどが彫られている。

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両替 EXCHANGE

【為替レート EXCHANGE RATE】

A$1=85円 (2015年9月現在) 1万円で約A$118

為替レートとは、2国間の通貨を交換するときの取引価格。両替する際のレートによって手に入るオーストラリア・ドルの額も変わる。

【両替できるところ CURRENCY EXCHANGE】

両替は空港や銀行、両替所、ホテルや免税店などで可能。両替する際に手数料がかかることもあるので併せて確認しておきたい。

■空港の両替所
銀行が出張所を出していることが多いが、レートはあまり良くない。必要最低限の両替にとどめ、残りは街に出てから両替するほうがおすすめだ。

■銀行
レートは比較的良いが、時間が限られるので注意。基本的に営業時間は9:30~16:00(金曜は~17:00)で、土・日曜、祝日は休み。小さな街には銀行がないこともある。

■両替所
いちばんレートが良いのが、街なかの両替所。ただし路上に面していることが多いので、両替後のひったくりなど安全面にはくれぐれも注意して。

■ホテル
年中無休でいつでも両替できるのが利点だが、レートはあまり良いとはいえず、手数料も高いことが多い。やむを得ない場合だけにとどめておきたい。

【余ったオーストラリア・ドルの両替】
日本円への両替は、帰国後よりもオーストラリアで済ませておくほうがレートが良いといわれる。市内や空港の銀行、両替所で日本円に両替できるが、手数料を別途請求されることもある。日本では硬貨の両替はできないので、できるだけ現地で使いきりたい。

クレジットカード CREDIT CARD

都市部ではクレジットカードが使用できる店は多い。多額の現金を持ち歩かずに済むので安心なうえ、予想外の出費のときもあわてずに対応できる。その利便性と安全性から、滞在中の支払いはクレジットカードを基本に考えるとよい。キャッシング機能を使えば、街なかにあるATMで現金を入手することもできる。また、クレジットカードは持ち主の身分を保証するもので、ホテルやレンタカー会社では、デポジット(保証金)代わりになる。店によっては使えるカードが限られるため、国際カードを2種類以上持っていると安心だ。

【キャッシング CASH WITHDRAWAL】

■ATMから
プラスPlus、シーラスCirrusなどのATMネットワークを利用して、現地の空港や駅、銀行などに設置されているATMから、クレジットカードでキャッシングできる(暗証番号が必要)。余分な現金やパスポートを持ち歩く必要がなく、また必要な分だけを引き出せるのも便利。利用枠、利用条件などは制限があるので、出発前に事前の確認を。

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■提携金融機関の窓口
必要事項を記入し、クレジットカードとパスポートを提示。売上票にクレジットカード裏面と同じサインをする(暗証番号が必要となる場合がある)。

■換算レート
利用日当日から2日後までの利用データを処理した日のレートで換算される。

■手数料
クレジットカード会社からの借り入れなので、手数料ではなく、翌月の返済までの期間の利息の支払いになる。利息は会社により異なるが、ほとんどが16~18%の年利を日割で計算。締め日に近い日にキャッシングをしたほうが利息は少なくなる。ただし、キャッシングの記録が処理されるには数日かかることもあるので、締め日の3、4日前にキャッシングするのが得策。締め日や支払日を待たず、返済する繰り上げ返済なら、さらに利息が少なくて済む。カード会社に電話をし、支払いを早くすることを伝え、その場合の振込日、支払い金額、振込先を聞いて、振り込みをする。結果的に最も利用しやすい、お得な両替方法だ。

【ATMの使い方】
24時間のATMもあって便利だが、路上にあるATMや夜間の利用は避けたほうが安全。また、操作に手間取るとカードや紙幣が機械に回収されてしまうことがある。迷ったらCANCELを押してやり直そう。

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■画面表示の一例(機種により操作方法は異なる)
①ENTER YOUR PIN NUMBER,THEN PRESS
暗証番号を入力してください

4桁の暗証番号(PIN)を入力し、ENTER、VALIDATIONなどを押す。訂正はCLEAR、CORRECTION、中止はCANCEL。機種により6桁入力できるが、4桁でENTERなどを押す。

②SELECT TRANSACTION
取引内容を選んでください

WITHDRAWAL 引き出し
TRANSFER 振り込み
BALANCE 残高照会
CANCEL

③PLEASE SELECT WITHDRAWAL ACCOUNT
引き出し口座を選んでください

CHECKING
SAVING
CREDIT CARD
→CREDIT CARD(クレジットカード)を選ぶ。

④SELECT AMOUNT
金額を選んでください

必要な金額のボタンを押す。画面に数字が出ない場合は、テンキーで金額を入力。現金とカード、明細書を受け取る。

時間 TIME

州によって時差はさまざま。サマータイムが実施される州もある

時差 TIME DIFFERENCE

-1時間〜+2時間
州ごとに異なり、サマータイムも導入されている

広大なオーストラリアは州ごとに時差が異なり、東側のクイーンズランド州、ニュー・サウス・ウェールズ州、ヴィクトリア州、タスマニア州は日本時間プラス1時間、中央部の南オーストラリア州、ノーザン・テリトリーは日本時間プラス30分、西部の西オーストラリア州は日本時間マイナス1時間だ。たとえば通常期で日本が10:00の場合、ニュー・サウス・ウェールズ州のシドニーは11:00、ノーザン・テリトリーのウルルは10:30、西オーストラリア州のパースは9:00になる。

サマータイム(デイライト・セービング・タイム)
サマータイムの間は通常よりも1時間早くなる。日本時間が10時ならばシドニーは12時だ。また、サマータイムの実施は州によって異なっており、2015年現在、クイーンズランド州、ノーザン・テリトリー、西オーストラリア州では実施されていない。実施期間も州により異なることがある。

日本との時差
通常期(4月第1日曜〜10月第1日曜)
・クイーンズランド州 QLD +1時間
ケアンズ、ゴールドコースト

・ニュー・サウス・ウェールズ州 NSW +1時間
シドニー

・ヴィクトリア州 VIC +1時間
メルボルン

・タスマニア州 TAS +1時間
ホバート

・ノーザン・テリトリー NT +30分
ウルル

・南オーストラリア州 SA +30分
アデレード

・西オーストラリア州 WA -1時間
パース

サマータイム(デイライト・セービング・タイム)(10月第1日曜午前2時〜4月第1日曜午前3時)
・クイーンズランド州 QLD +1時間
ケアンズ、ゴールドコースト

・ニュー・サウス・ウェールズ州 NSW +2時間
シドニー

・ヴィクトリア州 VIC +2時間
メルボルン

・タスマニア州 TAS +2時間
ホバート

・ノーザン・テリトリー NT +30分
ウルル

・南オーストラリア州 SA +1時間30分
アデレード

・西オーストラリア州 WA -1時間
パース

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ビジネスアワー BUSINESS HOURS

一般企業は週休2日制。銀行は基本的に9:30~16:00(金曜は~17:00)で土・日曜、祝日は休み。ショップは平日の9:00~17:30が基本だが、観光地では年中無休の店が多い。週1日はレイトナイト・ショッピングデーと称し21:00まで営業する日がある。レストランはランチ後に休憩があるなど店により異なる。

一般的な営業時間
銀行 9:30~16:00(金曜は~17:00) 土・日曜、祝日休
郵便局 9:00~17:00 土・日曜、祝日休
ショッピングセンター 9:00頃~18:00頃
レストラン 12:00~15:00 18:00~22:00

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衛生 SANITATION

水道水も飲用できる。衛生面に心配はない

水 DRINKING WATER

オーストラリアでは水道水も安全に飲むことができるが、日本と異なり硬水だ。体質に合わないこともあるので、心配であればミネラルウォーターを購入するといい。ミネラルウォーターはスーパーやコンビニ、スタンドで手軽に買うことができる。600㎖でA$3ほど。オーストラリアは日本よりも乾燥しているので、水分補給はこまめに行ないたい。

トイレ TOILETS

ショッピングセンターやホテル、レストランのトイレは安心して利用できる。ファストフード店やガソリンスタンドなどでは店員に鍵を借りて入るという方式だ。公衆トイレの数は多くないものの、無料で利用できる。政府がインターネット上にトイレ・マップを作っているのでチェックしておくと便利だ。
www.toiletmap.gov.au

習慣とマナー CUSTOM & MANNERS

常識的な行動をしていれば問題ない

注意したいこと RESTRICTIONS

旅行中だからといって、はめを外さずに基本的なマナーは守りたいもの。ホテルでも一歩部屋を出ればパブリックスペースとなる。周りに迷惑をかけるような行為は慎みたい。

アボリジナルの聖地 ABORIGINAL SANCTUARY
世界遺産のウルルやカカドゥ国立公園の一部はオーストラリアの先住民アボリジナルの伝統的な聖地。壁画(ロック・アート)などを見ることができるが、彼らの信仰心を傷つけるような行為は避けたい。壁に触れたり、傷をつけたりすることはもちろん、立入禁止区域に立ち入ったりすることは厳禁だ。見学に年齢制限があったり、写真撮影が禁止されている場所もある。自然環境を汚す行為にも気をつけたい。

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チップ TIPPING

基本的にチップの習慣はないが、特別なサービスを受けたときなどは渡してもよい。高級レストランなどで、サービス料が加算されていない場合はチップ相当額を自分で伝票に書く。目安としては、総額の10〜15%程度が望ましい。また、ホテルのポーターやベッドメイキングに対してはA$1〜2程度。

マナー MANNERS

あいさつ GREETING
オーストラリアでは、ホテル内ですれ違う人ともあいさつを交わす。「Good Morning」や「Hi」など気軽に使いたい。また、覚えておきたいのは「Excuse me」。謝るというよりも、失礼します、という意味だ。人にものをたずねるとき、人混みの中を進むときなどに使う。

ドレスコード DRESS CODE
オーストラリアはそれほど服装に厳しくないが、高級レストランなどではドレスコードが設けられている場所もある。男性は襟付シャツ、女性はワンピースなどを用意しておこう。予約をする際に確認しておくと安心だ。

飲酒╱喫煙 DRINKING, SMOKING
飲酒運転は当然禁止。喫煙に関しては、オーストラリアでは禁煙政策が進んでいることもあり、公共の場所では全面禁煙となっている。喫煙スペースはかなり限られているが、違反が見つかった場合は罰金を科せられるので注意。また、「SMOKE FREE」や「ALCOHOL FREE」という表示の「FREE」は禁止という意味。自由にどうぞという意味ではない。

通信 COMMUNICATION

携帯電話、インターネットの環境は進んでいる

電話 TELEPHONE

国際電話 INTERNATIONAL PHONECALL
国際電話の国番号61(オーストラリア)・81(日本)

■日本への国際電話
電話機の種類は多様だが、かけ方の基本は同じ。オーストラリアの国際電話識別番号と通話先の国番号を覚えておくとスムーズにかけられる。

【ダイヤル直通電話】
*一般の電話へ(例)東京03-1234-5678へかける
●-0011-81-3-1234-5678
ホテルからかけるときは、ホテルの外線番号
国際電話識別番号
日本の国番号
市外局番の最初の0は取る

*携帯電話へ(例)日本090-1234-5678へかける
●-0011-81-90-1234-5678
ホテルからかけるときは、ホテルの外線番号
国際電話識別番号
日本の国番号
識別番号の最初の0は取る

*携帯電話から(例)東京03-1234-5678へかける
+-81-3-1234-5678
0または*キーを長押し(機種により異なる場合あり)
国際電話識別番号
最初の0は取る

【電話会社のサービスを利用する】
専用カードやクレジットカードを使って日本宛国際ダイヤル通話が利用できる。

*KDDIスーパージャパンダイレクトアクセス番号(オーストラリアから)
●-1800-881-811
●-1800-551-118
●-1800-730-081
ホテルからかけるときは、ホテルの外線番号

KDDIスーパーワールドカード、クレジットカードが利用できる。プッシュ回線の電話から電話し、音声ガイダンスに従い、カード番号や暗証番号などを押す。料金は1分150〜200円程度。
KDDI www.001.kddi.com

■携帯電話からかける
日本で使っている携帯電話でそのまま海外でも使用できる機種が増えている。事前に申し込みが必要になる場合もあるので、携帯電話会社に確認しよう。ただし、携帯電話は通話料やデータの通信料が高額になる場合がある。申し込み制の定額プランもあるので必要に応じて問い合わせを。また、日本の携帯電話会社や旅行代理店などで携帯電話をレンタルできるほか、現地のレンタル会社も利用できる。
ニッテル・コミュニケーションズ  www.nittel.net

■IP電話
インターネット環境を活用した電話サービスで、代表的なのはSkype。インターネットに無料でつなげる環境ならば、固定電話や携帯電話へも格安でかけられるが、データ通信に電話回線を使うと、高額になる。ほかにスマートフォン専用のViberもある。

国内電話 DOMESTIC PHONE CALL
共通のエリア・コード(市外局番)への電話が市内通話扱い。公衆電話からの市内通話は、通話時間にかかわらず一律50¢。市外通話料金は距離、通話時間により変動する

公衆電話 PUBLIC PHONE
オーストラリアの公衆電話は硬貨、フォンカード、クレジットカードが利用できる。I.S.D.と表示があれば国際電話も可能だ。電話の右側にスリットのあるタイプはクレジットカードを利用できる。スリットにカードをスライドさせ、暗証番号などを押して電話をかける。

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【テレホンカード】
オーストラリアでは、テレホンカードのことをフォンカードPhonecardと呼び、郵便局やPhonecards Sold Hereと表示のある場所で買える。国内用の使い方は日本のものと同じ。海外通話用のカードは格安で通話できるとあり人気だ。電話には挿入せず、指定のアクセス番号にまず電話をし、カード番号と暗証番号を入力し、電話番号をダイヤルする。

インターネット╱Eメール INTERNET, E-MAIL

ホテルで
持参したパソコンを利用できるLAN接続の環境が整っている場合もあるが、変圧器やプラグの変換アダプターなどが必要になる。また、フロントでカードやパスワードを受け取る必要もある。ビジネスセンターなどを利用するほうが手間がかからない。

屋外で
パソコンに日本語環境が整ったインターネットカフェも多い。料金は店により異なるが、相場は1時間A$3~5ほど。図書館などでネットの利用もできる。また、パソコンを持参しているならば、Wi-Fiスポットを探すのもひとつの手。無料でWi-Fiを利用できるカフェやファストフード店もある。

スマートフォンのデータ通信に注意
スマートフォンは電源を入れているだけで、メールのチェックなどでデータ通信を行なうことがあり、知らぬ間に高額の料金になっているということも。1日2000円程度の定額制もあるが、適用される事業者が限られている場合もある。

国際宅配便 COURIER

FedExやOCSなどの大手会社が使いやすい。電話をすればホテルまで荷物を取りに来てくれ、保険も付いている。普通郵便よりも早く日本に届くというメリットもある。最寄りのオフィスに荷物を持ち込むのもOK。送料は重さや大きさによって異なるが、カスタマーセンターで事前に試算してもらうこともできる。

郵便 POSTAL SERVICE

郵便を出す POST BY MAIL

郵便ポスト
オーストラリアには2色のポストがある。速達は黄色いポストへ、それ以外の郵便物は赤いポストへ投函する。国内便のはがきや封書はA$0.70〜、日本へのエアメールは、はがきがA$1.95、50gまでの封書がA$1.95~。切手やはがきは郵便局のほかホテルやコンビニでも購入できる。郵便局の営業は一般的には平日のみで9:00~17:00だが、それぞれの郵便局で異なるので注意が必要だ。

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■小包
小包を送るには、直接荷物を郵便局へ持ち込む。内容物のチェックを受け、申請用紙に必要事項を記入。身分証明書としてパスポートも必要になる。重さは最大20kgまで。急ぐならばEMSを利用するのが便利。料金は高いが到着も早く、伝票番号から荷物の追跡もできる。免税される品を別送品として送る場合は、荷物に「別送品」と書き、本人宛に送る。

電気 ELECTRIC EQUIPMENT

電圧、電源とも日本とは異なる

電圧 VOLTAGE

日本の電圧が100V、周波数が50/60Hzなのに対し、オーストラリアの電圧は240V、50 Hzなので、日本で使っている電気製品をそのまま使用することはできない。持参する電気製品の電源部分に100~240Vと表示のあるものは使用できるが、書かれていないものを使うには変圧器を持参する必要がある。中級以上のホテルでは変圧器を貸し出してくれることもあるので問い合わせてみよう。

電源 ELECTRICAL OUTLET

電気のプラグは三つ又のOタイプで日本とは異なる。日本から電気製品を持っていく際は変換用のアダプターも必要になる。オーストラリアではスイッチ付のコンセントが多い。安全のためプラグを差し込んでからスイッチを入れるよう心がけたい。

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治安 SAFETY

治安は良い国だが、スリ、置き引きなどには注意を払いたい

オーストラリアの治安状況 SAFETY IN AUSTRALIA

比較的、治安が良いとされているオーストラリアだが、それでもスリや置き引き、車上荒らしなどは頻発している。もっとも、それらの被害は自身の心がけ次第で防げることが多い。現金や貴重品などは肌身離さず持ち歩く、多額の現金を持ち歩かない、周りに見えるところに高価なものを置かない・身につけない、夜間の一人歩きは避けるなどを心がけたい。また、近年はバーやパブなどでお酒を飲ませ、昏睡した隙に貴重品を奪うという昏睡強盗も起こっている。楽しむのはよいが、初対面の人にはあまり気を許さないようにしたい。飲食物をもらうことも避けよう。万が一、盗難や詐欺などのトラブルに遭った場合は警察、日本大使館、総領事館へ届け出る。
外務省海外安全ホームページ www.anzen.mofa.go.jp

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危険なエリア DANGEROUS AREAS

どこの都市でも、ナイトスポットの多いエリアでは犯罪が起こりやすい。シドニーではレッドファーンやキングス・クロス、パースではノースブリッジなどの歓楽街には深夜は近づかないようにしたい。昼間でも人混みのなかでスリやひったくり、置き引きの被害に遭うことがある。万一、強盗やひったくりの被害に遭った場合、身の安全を考えてあきらめることも大切だ。早朝や深夜のタクシー利用も気をつけたい。流しのタクシーは利用せず予約をして利用し、タクシー番号などをメモしておく。車を利用する際には、車上荒らしに注意し、外から見える場所に荷物を置かない、必ずロックをかけることを心がけたい。

緊急時の連絡先

・警察/消防/救急 000
専用の番号はないので000をダイヤルしたあと、必要な部署を告げる。

・在オーストラリア日本国大使館 Embassy of Japan
02-6273-3244(キャンベラ)

・日本国総領事館 Consulate General of Japan
シドニー 02-9250-1000
メルボルン 03-9679-4510
パース 08-9480-1800
ケアンズ(領事事務所) 07-4051-5177

トラブル事例と対策 Trouble Cases & Countermeasures

【空港で】
事例1.
セキュリティ・チェックを受ける際、ボディ・チェックを受けている間にX線検査を通過した手荷物を盗られる。預けた荷物を受け取るときに、置きっぱなしの手荷物を盗られる。レンタカーの手続きをする際に足元の荷物を盗られるなど。

対策1.
つねに自分の荷物からは目を離さず、現金、パスポートなどの貴重品は肌身離さず持っておく。手続きなどで両手がふさがる場合は、両足で荷物を挟むようにして置いておく。

【街なかで】
事例2.
街を歩いている最中、車やバイクに乗った人にハンドバッグなどをひったくられる。両替したあと、両替所やATMを出たところで現金を奪われる。フードコートや市場など混雑したところで、ハンドバッグなどから財布をすられるなど。

対策2.
外出中は、バッグは車道とは反対側に持ち、車道から離れたところを歩く。女性は狙われやすいのでとくに注意が必要だ。夜間の一人歩きは避けたい。また多額の現金は持ち歩かないこと。

事例3.
夜間の公衆トイレで強盗に遭う、隣やドアの下から手が伸びてきて、用を足している間に荷物を盗られるなど。

対策3.
夜間の使用は避ける。用は足しづらいが、荷物は手で抱えるか肩からかけておく。

事例4.
車を路上駐車している間、わずかな時間だからと思いドアロックをしないまま車を離れ、置きっぱなしにしていた荷物を盗られる、ドアロックをしていても、ガラスを割られて荷物を盗られる、ガソリンスタンドを利用したあと、荷物を車に置いたままオフィスにお金を払いに行っている隙に荷物を盗られるなど。

対策4.
貴重品や荷物が見えなくても被害に遭うことはあるが、外から見えるところに荷物を置かないのが基本。持ち歩けないものはトランクに入れておこう。また、短時間だから、車が見えているからといってドアロックをせずに車から離れるのもNGだ。

事例5.
荷物を持ってビーチに行き、楽しんでいる間に荷物を盗られる、荷物を置いたまま海に入っている間に置き引きに遭う、夜間のビーチや人けのないビーチで暴行やひったくりに遭うなど。

対策5.
ビーチへは貴重品を持っていかない。A$10程度をポケットに入れて持っていけば十分だ。ホテルのカードキーは防水ケースに入れてつねに持ち歩く。

【ホテルで】
事例6.
チェックイン、チェックアウトの手続きの際に、足元に置いた荷物が置き引きに遭う。外出中に泥棒が入り、部屋に置いておいた荷物を盗まれる。

対策6.
荷物から目を離さない。貴重品はセーフティボックスかフロントの金庫へ預ける。スーツケースは必ず施錠する。

事例7.
ホテルのスタッフや届け物、点検などを装い強盗が侵入する。知り合ったばかりの人に気を許して部屋に入れ、昏睡強盗や暴行に遭う。

対策7.
つねにドアチェーンをかけておき、相手を確認できるまではドアを開けない。見知らぬ人は気軽に部屋へ入れない。

【ショッピングで】
事例8.
買物が終わったときに、歩きながらおつりを財布にしまっているところでひったくりに遭う。財布をバッグにしまうときにバッグごとひったくられる。

対策8.
現金や財布は人目に触れないようにする。多額の現金を持ち歩かず、買物はクレジットカードで支払うようにする。

事例9.
店の中で買物をしている際、別の店で買った荷物やバッグなどを足元に置いた隙に置き引きに遭う。

対策9.
足元に荷物を置く場合は、両足で挟み込むようにする。荷物からは目を離さない。

【レストランで】
事例10.
バッグや手荷物などを椅子やテーブルに置いたまま席を離れ、その隙に荷物を盗られる。席を離れていなくとも、椅子の背に掛けたジャケットやハンドバッグから財布を抜き取られる。

対策10.
荷物はつねに自分の手元に置いておき、席を離れるときも肌身離さずに持つ。ジャケットを背もたれに掛ける際も貴重品はポケットから出しておく。

事例11.
料金にサービス料などが加算されているにもかかわらずチップを要求される。料理やドリンクの値段があいまい。

対策11.
クレジットカードで支払う際もレシートの項目はきちんとチェックする。

事例12.
ディナーの時間、高級レストランやホテルのメインダイニング、パブ、カジノなどへ入る際に服装がカジュアル過ぎて入店を拒否される。

対策12.
店によってはドレスコードが定められている。襟付のシャツやジャケット、ワンピースを着用したい。サンダルもNGだ。

病気╱けが HEALTH

旅行者がかかりやすい病気 DISEASE

過労
慣れない環境で気を張っているので、過労もたまりやすい。また日差しも強く、乾燥しているので体調を崩しやすくなっている。疲れを感じたら無理せず休みたい。

風邪
南半球に位置するオーストラリアは日本と季節が正反対。急激な気温の変化に体がついていかず、風邪をひきやすい。朝晩の気温の差も大きいので注意が必要だ。

下痢・胃腸疾患
オーストラリアは比較的衛生管理がしっかりしているが、水や食べ物が体に合わず、お腹をこわすことも多い。水はミネラルウォーターを飲む、生ものは口にしないなど注意が必要。また暑い時季には食中毒にも気をつけよう。日本から胃腸薬や下痢止めなどの常備薬を持っていくと安心だ。

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事故 ACCIDENT

交通事故に遭った場合、軽傷なら海外旅行保険の日本語緊急アシスタンス・センターに電話をして指示を仰ぐ。重傷ならば救急車を呼んでもらい病院へ。ビーチではライフセーバーの指示に従う。注意標識もチェックしよう。遊泳禁止の場所では絶対に泳がない。

海外旅行保険 TRAVEL INSURANCE

クレジットカードに付属の保険もあるが、万一のために任意の保険にも加入しておきたい。提携病院の紹介から精算までを任せられ、日本語で対応してくれるので安心だ。同行者の保険についても事前に確認しておきたい。

オーストラリアの病院 HOSPITALS

医療水準の高い総合病院が多い。大きな都市には日本語医療センターもある。日本語医療センターがない場合は通訳が必要であることを伝える。緊急でなければTISの手配を。

日本語が通じるおもな病院・医師
・日本語医療センター International Medical Servicies
メルボルン 03-9639-0050、1800-777-313
パース 08-9486-4733、1800-777-313

・ケアンズ24時間日本人医療サービス The Cairns 24 hour Medical Centre
ケアンズ 1800-688-909

・タウン・ホール・クリニック・日本語医療サービス(シドニー)Town Hall Clinic Japanese Medical Service
02-9299-4661、1800-355-855

通訳サービス

病院に行く際、自分の状態を英語で正確に伝える自信がなければ、移民局の通訳サービスTIS (Translating and Interpreting Service)を利用すると安心だ。電話を通じて医者、通訳、患者の3人で話をすることになる。ただし、日本語を話せる人がいるとは限らないので、予約をしておくとよい。
131-450
www.tisnational.gov.au

オーストラリアの薬局 PHARMACY

オーストラリアでは薬局のことをCHEMISTやPHARMACYと表示する。風邪薬や頭痛薬、胃腸薬などの一般薬以外は、医者の処方箋が必要になる。日本で服用している常備薬は持参したい。

緊急時の対応

保険会社の提携病院へ
保険会社に連絡
海外旅行保険に入っており、旅先での病気や事故で医師の診察が必要になったときは、保険会社のアシスタンス・サービスを利用し、病院を紹介してもらう。24時間、日本語で対応してくれる。

治療
海外旅行保険証を持って、指定された病院で治療を受ける。治療費は支払う必要はない。事後は保険会社が進めてくれる。

緊急を要する場合
救急車で病院へ
ホテルのフロントに連絡、相談し、救急車を呼んでもらうなどして病院へ向かう。

治療
病院で医師の治療を受ける。治療費は立て替えで支払う。治療費や薬代の領収書のほか、診断書を受け取る。

保険会社に連絡
帰国後、保険会社に連絡し、領収書、診断書などを提出する。

盗難╱紛失 THEFT & LOST

盗難╱紛失の際の対処 IN CASE OF THEFT & LOSS

盗難に遭ってしまったり、紛失をしたりしてしまうと旅の楽しさが半減する。オーストラリアは安全とはいえ、置き引きやスリ、ひったくりなどの犯罪は絶えない。いずれも単独犯ではなくグループの犯行が多く、手口は巧妙で騙されやすい。用心すればある程度は防げることもあるが、まず、命を守ることが第一であることを忘れずにいたい。残念ながら盗まれたものが返ってくる可能性は少ないが、万一、盗難に遭ったり、紛失をしたりしたら、最寄りの警察で盗難・紛失届出証明書(Police Report)を作成してもらう。

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盗難・紛失に備える

パスポート
顔写真があるページのコピーをとっておくか、パスポート番号や発給日、発行地などを控えておき、パスポートとは別の場所に保管しておく。

クレジットカード
カード番号と有効期限、発行会社の緊急連絡先を控えておく。暗証番号は絶対に他人に教えないこと。暗証番号を書いたメモなどをカードと一緒にすることも避けたい。不正使用されても補償されないことがある。

航空券(eチケット控え)
eチケットの控えは、航空会社の窓口で無料で発行してもらえる。本人確認のため、購入時に使用したクレジットカードやパスポートが必要。便名や出発時刻は別に控えておきたい。

盗難・紛失時の対応

【パスポート】
①警察に届け出
盗難・紛失届出証明書を発行してもらう

②日本大使館に届け出
渡航書の発給申請
警察の証明書、顔写真2枚、身分証明書、帰国用の航空券を用意して、日本大使館または総領事館へ連絡。窓口で「帰国のための渡航書」を申請する。

③発給
渡航書は数日で発給されるが、他国へは入国できない。新しいパスポートを申請する場合は1週間程度かかり、戸籍謄(抄)本が必要。

【貴重品】
①警察に届け出
盗難・紛失届出証明書を発行してもらう

②帰国後、保険会社に申請
保険金の申請
現金は保険がきかないが、荷物などの盗難は補償される。帰国後、警察の証明書とともに、購入時の領収書など必要書類を揃えて保険会社へ請求する。

③保険金給付

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【クレジットカード】
①カード会社に届け出
失効手続き
すぐにクレジットカード会社の緊急連絡先へ電話する。名前、カード番号、最後にカードを使った店名と金額などを告げ、カードの停止手続きと再発行を依頼。指示があれば現地警察へも届け出て、紛失・盗難届出証明書を発行してもらう。

 

②再発行
再発行までの日数や手数料は会社によって異なるが、臨時カードを発行してもらい、現地滞在中だけ使うことができるサービスもある。

 

【国際キャッシュカード・国際デビットカード】
①発行会社に届け出
利用停止手続き
紛失・盗難に気付いたら、すぐに発行元の金融機関へ連絡して、利用停止の手続きをする。オンラインで手続きができる場合もある。指示があれば、警察で盗難・紛失届出証明書を発行してもらう。

 

②再発行
帰国後の再発行が多い。会社によっては、現地で緊急カードを受け取れることもあるが、通常は有料で日数がかかる。

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筆者 : Fish & Tips

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この記事の出展元は「トラベルデイズ オーストラリア」です。掲載している情報は、2015年7〜9月の取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。 最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。