2017年9月25日

香港

香港へ出発前の準備 パスポートなど

by Fish & Tips

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パスポートや航空券の入手など、目的地に着くまでにクリアしなければならないことは多い。ミスでせっかくの旅行の時間を無駄にしないように、日本で準備しておくべきことをおさえておきたい。

パスポート(旅券) PASSPORT

パスポートは海外で自分の身分を証明する唯一の書類。これがなければ外国の出入国も日本の出入国もできない。旅行の予定が決まったら、まずはパスポートを取得しよう。すでに取得している場合は、有効期限をチェック。入国に必要な残存期間を満たしていない場合は、パスポートを更新しなければならない。原則として有効期限まで1年を切っていれば、いつでも更新手続きができる。

■パスポートを作る
パスポートには、発行日から5年間有効なものと、10年間有効なものがあり、どちらかを選ぶことができる。ただし20歳未満の場合は申請できるのは5年旅券のみ。申請から受領まで通常8~10日かかる。申請する場所によっては、もっとかかることがある。写真の規格や身分証明書の種類などの規定が細かく決まっているので、申請時に外務省のサイトなどで確認したい。

申請のために用意するもの

・一般旅券発給申請書(申請窓口にある)
・戸籍謄(抄)本1通
・写真(縦45mm×横35mm)1枚
・申請者本人を証明する書類
※住基ネットワークで確認ができない人は住民票が必要

申請する場所

住民登録をしている都道府県または市町村のパスポート申請窓口

受領のために必要なもの

・申請時に渡された受理票
・手数料
外務省パスポート A TO Z
www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport

パスポートの交付(受取)手数料

10年旅券 1万6000円(満20歳以上)
5年旅券 1万1000円、6000円(満12歳未満)

必要なパスポートの残存有効期間

滞在期間+1カ月以上(マカオは滞在期間+30日以上)

パスポートの有効期間は、香港に入るには滞在予定日数+1カ月以上(1カ月以上滞在の場合は、+3カ月以上)、マカオは滞在予定日数+30日以上(31日以上滞在の場合は、+3カ月以上)なければならない。出発前に有効期限をしっかり確認しておこう。

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ビザ VISA

90日以内の滞在ビザ不要

ビザ(査証)は入国に必要な書類のひとつ。観光目的で香港・マカオに入国する際、出国用航空券や乗船券を持ち、90日以内の滞在ならビザは不要。そのほかの場合は、滞在目的に応じたビザを申請しておく。申請先は、中国大使館または香港人民入境事務所、マカオ入境管理事務所。審査に時間がかかるので、余裕をもって手続きをしたい。中国本土※に行く場合、15日以内の滞在ならビザは不要。

※2016年10月から、中国本土への渡航に関わる査証・認証業務は「中国査証申請サービスセンター」に委託されている www.visaforchina.org

香港・マカオで有効になる運転免許証と国際学生証について

運転免許証

香港・マカオで車を運転する場合は以下に挙げる3つのうち1つが必要。

①日本の運転免許試験場などで、国際運転免許証(国外運転免許証)を取得する。

②在香港日本国総領事館で、日本の運転免許証を香港・マカオの免許証に切り替える。

③香港・マカオで運転免許試験を受け、運転免許証を取得する。

国際学生証

ISIC(International Student Identity Card)カードと呼ばれ、国際的に統一された学生証(身分証明書)のこと。博物館はもちろん、宿泊施設、交通機関、レンタカー、レストランなど、さまざまな契約施設で割引が適用される。
申し込みは、申込書、写真、学生証のコピー(在学証明書または休学証明書でも可)を添えて、大学生協プレイガイドなど、最寄りの発行所に提出、または、大学生協事業センターに郵送する。カード代金は1750円。

航空券 AIR TICKET

航空券には種類があり、旅行者がよく使うのは、PEX航空券か格安航空券の2種類だ。PEX航空券は航空会社、格安航空券は旅行会社で買う。季節により料金が異なり、料金には運賃のほかに、空港使用料や燃油代などが加算される。時期やマイレージのことを考えるとPEXのほうが割安なこともある。

PEX(ペックス)航空券 PEX AIR TICKET

PEX運賃とは正規割引料金のこと。PEX航空券には、IATA(国際航空運送協会)に参加している航空会社で共通に使えるIATA PEX航空券、各航空会社が独自に料金を決めるZONE PEX航空券、事前に購入する時期が限定されているAPEX航空券などがある。予約時に便名を確定できるほか、各種サービスも良いが、格安航空券に比べると料金は高め。

格安航空券 DISCOUNT AIR TICKET

旅行会社が団体ツアー用に仕入れているチケットを個人に販売するため、低料金。そのため期間が短いものや帰りの便を変更できない航空券が多い。価格競争により、非常に安い航空券も出まわっているが、便名が確定しない、申し込みが殺到しオーバーブッキングになる、複数の旅行会社間でダブルブッキングになるなどのトラブルも起きやすい。

■格安航空会社(LCC)について
LCCとは、サービスの簡素化や有料化により、格安航空券を提供する航空会社のこと。日本〜香港間では、香港エクスプレス航空、ピーチ・アビエーション、バニラエア、ジェットスター・ジャパンが運航。

オプショナル・ツアーの予約 TOUR RESERVATION

香港・マカオには、日本人向けのオプショナルツアーが数多く用意されている。手軽に楽しめるうえ、わかりやすい日本語ガイドが付いていて安心だ。 人気は、オープントップバスで夜の香港を走るツアーや、定番スポットを短時間で巡るツアーなど。日本語定期観光「パンダバス」や「マイバス」などが運行している。

パッケージツアーと個人旅行

パッケージツアーのメリット
パッケージツアーなら、個人でホテルや航空機を予約する手間が省け、英語や中国語ができなくても気軽で安心。しかも、一般に料金は個人で行くより安い。ただし、航空機やホテルを自分で決めることはできず、出発直前まで決まらないことも多い。

個人旅行のメリット
こだわりがある人は多少高くついても個人手配がいい。“部屋からヴィクトリア・ハーバーを眺めたい”とか、“到着したらすぐにショッピングを楽しみたい”といったこだわりや、ホテルの場所や客室のグレードを希望どおりに手配することができるのは個人旅行ならではだ。

荷物 BAGGAGE

おみやげなどで帰国時の荷物は倍近くに増える。飛行機の重量制限を超えないよう注意。携帯電話などを現地で使うつもりなら、充電器の対応電圧をチェック。

服装 CLOTHES

亜熱帯性気候の香港とマカオは、一年を通じて比較的温暖で湿度が高い。春の3〜4月と秋の10〜11月は、長袖1枚でも過ごしやすい。
夏の5〜9月は気温が高く雨も多い。猛烈な暑さだが、屋内は冷房が強力に効いているので羽織るものを持参したい。冬の12月中旬〜2月も日本に比べて暖かい。冷え込む日もあるので、ジャケットや肌着があると便利だ。

お金の準備 MONEY

盗難の被害に遭わないためにも、多額の現金は持ち歩かないようにしたい。香港はクレジットカードが利用できる店が多いので、カードを持参するとよい。街なかには、キャッシングできるATMも多い。

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旅の予算 TRAVEL BUDGET

■費用
近年、ホテルの料金が高騰しており、アジアのなかでもかなり高い。日本人が多く利用する中級ホテルで1泊1万4000円〜。安く抑えるならゲストハウスは1泊3000円以下で利用できる。交通費は、MTRが初乗り約70円。タクシーも市内中心部の移動なら1回の利用料金は500円以内だ。食費はレストランのグレードによってさまざま。昼はローカル食で安く抑え、夜は少しリッチにグルメを楽しむなど自分に合ったプランを立てよう。

■1日分の費用の目安
●宿泊費(1室あたり)約1万5000〜6万円(HK$1000〜4000)
●交通費 約1500〜4500円(HK$100〜300)
●食事代 約1500円〜1万5000円(HK$100〜1000)
●入場料 無料〜約7500円(HK$0〜500)
※HK$1=15円で計算しています。

日本での両替 EXCHANGE IN JAPAN

最低でも、空港に着いてからホテルの客室に落ち着くまでに必要なお金は用意しておきたい。そのための現地通貨は日本で用意しておくといい。ただ、為替相場にもよるが香港で両替するほうが一般的にレートは良い。両替できる場所は銀行以外にもFX業者や金券ショップなど、選択肢が多いので、レートだけでなく、手数料やその店までの交通費なども考えて選びたい。

■銀行
現地でも両替できるが、多少の香港ドルを用意しておいたほうが安心という人は、銀行などで両替しておくとよい。成田国際空港、関西国際空港などの銀行や両替所は年中無休だ。日本国内の銀行でも香港ドルの両替は可能だが、取り扱っていない支店もあるので確認を。

■外貨両替ショップ
今は銀行だけでなくFX業者や金券ショップでも両替ができる。銀行に比べ手数料が安い業者が多い。

■外貨宅配サービス
銀行では三井住友銀行やゆうちょ銀行、FX業者ではトラべレックスなどが行なっており、希望の通貨を代引きで自宅や勤務先など指定の場所へ指定日に届けるサービス。両替手数料と送料がかかる。

国際キャッシュカード・国際デビットカード INTERNATIONAL CARD

日本の銀行口座の預金を、海外の提携ATM/CDから現地通貨で引き出せるサービス。国際デビットカードは、加盟店での支払いにも利用できる(1回払いのみ)。国際キャッシュカードは、新生銀行など一部の金融機関が取り扱っている。利用手数料や限度額は各金融機関へ問い合わせを。

クレジットカード CREDIT CARD

多額の現金を持ち歩くのは危険なので、支払いは可能ならクレジットカードで済ませたい。現地のATMでキャッシングも可能。また、ホテルにチェックインの際やレンタカーを利用する際には、デポジットとして身分を保証するものとなるので、海外旅行の必需品だ。

■利用限度額を調べておく
海外で高額な出費を予定しているときは、出発前にカード会社に問い合わせておきたい。利用限度額を上回って使用したい場合は増額してもらう。

■換算レートは利用した当日のものか
海外で使ったクレジットカードは日本円に換算され、引き落とされるが、日本円への換算は利用した当日ではなく、各クレジットカード会社が設定した日にまとめて行なわれる。そのレートの差が大きく影響する場合もあるので、事前に確認をしておきたい。

■カード情報のスキミングに注意
カード番号などカードの情報を盗まれ、勝手に使用されて引き落とされるというような被害を防止するためにも、クレジットカードで支払いをするときは、信頼できる店で使用しよう。

■暗証番号を調べておく
ATMでキャッシングする際などに必要。カード会社に電話などで問い合わせれば教えてもらえるが、回答は郵送になることが多いので、必要なら早めに問い合わせたい。

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物価

食費や交通費は日本に比べて割安。ホテルの料金やブランド品の値段などは日本とあまり変わらない。日用品や服飾品では非常に安いものもあるが、品質には注意。

・ミネラルウォーター HK$4.2〜(約60円〜)
・缶ビール HK$5〜10(約80〜150円)
・スターバックスのカフェラテ(トールサイズ) HK$27(約400円)
・コーラ HK$8(約120円)
・ハンバーガー HK$8.5〜(約130円〜)
・たばこ HK$50(約750円)
・MTRの運賃 HK$4.5〜100(約70〜1500円)
・タクシーの初乗り HK$22(約330円)
・バスの運賃 HK$2.5〜(約40円〜)

海外旅行保険 TRAVELER INSURANCE

病気やけが、盗難など、思いがけないトラブルに対処し補償するのが海外旅行保険だ。

海外旅行保険は必要か

病気にかかったり事故に遭ったりすることは非常にまれではあるが、万一に備えて海外旅行保険には絶対に加入しておきたい。注意していても避けられない事故もあるし、海外での治療には日本の保険は適用されず、莫大な費用がかかる。
申し込みは、旅行会社やインターネットでできる。空港の保険会社窓口でもできるが、自宅〜空港間の往復にも保険は適用されるので、事前に入っておくのが得策だ。外国での病気やけがの際、頼りになるのは保険会社のアシスタンス・センターでの日本語会話のみ。

アシスタンス・センター

事故や病気により、治療を受けなければならない場合や受けた場合など緊急の際は、保険会社のアシスタンス・センターへ電話をしよう。どの保険会社も日本語対応、24時間受付なので、病院の手配はもちろん、状況に応じて、救援者の渡航や宿泊に関する手配、保険金請求の手続きの案内などを行なっている。旅行の際は連絡先を必ず携行しよう。

クレジットカードに付帯している保険

海外クレジットカードと提携しているものやJCBのように海外加盟店で使えるクレジットカードには、海外旅行保険が付帯していることが多い。ただし、保険の適用範囲や、適用開始の条件などは、クレジットカードにより異なるので、事前に確認しておきたい。必要な補償が含まれていない、保険金額が少ないなどの場合は、保険会社の海外旅行保険を不足している分だけバラで補うといい。

保険が適用されないケース (保険会社により異なる)

■現金などの盗難・紛失
■慢性病・妊娠・歯科の治療
■戦争・暴動・天災などによる被害 テロの場合は保険会社が判断

保険の種類

■傷害死亡/傷害治療/後遺障害(基本契約)
海外旅行中の事故によってけがをし、治療を受けたとき。死亡または、後遺障害が残った場合など、傷害に関わる保険のみ基本契約で、海外旅行保険加入の際、必ず入らなければならない。

■疾病死亡/疾病治療(特約)
海外旅行中に病気になり、死亡した、あるいは治療を受けたとき。

■賠償責任(特約)
海外旅行中に誤って他人にけがをさせてしまったり、他人の物を壊し、法律上の賠償責任を負ってしまったりしたとき。

■携行品損害(特約)
海外旅行中に所有物が偶然の事故により壊れたり、盗まれたりしたとき。

■救援者費用(特約)
海外旅行中、病気やけがにより死亡または入院し、日本から家族が現地に行った場合の交通費や滞在費を補償。

■入院一時金(特約)
けが、病気で2日以上入院した場合。

■航空機寄託手荷物遅延費用(特約)
航空機の遅れなどにより、機内に預けた荷物が届かず、当座必要な衣類や日用品を購入した場合。

■航空機遅延により生じた費用(特約)
航空機の欠航や遅れにより6時間以内に振り替え便が運航しなかった場合の宿泊費や飲食費を補償。

トラベルデイズ 香港 マカオ

  • 発売日:2012年07月02日

筆者 : Fish & Tips

Fish and Tipsでは、海外旅行のコツやノウハウ、海外で話題のスポット、人気のホテル等、おすすめの海外旅行情報を配信しています。

奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ 香港 マカオ」です。掲載している情報は、2016年9月〜2017年1月の取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。