2017年9月24日

イタリア

ヴェネツィアで行きたい美術館・博物館をご紹介

by Fish & Tips

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注目を集める近代・現代美術館
隔年でビエンナーレが開催されるヴェネツィアは、今やモダンアートの発信地。
博物館で海洋都市の魅力に迫る
この街で活躍した劇作家や考古学者、船舶の歴史などヴェネツィアをより深く理解できる。

ビエンナーレの歴史を物語る カ・ペーザロ (Ca' Pesaro)

もともとは、国際現代美術展ヴェネツィア・ビエンナーレの入賞作品を買い取り、展示する目的で造られた市立美術館で、クリムトの『ユディトII(サロメ)』がその代表作品。19世紀〜20世紀前半のイタリア人作家の作品に見るべきものが多い。

広大な屋敷の中にたくさんの作品が展示されている

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大運河に面した建物の脇に入口がある。中庭も見事だ

カ・ペーザロ

現地名:
Ca' Pesaro
住所:
S. Croce 2076
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アクセス:
ヴァポレット1・A・N番サン・スタエから徒歩5分
TEL:
041-721127
営業時間:
10:00~17:00(夏季は~18:00)※チケット売り場は各1時間前に終了
定休日:
月曜、一部祝日 
Webサイト:
http://www.capesaro.visitmuve.it

運河を眺める、元アトリエの美術館 フォンダツィオーネ・ヴェドヴァ (Fondazione Vedova)

 2006年に亡くなったヴェネツィアの画家、エミリオ・ヴェドヴァ氏がかつてアトリエとして使用していた建物を、同財団が現代アートの企画美術館としてよみがえらせた。税関に近いこの場所は、かつては国の専売であった塩の倉庫だった。

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ジュデッカ運河に面したのどかな界隈にある、元塩の倉庫

フォンダツィオーネ・ヴェドヴァ

現地名:
Fondazione Vedova
住所:
Dorsoduro 266
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アクセス:
ヴァポレット6番スピリト・サントから徒歩3分
TEL:
041-5226626
営業時間:
10:30~18:00(企画展開催時のみ開館)
定休日:
開館時は火曜、一部祝日、不定休あり、12~4月は基本は休館 
Webサイト:
http://www.fondazionevedova.org

安藤忠雄氏の手がけた内装が評判 プンタ・デッラ・ドガーナ (Punta della Dogana)

もとはヴェネツィア共和国の海の税関。2007年にフランスのピノー財団コレクションを展示する現代美術館としてオープンした。アカデミア美術館正面のパラッツォ・グラッシは姉妹館にあたる。一定期間ごとに展示替えあり。

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サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会隣の新しい博物館

プンタ・デッラ・ドガーナ

現地名:
Punta della Dogana
住所:
Dorsoduro 2
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アクセス:
ヴァポレット1番サルーテから徒歩1分
TEL:
041-2401308
営業時間:
10:00~18:00(閉館は19:00)、企画展開催時のみ開館
定休日:
開館中は火曜 
Webサイト:
http://www.palazzograssi.it

モダンアートコレクションを多数展示 ペギー・グッゲンハイム・コレクション (Peggy Guggenheim Collection)

アメリカ出身のペギー・グッゲンハイム女史の現代美術コレクションを展示。本人の自宅であった建物に、みずから交流のあったカルダー、ピカソ、ブラックらの作品が並ぶ美術館は、空間としても心地よく、珠玉のコレクションと呼ぶにふさわしい。

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アカデミア橋より東、大運河に面した白亜の建物

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ペキー・グッゲンハイムに捧げられた作品

ペギー・グッゲンハイム・コレクション

現地名:
Peggy Guggenheim Collection
住所:
Dorsoduro 701
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アクセス:
ヴァポレット1番サルーテから徒歩3分
TEL:
041-2405411
営業時間:
10:00~18:00
定休日:
火曜 
Webサイト:
http://www.guggenheim-venice.it

ヴェネツィア史の理解に不可欠 海洋歴史博物館 (Museo Storico Navale)

アルセナーレ(旧造船所)近くにある、ヴェネツィアを中心とする船舶の歴史をたどる博物館。歴代の船の模型や地図、写真のほか、17世紀後半のガレー船の装飾や19世紀のゴンドラなどが展示されている。4階には日本の船の模型もある。

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アルセナーレのすぐ近く、大きな碇が目印になっている

海洋歴史博物館

現地名:
Museo Storico Navale
住所:
Castello 2148
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アクセス:
ヴァポレット1・4.1・4.2・B番Arsenale アルセナーレから徒歩3分
TEL:
041-2441399
営業時間:
8:45~13:30 金・土・日曜8:45(日曜10:00)~18:00(冬季は~17:00)
定休日:
無休 

生命と好奇心の歴史をたどる 自然史博物館 (Museo di Storia Naturale)

必見は、ヴェネツィアの考古学者リガブーエが1973年にナイジェリアで発掘したディノサウルス全身の化石。また、16世紀頃ヨーロッパで流行した「驚異の部屋」や、18世紀啓蒙主義時代の「博物館」の再現も興味深い。建物はかつてのトルコ人商館を利用している。

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by fotolia - © Sergey Novikov

最新技術を駆使した展示は、大人も子供も楽しめる

自然史博物館

現地名:
Museo di Storia Naturale
住所:
Santa Croce 1730
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アクセス:
ヴァポレット1・5.1・5.2・N番 Riva de Biasio リーヴァ・デ・ビアジオから徒歩3分
TEL:
041-2750206
営業時間:
9:00~17:00 (5~10月頃は~18:00) 土・日曜10:00~18:00
定休日:
月・火・木曜、一部祝日 

パリで活躍した劇作家の生家 ゴルドーニ博物館 (Casa di Carlo Goldoni)

建物は15世紀の典型的なゴシック様式。ヴェネツィア出身の劇作家カルロ・ゴルドーニが12歳までここで暮らした。内部は当時のものではないが、かつてヴェネツィア貴族が所有したマリオネットとその舞台装置は18世紀のオリジナルで貴重。

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小さな橋のたもとに建つ瀟洒な館。内部では人形劇などが行なわれる

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ヴェネツィアのいにしえの館の雰囲気がそのまま残る中庭。見学は2階から

ゴルドーニ博物館

現地名:
Casa di Carlo Goldoni
住所:
S. Polo 2794
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アクセス:
ヴァポレット1・2・N番 S. Toma サン・トマから徒歩3分
TEL:
041-2759325
営業時間:
10:00~17:00 (11~3月は~16:00) 入館は各閉館30分前まで
定休日:
水曜 
Webサイト:
http://www.carlogoldoni.visitmuve.it

小さな島の伝統文化に魅せられる

ヴェネツィア共和国の主要産業だったガラス細工や、家内工業として発展した細密なレース編み。どちらもかつてヨーロッパ貴族たちに愛され、現在もその美しさを受け継ぐ、島の伝統工芸品。

繊細で色彩豊かなムラーノ島のガラス細工

高い技術を必要とするガラス製造は、早くよりヴェネツィア共和国の主要産業のひとつだった。1291年に火災防止のためすべてのガラス職人をムラーノ島に移住させ、技術の流出も防いだ。以来、島には今でも多くのガラス工房があり、世界中から絶えずガラス作家らが修業に訪れる。フィリグラーナと呼ばれるレースのような模様のガラスや、 金太郎飴のようにして作ったムリーネという花模様のミッレフィオーリのほか、鮮やかで多彩な色合いが特徴。

職人が伝統の技法で作る島の特産品 フェッロ&ラッザリーニ (Ferro & Lazzarini)

10人の専属マエストロを抱え、さまざまな種類のガラスを扱う大型店。著名作家の作品が並ぶ部屋はまるで美術館。ワイングラスなどは原則セット売りだが、破損の際は追加オーダーも可能。

フェッロ&ラッザリーニ(ムラーノ島)

現地名:
Ferro & Lazzarini
住所:
Fondamenta Andrea Navagero 75, Murano
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アクセス:
ヴァポレット5・18・41・42・N・DM番Navageroナヴァジェロから徒歩1分
TEL:
041-739299
営業時間:
9:00~17:00
定休日:
祝日、不定休あり 

漁業用の網製作が進化立体的なレース編み

もともと貴族の女性の趣味として生まれたヴェネツィアのレース編みは、すでに16世紀にはデザインや技法を記した本も出版されている。ブラーノのレースは、1本の針を使って型紙の上を糸で縫うように結びつけていくニードル・レースと呼ばれるもの。たくさんのボビンで糸をからめていくボビン・レースと比べ時間はかかるが、より細かく、自由で立体的な模様になる。国の主要産業のひとつとして、とくにブラーノでこのレースの生産が強化された。

島の女性に受け継がれる精緻な技術 エミリア (Emilia)

4代目の店主、ロレンツォさんがみずからデザインも手がける。商品は伝統的な品もあれば新しいものもあり、しおりからテーブルクロスまでバリエーション豊か。2階には代々のコレクションの展示も。

エミリア(ブラーノ島)

現地名:
Emilia
住所:
Piazza Galuppi 205, Burano
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アクセス:
ヴァポレットN・LN番Buranoブラーノから徒歩10分
TEL:
041-735299
営業時間:
9:30~19:00(冬季は~18:00)
定休日:
無休 

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筆者 : Fish & Tips

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奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ イタリア」です。掲載している情報は、2014年10月〜2015年1月の取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。