2017年9月25日

イタリア

イタリア芸術のこだわりをオペラ鑑賞で感じる

by Fish & Tips

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オペラは音楽・文学・美術・建築の粋が凝縮された総合芸術といわれる。芸術都市で本場のオペラを鑑賞したい。

オペラ発祥の地・イタリアで絢爛に花開いた至高の芸術美

16世紀末、フィレンツェで芸術家を集めたカメラータというサロンが生まれ、理想の芸術をめざしてギリシャ劇を復活させようとした試みがオペラの起源といわれる。 17世紀初頭にイタリア全土に広がった初期オペラを今日のオペラの原型に整えたのがクラウディオ・モンテヴェルディ。18世紀初頭には神話や故事を題材にした壮大なオペラ・セリアと世俗的な題材を取り入れた寸劇仕立てのオペラ・ブッファの流れが生まれた。その後は、ロッシーニ、ヴェルディ、プッチーニなどの活躍で近代オペラへと洗練され、最も贅沢な舞台として今も熱狂的なファンに支えられている。 オペラハウスは、音響効果を上げるための空間設計や快適な観客席づくり、豪華さを演出する装飾などに建築技術の粋が集められている。劇場自体も鑑賞に値する名建築が多い。 オペラ・シーズンは冬から始まり、翌年の秋まで(8月を除く)続く。ただしシーズンは劇場によって異なるので事前に確認しておきたい。

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ローマのオペラ座。天井をフレスコ画が彩る

オペラ鑑賞のための基礎知識

座席の種類

1階中央席でいちばんよく見えて音響も良いのがプラテア(平土間席)。そこを囲むように馬蹄形のパルコ(4〜6人掛けのボックス席)があり、劇場によってやや高い位置の1階席から4階席くらいまである。さらにその上が、ガッレリア(天井桟敷)だ。

観劇の服装

ドレスコードはとくにないが、プラテアやパルコの一列目はおしゃれをして出かけたほうが場になじむ。シーズン初日や、ガラコンサートなどの特別な公演はタキシードやイブニングドレス姿の人もいるので、男性はダークスーツかジャケットとネクタイ、女性はドレスアップをしたほうが気分よく楽しめる。

オペラ鑑賞時のマナー

場内飲食禁止はもちろんだが、携帯電話などの電源は必ず切ること。ほかに、開演時間に遅れて着くと次の幕まで入れてもらえないので注意する。また、十分楽しむためにオペラグラスを持っていくのがおすすめ。有料での貸し出しもある。

遅めの開演時間

日本と違い、イタリアのオペラは開演時間が遅い。劇場やプログラムにもよるが、20時開演が多く、なかには20時30分という場合もある。上演時間も平均3時間で、4時間以上かかる作品もあるので、帰りの交通手段はしっかり確かめておきたい。

イタリアを代表するオペラハウス

世界屈指のオペラハウスとして君臨する、ファン憧れの4つの劇場を訪れたい。

多くの名作オペラの初演の場 オペラ座(ローマ歌劇場) Teatro dell'Opera --- ROMA ローマ

1880年にコスタンツィ劇場の名で開場。初演はロッシーニの作品。1926年にローマ市庁の所有となり、1946年にローマ歌劇場と改称された。

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当初の建物を大改装し、1928年に再開場した

オペラ座

現地名:
Teatro dell'Opera
住所:
Piazza Beniamino Gigli 7
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アクセス:
メトロA線レプッブリカ駅から徒歩4分
TEL:
06-4817003
営業時間:
10:00~18:00(日曜は9:00~13:30)
定休日:
祝日 
Webサイト:
http://www.operaroma.it

世界最高峰のオペラ劇場 スカラ座 Teatro alla Scala --- MILANO ミラノ

1778年の開場だが、1943年に空襲で損壊し、1946年に再建されたのが現在の建物。再建の際、開場公演はトスカニーニが指揮を執った。

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内部にスカラ座博物館があり、一般に公開している

スカラ座

現地名:
Teatro alla Scala
住所:
Via Filodrammatici 2、ドゥオモ駅構内にもチケットセンターあり
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アクセス:
メトロ1・3号線ドゥオモ駅から徒歩6分
TEL:
02-72003744
営業時間:
公演により異なる、博物館9:00~17:00
定休日:
公演により異なる 
Webサイト:
http://www.teatroallascala.org

ゴンドラで入場できるように設計 フェニーチェ劇場 Teatro la Fenice --- VENEZIA ヴェネツィア

1792年の開場で、設計は公募のコンペで選ばれたもの。フェニーチェ(不死鳥)の名を冠する建物は、1836年と1996年に全焼しているがその名のとおり見事よみがえっている。ロッシーニやヴェルディの作品が初演された由緒ある劇場。

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現在の劇場は2003年の再建が完成

フェニーチェ劇場

現地名:
Teatro la Fenice
住所:
Campo S. Fantin, S. Marco 1965
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アクセス:
サン・マルコ広場から徒歩5分
TEL:
041-786511
営業時間:
公演により異なる(劇場見学は9:30~18:00)
定休日:
公演により異なる 公演のない日は劇場見学は休み
Webサイト:
http://www.teatrolafenice.it

ヨーロッパ最古の現役歌劇場 サン・カルロ劇場 Teatro di San Carlo --- NAPOLI ナポリ

1737年にブルボン家の初代ナポリ王国国王のカルロが創建した。1816年に火災に遭ったが修復され、正面とロビーを除くすべてが創建時のままという歴史ある劇場。ロッシーニが一時期音楽監督を務めたことでも知られる。

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オペラが上演されない時間は場内見学も可能

サン・カルロ劇場(ナポリ)

現地名:
Teatro di San Carlo
住所:
Via S. Carlo 98
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アクセス:
プレビシート広場から徒歩1分
営業時間:
チケットオフィス10:00~17:30(日曜は~14:00) 場内見学10:30~16:30(日曜、祝日は~12:30)
定休日:
無休 
Webサイト:
http://www.teatrosancarlo.it

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  • 発売日:2012年07月02日

筆者 : Fish & Tips

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奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ イタリア」です。掲載している情報は、2014年10月〜2015年1月の取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。