2017年9月7日

イタリア

ヴェネツィアはこんなところ!運河と石畳でできた迷宮都市

by Fish & Tips

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ヴェネツィアはどんな街?
街中を運河や水路が走る島の集合体。世界中の人がその風景を見に来る世界中から人々が集まるその目的は、まるで街全体が水没しているような不思議で美しい光景を見るため。とくにゴンドラなど水上から見る風景はほかにはないもの。華麗な古い街並みや海鮮料理、美術品の数々ももちろん魅力のひとつ。

街の中心部はどこ?
サン・マルコ広場が海からの玄関。観光の起点はこの広場にしよう政治・歴史的な中心としてサン・マルコ広場から街が栄えた。こことリアルト橋は観光の起点となる場所で、周辺にホテルも多い。他の都市から鉄道で来る場合に下車する最寄りのサンタ・ルチア駅は中心地からは少し離れている。

交通手段はどうする?
基本的には徒歩で移動。遠いときにはヴァポレットがよい車両進入禁止のこの街では徒歩がいちばん気持ちいい。遠いところへは観光地をめぐる水上バスのヴァポレットで。混雑を避けるなら料金は高いが水上タクシーのモトスカーフィもある。

街の歩き方
街歩きはサン・マルコ広場までヴァポレットで移動してから、歩き始めるといい。サン・マルコ広場からリアルト橋までの道のりは街いちばんの賑やかな通り。大運河を渡る橋は4つしかないので、観光スポットをまわる順番は先に確認しておこう。トラゲットという渡し船も利用できる。

華やかなヴェネツィアの中心地 サン・マルコ広場周辺 Piazza San Marco

サン・マルコ広場は華麗な寺院や宮殿が建ち並ぶ政治や宗教の中心地だった場所。広場を取り囲む老舗のカフェから音楽が流れ、広場を映画のワンシーンのように演出する。観光めぐりの拠点。

主要スポット
サン・マルコ寺院

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ナポレオンが世界で一番美しいと賞賛した広場は、見どころにあふれている

白亜の大橋が架かる観光拠点 リアルト橋周辺 Ponte di Rialto

数ある運河に架かる橋のなかでもヴェネツィアのシンボルであるリアルト橋近くは観光の拠点。魚市場が近く、周辺の路地にはレストランやバーカロが軒を連ね、活気にあふれている楽しいエリアだ。

主要スポット
リアルト橋

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「黄金の館」を中心としたエリア カ・ドーロ周辺 Ca'd'Oro

大運河沿いに建つカ・ドーロの周辺は庶民が暮らす商店街の雰囲気で、スーパーもある。ローカルな街歩きが楽しめる。落ち着いたカンナレージョ地区にも近い。

主要スポット
カ・ドーロ

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賑やかな陸路からの玄関口 サンタ・ルチア駅周辺 Stazione Santa Lucia

駅前にヴァポレット乗り場があり、大運河やムラーノ島方面など多くの路線が発着。バスターミナルのあるローマ広場も近い。駅東側にはホテルが並ぶ。

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市民の暮らしが見える下町 サン・ポーロ地区 San Polo

地元の人の生活エリアで小さな路地が複雑に入り組んでいる。大学も近く、界隈には良心的な値段のトラットリアやカフェが点在する。

主要スポット
サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ教会、サン・ロッコ大信徒会館

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静かな雰囲気の穴場スポット ドルソドゥーロ地区 Dorsoduro

木組みの美しいアカデミア橋の南側がアカデミア美術館。界隈は閑静な落ち着いた雰囲気で、路地を歩いているだけで気持ちがよい。地元の人たちが訪れる穴場の店もある。

主要スポット
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会、アカデミア美術館

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もっとお得に、もっと効率的に 街のお役立ちインフォメーション

高潮(アックア・アルタ)に注意

10〜4月頃の自然現象。高潮が発生すると海抜が低いサン・マルコ広場や路地は冠水する。観光客用に臨時の通路が設けられるが、ぬれてもいい靴やカバーがあれば便利。長靴も売っているが値段は高い。潮の満ち引きによる冠水なので、普通は数時間で水が引く。水位が高くなるときは街中に警報が鳴り、水位を知らせる。近隣の島などへのヴァポレットが運休することもある。

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水上バス・ヴァポレットを活用

観光には1番線が便利。オープンエアの席は運河めぐりにおすすめだが、混むと座れないので1便遅らせてもいい。規制があるのでスピードはかなり遅く、徒歩のほうが速いこともある。

●乗り場
アルファベットと数字で路線名が記されている。路線図を参考に目的地まで運航している船に乗る。

●運航時間
運航時間や間隔は路線によって異なるが、始発は5時〜6時30分頃、最終は18時30分〜23時頃まで運航している。運航間隔は10〜30分。昼と夜でも変わるので、島へ渡るときなどは帰りの便も確認してから乗船を。

●チケットを買う
チケットは大きな乗り場(サン・ザッカリーア、リアルト橋など)で購入できる。乗り場のメーターのような機械にかざして乗船。料金は有効時間で決まり、1回券€7.50(75分以内)、24時間€20、72時間€40など。オンライン購入も可能。www.veniceconnected.com

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街なかの道しるべに注目

迷路のようといわれるヴェネツィアの街。路地の壁を見ると、写真のように主要なスポットへの方向を指し示す標識があるので安心。同様に公共トイレの場所も看板が出ていることが多い。

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観光案内所

観光案内所共通番号 041-2424
サン・マルコ広場 9:00〜19:00、無休
サンタ・ルチア駅外 8:00〜20:50、無休
ローマ広場 7:30〜19:30、無休 

日帰り旅行するなら?

パトヴァ(鉄道で約30分)…世界遺産の世界最古の植物園がある
ヴェローナ(鉄道で約1時間)…『ロミオとジュリエット』の舞台となった街。中世の美しい面影が残る
ブラーノ島(ヴァポレットで約40分)…カラフルな家々が並ぶラグーナの島

もっとヴェネツィアを楽しむ 華やかなお祭り騒ぎカーニバルへ

華やかな仮装が街に入り乱れる伝統的なお祭りは、時期が合えばぜひ訪れてみたい。勇気を出して仮装にも挑戦してみよう。

カーニバルとは??
イタリア語では「カルナヴァレ」。四節句(復活祭前の40日間)を迎える前に、人々が食肉に感謝して飲み食いする謝肉祭のこと。毎年サン・マルコ広場には道化師や貴婦人、仮面の麗人など中世から続く伝統に従って仮装した人々で華々しく賑わう。ゴンドラパレードやサン・マルコ広場のステージなど多彩なイベントも魅力的だ。仮面は店で売られており、貸衣装屋さんもあるので飛び入り参加もOK。
2017年2月11〜28日 www.carnevale.venezia.it

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みんな気軽に記念撮影に応じてくれる!

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まわりの仮装した人々を眺めているだけでも楽しい

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夫婦でばっちり衣装を決めて参加するのも素敵

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カーニバルはサン・マルコ広場がおもな会場となる

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カーニバルモチーフのおみやげはヴェネツィアの定番

ヴェネツィアの歴史物語

6世紀末〜ヴェネツィアの成り立ち

異民族から逃れた本土の住民の集落が始まり。トルチェッロ島やリド島を経て、9世紀に本島リアルトへ街が移る。東ローマ帝国下だったが、「ドージェ(総督)」を中心とした自治組織で動いており、共和国の基礎となった。828年にはエジプトから運び入れた聖マルコの遺骸を守護聖人として寺院を建立。聖人の象徴「有翼の獅子」像も誕生した。

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1095年〜十字軍遠征の基地

11世紀には聖地エルサレム奪回のための十字軍が結成され、遠征の拠点として発展。1202〜04年の第四次十字軍では地中海の要衝コンスタンティノープルが陥落。宝物や戦利品、周辺の島々を手に入れる。14世紀半ばにはペストの被害を受けながらも、宿敵ジェノヴァとの戦に勝ち、全盛期に突入する。

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1381年〜貿易を制した最盛期

1381年にトリノで講和条約が結ばれると、ヴェネツィア共和国はアドリア海と地中海の覇権を得る。10世紀頃から始まった貿易業は、ついに東方貿易を独占するまでになった。豊かな財力を背景に、14世紀後半〜15世紀には文化、政治経済ともに絶頂期を迎える。ゴシックやルネサンスの華麗な建築物が建てられ、ヴェネツィア派の画家たちが台頭。伝統工芸品のガラス細工やレースも発達した。

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16世紀〜共和国の終焉

16世紀に入ると繁栄に陰りが見え始める。1571年のレパントの海戦ではキプロスを失い、トルコとの長い戦で植民地のほとんどが奪還される。ペストの再流行、貿易の新航路が発見されるなど、街の体力は次々に奪われ、1797年にはナポレオンが入城。共和国1000年の歴史が幕を閉じた。

1797年〜祝祭都市として

18世紀末〜19世紀半ばまでフランス、オーストリアと支配を受け、1866年にイタリア王国に併合される。その間、ヴェネツィアは祝祭的な文化都市として発展。18〜19世紀にはカフェが相次いでオープンし、オペラや演劇が発展。街の自由で優雅な雰囲気にひかれて欧州各地から芸術家や文化人が集まった。観光都市となった20世紀以降も、カーニバルなどイベントが盛んだ。

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筆者 : Fish & Tips

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奥付:
この記事の出展元は「まっぷるイタリア’18」です。掲載されている電話番号、営業時間、料金などのデータは2016年10〜12月の取材・調査によるものです。いずれも諸事情により変更されることがありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。料金・価格の単位は、ユーロ(€)で表示しています。