2017年9月23日

イタリア

イタリア旅行出発前に知っておきたい基本情報あれこれ 時差 通貨 気候など

by Fish & Tips

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気候や言葉、通貨はもちろん、国が違えば生活習慣や価値観も違う。思わぬトラブルに巻き込まれないためにも、基本的な知識は身につけておきたい。現地の環境に溶け込んで、地元の人たちのように振る舞えるようになったら、旅はもっと面白くなる。

イタリアのお金、物価、為替、両替など

手数料、安全面からもクレジットカードの利用を基本に考えたい

通貨 CURRENCY

イタリアの通貨は欧州共通通貨のユーロ(€)。€1=100¢(セント)。紙幣は、€5、€10、€20、€50、€100、€200、€500の7種類。硬貨は1¢~€2までの8種類。欧州連合加盟国の17カ国で共通して使える。イタリア語では、ユーロは「エウロ」、セントは「チェンテージモ」(複数形は「チェンテージミ」)という。

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両替 EXCHANGE

為替レート EXCHANGE RATE

€1=約136円 (2015年1月現在) 1万円で約€74

日本円をユーロに両替する場合、イタリアで両替するより日本で両替しておいたほうがよい。レートはイタリアより日本のほうが良く、手数料も割安だ。日本での両替はほとんどの銀行や、郵便局、空港の銀行窓口でできるほか、インターネットで申し込み、宅配で受け取るサービスもある。

両替できるところ PLACES TO EXCHANGE
イタリアでは、街なかの銀行、郵便局、両替所のほか、ホテル、空港の両替窓口、ターミナルになっている鉄道駅などでも両替できる。ホテル、空港、両替機などはレートが悪い。

【空港の両替所】
深夜や早朝に到着した場合には、閉まっていることもある。レートのことを考えても、日本国内で両替をすませておきたい。クレジットカードなどでの支払いやキャッシングも、有効に使いこなしたい。

【両替所】
英語でChange、またはイタリア語でCambioカンビオと表示してある。レートは良くても高い手数料を取るところもあるので注意したい。

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【銀行】
イタリア国内では銀行がいちばんレートが良いが、営業時間が短く、手続きに時間がかかるのが難点。

 

【郵便局】
郵便局でも両替ができる。地方都市では、両替できるのは銀行と郵便局のみ。

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■自動両替機の使い方
空港、鉄道駅、観光地などに設置してある。24時間利用でき、日本円のほか、米ドル、英国ポンドなどの紙幣を現地通貨に両替できる。ただし、レートは良くない。使い方の手順は英語で表示される。

①各国の国旗が表示されているので、両替したい通貨を選択する。

②「紙幣を挿入」と表示されたら、差込口に紙幣を入れて、CLOSEのボタンを押す。

③換算の総額が表示されたらOKボタンを押すと、相当額の紙幣が出てくる。

クレジットカード CREDIT CARD

都市部ではクレジットカードが使用できる店は多い。多額の現金を持ち歩かずに済むので安心なうえ、予想外の出費のときもあわてずに対応できる。その利便性と安全性から、滞在中の支払いはクレジットカードを基本に考えるとよい。キャッシング機能を使えば、街なかにあるCD/ATMで現金を入手することもできる。また、クレジットカードは持ち主の身分を保証するもので、ホテルやレンタカー会社では、デポジット(保証金)代わりになる。店によっては使えるカードが限られるため、国際カードを2種類以上持っていると安心だ。

キャッシング CASH WITHDRAWAL
【ATMから】
国際ブランドのクレジットカードやそれらと提携しているクレジットカードを使い、PlusプラスやCirrusシーラスなどのATMネットワークを利用して、現地銀行、空港や鉄道駅をはじめ、街なかの各所に設置されているATMからキャッシングすることができる(暗証番号が必要)。必要に応じて引き出せるので、余分な現金を持つ必要がない。利息はかかるが、換算レートは銀行間レートが適用されるので、両替をするよりレートが良い。利用限度額や、利用条件は事前に日本でカード会社に確認したい。

【換算レート】
キャッシングしたユーロは利用の記録がクレジットカード会社で処理される日の銀行間レートで計算されるので、利用当日〜3日後のレートが適用される。

【利息】
キャッシングした日から支払日までの間はキャッシングした額をクレジットカード会社から借りていることになり、利息が付く。利息は会社により異なるが、ほとんどが16~18%の年利を日割で計算している。クレジットカードの締め日や支払日(決算日)は会社により異なるが、締め日に近い日にキャッシングをしたほうが利息は少なくなる。ただし、キャッシングの記録が処理されるには数日かかることもあるので、締め日の3、4日前にキャッシングするのが得策。さらに、締め日や支払日を待たず、返済を早めてしまえば、利息が少なくて済む。繰り上げ返済をするには、カード会社に電話をし、支払いを早くすることを伝え、その場合の振込み日、支払い金額、振込先を聞いて、振り込みをする。

 

【ATMの使い方】
ATMのキャッシングサービスは、各国語のガイダンスに従って操作を進める。24時間利用できるので便利だが、ATMの周辺にカメラを設置し、暗証番号を盗み撮りする犯罪も起きているので、セキュリティがしっかりした場所以外は十分に注意したい。

画面表示の一例(機種により操作方法は異なる)
①カードを入れ、Change Languageを選ぶ。

Selezionare la lingua 言語を選んでください

ITALIANO
FRANCAIS
ESPAGNOL
ENGLISH
DEUTSCH

該当する言語の左右のボタンを押す。

②Select a function 取引内容を選んでください

TOP UPS
BANK TRANSFERS & PAYMENT
CHARGE AND PAYMENT INFORMATION
INTERNATIONAL WITHDRAWAL

キャッシングするとき、一部国際キャッシュカードで預金を引き出すときは、いずれも「INTERNATIONAL WITHDRAWAL」を選択。

③Digit your secret code 暗証番号を入力してください
4桁の暗証番号を入力。

④SELECT AMOUNT 金額を選んでください

€20    €250
€70    €350
€140   €500
€210   OTHER AMOUNT

必要な金額のボタンを押す。画面に数字が出ない場合は、テンキーで金額を入力。現金とカード、明細書を受け取る。

 

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時間 TIME

最近は昼休みを取らずに通しで営業する店も多い

時差 TIME DIFFERENCE

日本よりー8時間 (夏はー7時間)
イタリア(冬)が12時のとき、日本は20時

日本とイタリアの時差は8時間(サマータイム実施中は7時間)。日本のほうが先行しているので、イタリア時間に8時間(サマータイム実施中は7時間)をプラスすると日本時間。

■サマータイム
3月最終日曜〜10月最終日曜3月最終日曜の午前1時に1時間時計を進めて午前2時に。10月最終日曜の午前2時には午前1時に1時間時計を戻す。予約時間の間違いに注意。

ビジネスアワー BUSINESS HOURS

銀行は午前中の営業時間は長いが昼休み後は1時間のみ。両替は午前中に済ませたい。また、ディナータイムの始まりはやや遅め。

銀行      8:30~13:30 15:00~16:00 土・日曜休
郵便局     8:30~19:00 日曜休
ショップ    9:00頃~13:00頃 15:30頃~19:30頃 日曜休
レストラン  12:00頃~14:30頃 19:00頃~23:00頃

衛生 SANITATION

飲料水はミネラルウォーターの購入がおすすめ。

水 DRINKING WATER

■水道水 WATER SUPPLY
水道水は硬水で石灰分が多く、飲用には適していない。煮沸しても石灰分は残るので、水を飲むときはミネラルウォーターを買うとよい。洗顔も肌が傷むので注意したい。

■ミネラルウォーター MINERAL WATER
一般的にヨーロッパではミネラルウォーターというとガス入りの炭酸水(アックア ミネラーレ ガッサータ)のことをいう。ガス抜きが欲しければナチュラル・ウォーター(アックア ミネラーレ ナトゥラーレ)を買う。

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トイレ TOILETS

イタリアは公衆トイレの数が少なく、見つからないときもある。公衆トイレは有料。見つからないときはバールに入り、飲み物などを注文してトイレを借りる。無料で使えるのは、マクドナルドなどのファストフード店や大型デパートだがだいたい混んでいる。

公衆トイレの使い方
有料の公衆トイレの入口付近にはトイレ清掃係の女性が座っており、横にはチップを入れる箱や皿が置いてある。金額が表示されていることが多く、相場は€0.5~2。チップを入れてからトイレを利用する。自動支払機が設置してあるところもあり、コインを入れると中に入れるようになっている。

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習慣とマナー CUSTOM & MANNERS

飲酒や喫煙は取り締まりが厳しい街もある

注意したいこと RESTRICTIONS

日本では普通の言動も、習慣の違いから奇異に見られたり、失笑を買ったりすることがある。日本と異なる習慣、法律や条例で禁止されていることを知っておきたい。

■飲酒 DRINKING
16歳から飲酒ができるイタリアでは、近年、若年齢層の飲酒運転による交通事故が増加している。そこで、飲食店では深夜3〜6時の間アルコールを出すことは禁じられている。また、ローマやフィレンツェでは22時以降、路上での飲酒が禁止されているエリアがある。さらに、飲酒運転が見つかると車を没収されるなど、飲酒に関する罰則が厳しくなっている。

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■喫煙 SMOKING
イタリアでは2005年から禁煙法が施行され、レストラン、バール、ショップなどの店舗、博物館、美術館などの建物内部、公共の場での喫煙は禁止になった。違反が見つかったときには、喫煙した本人に€27.20~€275、喫煙を見逃した店主には€220~€2200の罰金が科せられる。禁煙はイタリア語でVietato Fumareといい、イタリア語の表示しかない場合もあるので注意したい。屋外のテーブル席や路上での喫煙は可能。吸い殻のポイ捨てが多いが、まねをしないようにしたい。

 

■ストライキ STRIKE 
わりあいと頻繁に起こる。イタリア語ではショーぺロ(Sciopero)といい、電車やバスなどの交通機関のほか、銀行などが行なうこともある。突然ストライキに入るのではなく、事前にテレビや貼り紙で告知されるので、旅行を計画している際は事前に確認しておきたい。

マナー MANNERS

■あいさつ GREETING
レストランやショップに入ったときや、ホテルのドアボーイ、フロント、廊下で人とすれ違ったときなど、あいさつを交わせば、お互いに心がなごむ。躊躇せず、はっきりと発音するように心がけたい。

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■ドレスコード DRESS CODE
高級レストランでは、男性はジャケット(できればネクタイも)、女性はドレッシーなワンピース、スーツ、ジャケットなどで装いたい。格式にとらわれる必要はないが、エレガントな店では雰囲気に合わせたコーディネイトを。
また、観光でヴァチカンや教会を見学するときは、露出度の高い服装はひかえる。女性は大きめのスカーフを1枚持っていると便利。

チップ TIPPING

イタリアでは必ずしもチップが習慣になっているわけではなく、サービス料が含まれているレストランも多い。伝票にServizio Inclusoと記載されていれば、チップを渡す必要はない。含まれていない場合には、合計額の5〜10%ほどを上乗せし、端数が出ないような額を支払う。クレジットカードの場合は、合計欄とその上にあるチップ欄に金額を書き込む。

通信 COMMUNICATION

通信手段は電話だけでなく、さまざまに進歩

電話 TELEPHONE

□国際電話 INTERNATIONAL PHONECALL

国際電話の国番号39 (イタリア)・81 (日本)

■日本への国際電話 
ホテルの客室、公衆電話、携帯電話、IP電話など、種類は多様だが、かけ方の基本は同じ。イタリアの国際電話識別番号と通話先の国番号は覚えておきたい。

【ダイヤル直通電話】
*一般の電話へ(例)東京03-1234-5678へかける
●-00-81-3-1234-5678
ホテルからかけるときは、ホテルの外線番号
国際電話識別番号
日本の国番号
市外局番の最初の0はとる

*携帯電話へ(例)日本090-1234-5678へかける
●-00-81-90-1234-5678
ホテルからかけるときは、ホテルの外線番号
国際電話識別番号
日本の国番号
識別番号の最初の0はとる

*携帯電話から(例)東京03-1234-5678へかける
+-81-3-1234-5678
「0」または「*」キーを長押し(機種により異なる場合あり)
日本の国番号
最初の0はとる
※機種によっては自動で変換してくれる

【国際電話会社のサービスを利用する】
専用カードやクレジットカードを使って日本宛の国際ダイヤル通話が利用できる。

*KDDIスーパージャパンダイレクトアクセス番号(イタリアから)
●-800-172243
ホテルからかけるときは、ホテルの外線番号

KDDIスーパーワールドカード、クレジットカードが利用できる。プッシュ回線の電話から、アクセス番号にかけて、音声ガイダンスに従い、カード番号、暗証番号(クレジットカードの場合)、相手先の電話番号を押す。1分200〜300円程度。
KDDI www.001.kddi.com

 

■携帯電話からかける
日本の携帯電話を海外でそのまま使う海外ローミングを利用するのも手だが、高額請求になるおそれがある。現地で携帯電話を入手して国際電話をかけるのがお得。プリペイド式のSIMカードを利用するのが一般的で、使いすぎも防げる。国際電話のかけ方は各キャリアごとに異なる。

■IP電話 
近年、ホテルやレストランなど随所でWi-Fi可能エリアが拡張されている。Wi-Fi接続が可能な場所では、Wi-Fi内蔵の携帯電話やノートパソコンでインターネットに接続し、インターネット電話サービスのスカイプを利用するのがお得。ただし日本で契約した携帯電話を利用する場合、海外ローミングをオフにすることを忘れずに。

 

□国内電話 DOMESTIC PHONECALL
固定電話、携帯電話など電話機の種類にかかわらず、同じ市内からかける場合も、相手の市外局番からプッシュする。

□公衆電話 PUBLIC PHONE
コイン式とテレホンカード式がある。駅やバールに設置されているが、壊れているものも多く、携帯電話の普及で数は少なくなっている。

テレホンカード
発行会社によって利用方法は異なるが、テレコム・イタリアが発行しているものが一般的。公衆電話で使用する挿入式のテレホンカードは、角の三角部分を切り取ってから使う。硬貨の代わりに挿入すると残度数が表示される仕組みだ。通話中に度数がなくなっても次ぎのカードで通話を続けることはできないので注意。国際電話専用カードScheda Internazionaleは、挿入式ではなく、公衆電話からも固定電話からも使えるもの。カード裏面に記載してある800で始まる番号に電話し、カードのスクラッチ部分に隠れた番号などをガイダンスに従ってプッシュする。アジア用、アメリカ用などの種別があるので、購入の際は通話先の国名を伝える。いずれのカードも、たばこ屋Tabacchiや自動販売機で購入することができる。

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インターネット INTERNET

■ホテルで 
LAN接続が可能なホテルなら、パソコンをLANケーブルでつなぐだけでインターネットが利用できる。LANケーブルは用意しておいたほうが無難。ホテルにアクセスポイントがあり、無線LANによるブロードバンド接続が可能なホテルもある。料金はホテルによってさまざまなので、予約時に確認しておきたい。

■屋外で 
街なかにアクセスポイントがあれば、屋外でも無線LAN接続ができる。Wi-Fiスポットが設置されている場所なら、料金を気にせずにスマートフォンが活用できる。

⁂スマートフォンのデータ通信に注意 
スマートフォンは電源を入れているだけで、メールのチェックなどでデータ通信を行なうことがあり、知らぬ間に高額の料金になっているということも。指定の通信事業者を設定すれば、1日2000〜3000円の海外パケホーダイが利用できる。到着したらすぐに設定を。

国際宅配便 COURIER SERVICE

郵便局から小包で出すよりは割高だが、宅配サービスを利用すれば、梱包や別送品手続きもしてくれる。

欧州ヤマト運輸 ミラノ支店 02-2692-3252 www.yamatoeurope.com

郵便 POSTAL SERVICE

郵便を出す POSTAL BY MAIL

■イタリアの郵便事情
かつては、遅い、紛失するなど、評判の悪かったイタリアの郵便だが最近は改善され、日本への手紙やはがきは1週間ほどで着くようになった。

■はがき・手紙 
宛先は漢字で書いてもいいが、国名JAPANとAIR MAILは欧文で書く。切手は郵便局のほか、たばこ屋Tabacchiでも売っている。ポスタ・プリオリタリアPosta Prioritaria(航空便)の青のシールは無料。青いポストは海外向け、赤には国内向けの郵便物を投函する。日本宛の航空便は、手紙20gまでと、はがきは€2.30。

■小包 
確実に速く送りたいときはEMS (EXPRESS MAIL SERVICE)が便利。料金は、1kgまでが€40、5~10kgが€95。最大30kg。
Posteitaliane www.poste.it

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【別送品の通関手続き】
日本の空港に到着したら、税関で「携帯品・別送品申告書」を2枚提出する。うち1枚は税関でスタンプを押してもらい、別送品を受け取るまで保管する。別送品が日本に到着すると「外国から到着した郵便物の通関手続のお知らせ」というはがきが税関から送られてくるので「携帯品・別送品申告書」を提出(郵送可)。通関手続きが終了すると、荷物が送られてくる。

イタリアのおすすめホテル

トラベルデイズ イタリア

  • 発売日:2012年07月02日

筆者 : Fish & Tips

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奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ イタリア」です。掲載している情報は、2014年10月〜2015年1月の取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。
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