2017年9月2日

イタリア

イタリア4大都市 ローマ、フィレンツェ、ベネツィア、ミラノの交通

by Fish & Tips

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観光に大事な市内の移動は、あらかじめどんな手段があるのかを考えておきたい。

ローマ

最も使い勝手が良いのが地下鉄。主要観光スポットの多くは、地下鉄の駅が近くにある。そのほかは、路線の多いバスやトラムを上手に利用したい。

空港から市内への移動

フィウミチーノ空港駅とテルミニ駅を結ぶイタリア鉄道のレオナルド・エクスプレスは、約15分間隔で運行。料金は€14で、所要約30分。空港からトラステヴェレ駅やオスティエンセ駅などを結ぶ普通列車は€8で、トラステヴェレ駅までは所要約30分だ。鉄道の運行終了後は、テルミニ駅とティブルティーナ駅への夜間バスがある。深夜1時15分〜早朝5時に4便運行。所要約1時間で料金は€5(バス車内で購入すると€7)。タクシーは市内オスティエンセ駅まで定額料金(荷物込)で€45。所要約30分。市内へのシャトルバスもテルミニ駅まで数社が運行しており、料金は€4〜6。所要40分〜1時間だが、渋滞にはまることもある。

地下鉄

赤地に白いMの文字の看板が目印。A〜C線の3路線あり、メインはスペイン広場近くを走るA線と、コロッセオなどを通るB線。私鉄のFL線もある。ローマは地下鉄、バス、トラムのチケットが共通。BIT(1回チケット)は€1.50で100分間有効。相互間で乗り換え、乗り継ぎができるが、地下鉄は1回のみの利用。改札機にチケットを挿入すると、改札口を通れる。トラムやバスは乗車後に車内で打刻する。Roma 24h(1日チケット)は€7で、24時間有効。CIS(1週間チケット)は€24。初回乗車時に打刻する。

Piramide metro station in Rome with train and people
by fotolia - ©Stefano Tammaro

トラム

渋滞知らずの便利な乗り物で、市内各地に路線がある。道路の上に線路が敷かれ、停留所は道路より一段高くホーム状になっている。

バス

バス停はFermata(フェルマータ)と呼ぶ。乗車はバスの前か後ろのドアからで、降車は中央から。車内アナウンスはないので、運転手に目的地を告げて教えてもらおう。

タクシー

車体は基本的に白。初乗りは平日の6~22時が€3、日曜・祝日が€4.50。深夜(22時~翌6時)は€6.50。大きな荷物が2個以上あるときや、タクシーを呼び出したときは割増し料金になる。タクシーが見つからない場合は、近くのホテルや食事をしたレストランなどで手配してもらうのがよい。

他都市への移動

飛行機での移動はフィウミチーノ空港の国内線を利用。長距離バスでの移動には地下鉄B線のティブルティーナ駅そばのターミナルのほか、幹線道路に近い地下鉄にその道路を使用しているバス会社の発着所がある。鉄道での移動はテルミニ駅を利用。

【おもな都市への所要時間】
フィレンツェ:飛行機 約1時間、鉄道 約1時間30分(FR/FA)
ミラノ:飛行機 約1時間10分、鉄道 約3時間(FR)
ヴェネツィア:飛行機 約1時間、鉄道 約3時間45分(FR/FA)

FR=FRECCIAROSSA FA=FRECCIARGENTO

フィレンツェ

街なかは基本的に徒歩でまわることができる。郊外のスポットへは、バスやタクシーでの移動が必須。

空港から市内への移動

ペレートラ空港(別名アメリゴ・ヴェスプッチ空港)から市街までは約4㎞。空港からサンタ・マリア・ノヴェッラ駅前のバスターミナルまで空港バスVOLA IN BUSで約30分、€6。チケットはATAF社の券売機および車内で購入できる。タクシーは街の中心部まで約15分、料金は€20が目安。

タクシー

流しのタクシーはなく、駅前や主要観光地で乗車しよう。初乗りは€3.30で最低運賃€5(日曜、祝日は€5.30で最低運賃€7、夜間は€6.60で最低運賃€8.30)。

バス

100路線近いバスをATAF社が運営。観光客にとって利用頻度が高そうなのが、中心部をC1、C2、C3、Dの4路線でカバーするエコロジーバス。ミケランジェロ広場へ行く12・13番バス、サンタ・クローチェ教会やウッフィッツィ美術館にほど近い場所を巡回する23番バスも利用価値が高い。バスの乗り方は他都市と同様。チケットは90分間有効で€1.20(車内で買うと€2)。24時間有効券は€5。

ヴェネツィア

車の乗り入れができないので、ヴァポレットが一般的な移動手段。狭い運河の移動には、小型の水上タクシーも活躍している。

Views of the most beautiful canal of Venice – Grand Canal water streets, boats, gondolas, mansions along.
by fotolia - ©BRIAN_KINNEY

空港から市内への移動

マルコ・ポーロ空港からサン・マルコ広場へは、Alilaguna社の水上バスでアクセス。所要約1時間。料金は€15で、6時頃〜深夜0時頃まで運航。ほか、シャトルバスや路線バスでローマ広場へ行き、ヴァポレットに乗り換える方法も。

ヴァポレット

ヴェネツィア観光の足となる、便利な水上バス。本島の大運河沿いに点在する乗り場と離島を、20以上の路線が結ぶ。とくに主要観光スポットを網羅する路線1が使いやすい。チケットは1回券€7.50(75分以内)。24時間券€20、72時間券€40などもあり、予定に合わせて利用したい。

ゴンドラ

観光用の乗り物。時間単位での利用で、基本的に乗った場所に戻ってくる。ゴンドラ協会で定められた料金は1隻30分で€80(6人乗り)、19時~翌4時は30分€100。

水上タクシー

モーターボートのタクシーは、小運河にも入っていけるので、急な移動に便利。サンタ・ルチア駅やリアルト橋、サン・ザッカリーアなど主要なヴァポレット乗り場の近くにある「TAXI」の看板が目印。到着初日や夜の移動などに頼れる存在。料金は時間換算で、初乗り料金も決まっていない。乗る前に行き先を告げて交渉するのが一般的。交渉に自信がない人はホテルで予約をしてもらおう。

トラゲット

大運河には4つしか橋がないため、橋から遠い場所では、運河を渡るトラゲットと呼ばれるゴンドラが便利。乗り場はサン・ザッカリーアなど大運河沿いに7か所ある。料金は1回€4で漕ぎ手に渡す。

他都市への移動

ヴェネツィアの空港はマルコ・ポーロ空港。ナポリやパレルモなど主要都市を結ぶ。ローマとの間には1日に5〜6便が発着。鉄道の駅はヴェネツィア本島側にあるサンタ・ルチア駅と、長い橋を渡った先にある本土側のヴェネツィア・メストレ駅の2駅のみ。

【おもな都市への所要時間】
ローマ:飛行機 約1時間、鉄道 約3時間45分(FA/FR)
フィレンツェ:飛行機 ——、鉄道約2時間(FA/FR)
ミラノ:飛行機 ——、鉄道約2時間30分(FR/FB)

FA=FRECCIARGENTO/FB=FRECCIABIANCAFR=FRECCIAROSSA

ミラノ

ミラノには4つの地下鉄路線があり、主要な観光スポットへは、ほぼ地下鉄での移動が可能。ドゥオモには、地下鉄の1号線と3号線の駅のほか、タクシー乗り場やバス乗り場がある。ここを起点として考えると市内の移動がわかりやすい。

空港から市内への移動

マルペンサ空港からミラノ・ノルド(カドルナ)駅やミラノ中央駅(チェントラーレ)まではマルペンサ・エクスプレス(鉄道)が10〜30分間隔で運行。料金は€13で所要30〜40分。チケットは空港駅で購入できる。ミラノ中央駅行きのシャトルバスは料金€8、所要約50分。タクシーを使った場合は所要約40分で€90。TAXI表示のある乗り場から、正規のタクシーに乗りたい。国際線のほか、国内線などはリナーテ空港発着となる場合も多い。マルペンサ空港〜リナーテ空港間の移動は、シャトルバスかタクシーで約1時間かかる。シャトルバスは1日5便の運行で€13。タクシーは€100。リナーテ空港からミラノ中央駅まではシャトルバスで約30分、料金は€5。タクシーは所要約30分、料金は€50程度。地下鉄1号線のサン・バビラ駅へは73番の路線バスもあり、料金は€1.50。

Train Station Milan Italy
by fotolia - ©Charles

地下鉄

ミラノの地下鉄は4線。1号線が赤、2号線が緑、3号線が黄色、5号線が紫に色分けされている。案内表示にも同じ色が使われているので、乗り換え時も色を頼りに進めばスムーズだ。チケットの買い方や乗り方はローマと同様。地下鉄、バス、トラムとも共通なのも同じだ。1回券は有効時間内の乗り継ぎが可能だが、地下鉄は一度改札を出ると再入場できないので注意しよう。チケットは90分間有効の1回券が€1.50、24時間有効の1日券が€4.50、48時間有効の2日券は€8.25。1回券と同じ要領で使える10回券€13.80もある。利用頻度に応じてチケットの種類を選ぶのが賢い。駅入口の目印は赤地にMのマーク。

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Milano / Milan, by Metro Centric, CC BY

トラム

ドゥオモ周辺の中心部はもちろん、地下鉄路線の合間をぬって、市内のはずれまで広くカバーしている。道路上を走行しているので、乗り降りがしやすく周辺の景色も確認できて便利だ。車両の種類は旧型のオレンジや全面に広告が描かれたもの、グリーンの新型などが入り交じって走っている。乗り方はローマと同様。ドゥオモ周辺からナヴィリオ地区方面に行くなら2、3、14号線が便利。

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tram stop, by Nikos Roussos, CC BY-SA

バス

地下鉄やトラムの路線の合間をぬって走るバス。利用方法はローマとほぼ同様だ。ピーク時は10分間隔の運行だが、交通渋滞で遅れることもしばしばあるので、辛抱強く待とう。地下鉄チェントラーレ駅、ミラノ中央駅などにはバスターミナルがあり、空港へのシャトルバスも発着している。

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ATM O 405 GN 2553 Moscova, by Ian YVR, CC BY-SA

タクシー

ミラノのタクシーは、ほかの都市に比べて良心的でトラブルも少ない。上手に利用すればとても便利な乗り物だ。車体の色は白または黄色が基本。小型や中型の定員乗車人数はドライバーを含め4名が基本。最低料金は€3.30、深夜(21時〜翌6時)は€6.50、日曜や祝日の日中は€5.40。基本的に流しのタクシーはないので、TAXIと書かれた乗り場から乗るか、ホテルなどで呼んでもらう。タクシーを呼んだ場合は、タクシーが来た場所からの料金が自動的に追加されているので注意したい。

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筆者 : Fish & Tips

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奥付:
この記事の出展元は「まっぷるイタリア’18」です。掲載されている電話番号、営業時間、料金などのデータは2016年10〜12月の取材・調査によるものです。いずれも諸事情により変更されることがありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。料金・価格の単位は、ユーロ(€)で表示しています。