2017年8月31日

オアフ島

ハワイホノルル観光名所&ハワイの歴史を知ろう

by Fish & Tips

52231

18世紀末に興った王朝以降、ハワイは世界に扉を開き、数々の困難を乗り越えながら現在のようなクロスカルチャーな楽園を築いた。

ハワイ王朝の歴史をたどる 18世紀末〜19世紀末

王朝を築いたカメハメハ時代
一般にハワイ王朝の起源は1795年にカメハメハ1世がハワイ諸島をほぼ制圧したときとされる。それまでは各島の支配者が世襲制でそれぞれの島を治めていた。1790年にハワイ島を支配したカメハメハ1世は、外国から調達した大砲などの武器を使ってハワイ諸島の統一を成し遂げる。1819年、カメハメハ1世が没すると長男のリホリホが王位を継承してカメハメハ2世となった。この時代に古代からの宗教や戒律などが否定され、貨幣経済が導入される。1825年、2世が病死した翌年に幼少の弟が3世として即位。 以後30年間にわたる3世の治世中に憲法が制定され、キリスト教が王国の国教となる。3世が1854年に没すると翌年に甥のアレクサンダー・リホリホが4世に就任するが、わずか8年後に病死、王位は兄のロト・カプアイワが継承し、5世となった。だが1872年に5世が急逝し、カメハメハ王朝は絶える。

王朝末期のカラカウア時代
カメハメハ5世の死によって直系による支配が途絶えると、選挙によってルナリロが第6代国王に選ばれた。彼もまたカメハメハ一族の遠縁にあたる。当時はアメリカとイギリスがハワイの覇権をめぐって争っており、ルナリロは親米路線をとる。だが即位のわずか1年後にルナリロ王は病死、1874年に再度選挙が行なわれ、カラカウアが選出されて第7代国王に即位した。 カラカウア王は国内のインフラ整備を積極的に進めると同時に、ハワイの伝統文化の復興に力を注いだ。また、日本を訪問した初の国家元首でもある。だが、この頃にはアメリカ系議員たちの力は強大になっていて、王権の弱体化に歯止めをかけることはできなかった。1891年、カラカウア王がサンフラシスコで客死すると妹のリリウオカラニが女王に即位するも、ハワイ共和国設立をめざす勢力によって暫定政府樹立の宣言が強行された。1893年、王政復古をめざすグループが反乱を起こすとリリウオカラニはイオラニ宮殿に幽閉され、廃位を余儀なくされてしまう。こうして約100年続いたハワイ王朝は幕を閉じた。

 

3〜5世紀 マルキーズ諸島、タヒチからポリネシア人がハワイに移住
10〜13世紀 ソシエテ諸島、タヒチから新たにポリネシア人がハワイに移住
1778 イギリスよりジェームス・クック来航。サンドイッチ諸島と命名

ハワイ王国(1795〜1894)
1795 カメハメハ1世(大王)が即位し、ハワイ王国を建国
1819 カメハメハ大王他界。カメハメハ2世即位
1820 宣教師団がハワイに上陸
1840 ハワイ憲法を公布。立憲君主制成立
1891 リリウオカラニ(最後のハワイ女王)即位

ハワイ共和国(1894〜1898)
1894 暫定政府がハワイ共和国を成立
1895 リリウオカラニ女王逮捕、廃位宣言
1898 ハワイ領土併合法が公布され、アメリカ領土となる
1941 日本軍による真珠湾攻撃

ハワイ州(1959〜)
1959 アメリカの50番目の州となる
1970ハワイアン・ルネサンスが始まる

6966877722_c45041ce2e_z
King Kamehameha, by snowpeak, CC BY

ハワイ王朝の礎を築いたカメハメハ1世

4727221984_77864baca3_z
Statue of King David Kalakaua in Waikiki, by Castles, Capes & Clones, CC BY-ND

「メリー・モナーク(陽気な王)」と呼ばれ、華やかな社交を好んだ、カラカウア王

3463595099_02e054627d_z
Queen Kapi'olani, by woofiegrrl, CC BY-ND

カラカウア王の妃。カピオラニ病院の前身となった産科病院を開設したカピオラニ王妃

29456969936_cf318de484_z
Statue of Princess Kaiulani in Waikiki, by jdnx, CC BY

カラカウア王の養女で、日本の皇族の山階宮定麿王との縁談も持ちあがったカイウラニ王女

エマ王妃の、短かくも幸せな家族の思い出が詰まった夏の離宮 クイーン・エマ・サマーパレス

カメハメハ4世の妃エマが1857年に叔父のジョン・ヤング2世から相続し、一家の夏の別荘として使われた。数ある住まいのなかでエマ王妃が最も愛した館と伝えられる。家具や調度品のほとんどは当時使われていたものだ。

SONY DSC

ハワイアン・ヴィクトリア様式の美しい外観

51454

100年以上前のヴィクトリア調の家具や調度品が残されていて、アンティーク好きは必見

クイーン・エマ・サマーパレス

現地名:
Queen Emma Summer Palace
住所:
2913 Pali Hwy.
地図を見る »
アクセス:
アラモアナ・センターからザ・バス55・56・57・57A番
TEL:
808-595-3167
営業時間:
9:00~16:00
定休日:
日曜 
Webサイト:
http://www.daughtersofhawaii.org

生前の愛用品が哀愁を物語る王朝最後の女王の終の住み処 ワシントン・プレイス

ハワイ王朝崩壊後、最後の女王だったリリウオカラニが暮らした邸宅。悲劇の女王は1917年にここで息を引き取った。彼女が生前に弾いていたピアノや、お手製のキルトなども展示。庭にはみずから作詞した「アロハ・オエ」の歌碑が立つ。

51489

女王の死後は州知事官邸として使われた

ワシントン・プレイス

現地名:
Washington Place
住所:
320 S. Beretania St.
地図を見る »
アクセス:
ザ・バス2・13番、ルートB/ワイキキトロリー・レッドライン
TEL:
808-586-0248
営業時間:
月~金曜、要予約
定休日:
無休 
Webサイト:
http://www.hawaii.gov/gov/about/washington-place

ハワイ王朝の栄華をしのぶアメリカ唯一の宮殿 イオラニ宮殿

ハワイ語で「天国の鷹」を意味し、1882年に第7代国王カラカウアによって建てられた。新しいもの好きの王は電気や電話など当時の最新機器設備をいち早く導入。1階の王座の間は華やかな社交の中心でもあった。宮殿2階には王の執務室や第8代リリウオカラニ女王が幽閉された寝室も残されている。地階ギャラリーには王家ゆかりの宝飾品が展示されている。

52231

地上2階、地下1階建てのルネサンス様式の宮殿は王朝末期の歴史の舞台となった

52332

大広間から2階へ続く階段。上質なハワイ産コア材がふんだんに使われている

52326

館内はガイド付かオーディオツアーのみ見学可能

5453142381_f9645908b5_z
Iolani Palace in Honolulu, by Castles, Capes & Clones, CC BY-ND

宮殿の正門に取り付けられている王朝時代の紋章。現在のハワイ州の紋章のもとになっている

宮殿内のショップでオリジナル商品を探して

地階にあるショップでは、王朝の紋章や宮殿をあしらった携帯ストラップ、リリウオカラニ女王が幽閉中に作ったキルト模様のカードや金属製の栞などが販売されている。

イオラニ宮殿

現地名:
Iolani Palace
住所:
364 S. King St.
地図を見る »
アクセス:
ザ・バス2・13番、ルートE/ワイキキトロリー・レッドライン
TEL:
808-522-0822
営業時間:
9:00~16:00(日本語ガイドツアーは月・金曜の11:30~)
定休日:
日曜 イベント時は開館
Webサイト:
http://www.iolanipalace.org

1842年建造のオアフ島最古の教会はサンゴの外壁を持つ偉大なる石の寺院  カワイアハオ教会

外壁には約1万4000個のサンゴでできた厚板が使われ、2階には2500本ものパイプからなるパイプオルガンが鎮座する。王族たちとのゆかりも深く、1856年にはカメハメハ4世とエマ王妃がここで挙式を行なっている。1962年に国定歴史建造物に登録された。

52527

毎週日曜にはハワイ語と英語で礼拝が行なわれている

カワイアハオ教会

現地名:
Kawaiahao Church
住所:
957 Punchbowl St.
地図を見る »
アクセス:
ザ・バス2・13番、ルートB/ワイキキトロリー・レッドライン
TEL:
808-469-3000
営業時間:
8:00~16:30
定休日:
日曜 
Webサイト:
http://www.kawaiahao.org

オアフ島のおすすめホテル

トラベルデイズ ホノルル

  • 発売日:2012年07月02日

筆者 : Fish & Tips

Fish and Tipsでは、海外旅行のコツやノウハウ、海外で話題のスポット、人気のホテル等、おすすめの海外旅行情報を配信しています。

奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ ホノルル」です。掲載している情報は、2014年8〜11月の取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。  最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。
オアフ島のツアー