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ホーエンザルツブルク城
Festung Hohensalzburg
「カノッサの屈辱」をきっかけに築城が開始された丘の上の城塞
メンヒスベルクの丘にそびえる巨大な城塞。1077年、大司教ゲプハルトにより建設が開始され、その後幾度も増改築が繰り返され、17世紀に現在の姿となった。建造のきっかけは、ローマ教皇グレゴリウス7世と神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世が聖職叙任権をめぐって対立したことに始まる。大司教は弱体化した皇帝を見限って教皇に味方するも、歴史的に有名な「カノッサの屈辱」で、教皇と皇帝が和解。大司教は皇帝の報復を恐れ、身の安全を確保するために堅固な城塞を築く必要に迫られた。結局、亡命を余儀なくされた大司教は城塞の完成を見ることはなく、建築は後継者に委ねられた。
- 住所
- Mönchsberg 34 AUT (大きな地図で場所を見る)
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