行ってみたい トルコの世界遺産
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まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2020年4月13日

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ヒエラポリス・パムッカレ

パムッカレの石灰棚は自然が生み出した神秘的な光景、真っ白な石灰棚と雄大なトルコの大地や青空のコントラストを見ると、自分がちっぽけに思えるほど、感動的な風景が広がります。雪が積もったように真っ白、白銀の世界が広がり、綿の城と呼ばれる理由に納得。

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by ( Waiting for ) Godot, CC BY-SA

石灰棚の中をお湯が川のように流れ、鮮やかなブルーともグリーンともみえる色彩をたたえ、夕日が当たるとオレンジ色に美しく変化します。

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by eleephotography, CC BY

しかし残念なことに年々、環境破壊が進み湧き出す温泉の量もかなり減ったそうでお湯の張っていない棚が目立ちます。石灰棚の近くにはヒエラポリスと呼ばれる遺跡跡も残っています。

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by yilmaz ovunc, CC BY-SA

点々と散らばる遺跡を観察して古代に想いを馳せながら散歩をするのに良い場所です。アンティークプールと呼ばれる施設が併設されていて、有料ですが温水プールを楽しむことができます。プールの中に遺跡がゴロゴロしていて古代遺跡の中で泳ぐ、というなかなか貴重な体験ができますよ。

by myhsu, CC BY-ND

ちなみに石灰棚は中に入って歩行可能。硬くてごわごわしています。靴やサンダルを履いて中へ入ることは禁止されているので、靴を入れるための袋や濡れた足をふくためのタオル、まぶしいのでサングラスを持っていくと便利です。

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by Marcel Oosterwijk, CC BY-SA

ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩石遺跡群

膨大な時間をかけて自然が作り出した不思議な風景が広がるカッパドキアは標高1200メートルを超えるアナトリア高原中央部にあります。岩石地帯が広がりラクダやキノコそれに煙突のような奇妙な形の岩がそびえ立っています。

by myhsu, CC BY-ND

1965年に発見された地下都市は、地下8階、深さ65メートルに及ぶ巨大なものです。ワイン製造所、教会、食堂、居間、寝室を備え、1万5千人も住んでいたらしい巨大な地下都市も発見されています。世界遺産の中でも数少ない、自然遺産と文化遺産の双方を併合した複合遺産に認定されています。

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Cappadocia, Turkey, by Alaskan Dude, CC BY

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by Martin Lopatka, CC BY-SA

朝と夕方は気球に乗って空からカッパドキアの雄大な風景を眺めることができます。朝日に照らされた無数の岩や夕日でピンク色に染まった岩を見ることができ感動ものです。

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by im_apatel, CC BY

トロイ遺跡

トロイの遺跡の多くはドイツ人のシュリーマンが発掘しました。古代ギリシャの詩人ホメロスの叙事詩「イーリアス」に出てくる古代都市イリオスが実際に存在すると信じて1870年に私財を投じて発掘を開始、遺跡が見つかり架空の都市ではないことが証明されました。

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by David Spender, CC BY

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by Travelling Runes, CC BY-SA

全部で9層にもわたる都市遺跡が形成されており、現在も発掘調査が続いています。遺跡の入り口には観光用のトロイの木馬のレプリカが置いてあり、中に入ることもできます。

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by Dennis Jarvis, CC BY-SA

【番外編】エフェソス遺跡

広大な敷地に遺跡が広がるエフェソス遺跡。未だに発掘が続いていて、何十年もまだかかると言うそうですからそのスケールの大きさがどれほどなのか実感できます。これほど見所のある遺跡なのにまだ、世界遺産に登録されていません。

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by brownpau, CC BY

エフェスは紀元前11世紀に古代ギリシャ人により建設された都市です。現存するギリシャ文明最大の遺跡で、見所のあるポイントがたくさん。アルテミス神殿は古代世界七不思議の一つですし、12000冊の蔵書を誇ったセルスス図書館はアレキサンドリア、ベルガマと並んでギリシャの三大図書館の一つに入っています。

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セルスス図書館, by BruceHH, CC BY

大円形劇場は24000人も収容できたそうです。とにかく広いので時間に余裕を持ってゆっくり見て回りたい遺跡です。日陰がなく、座るところもないので、見学する際は、帽子や日傘、水分補給のための飲み物を持っていくことをお勧めします。

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by blieusong, CC BY-SA

筆者:まっぷるトラベルガイド編集部

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