ゴールデンウィークに台湾に行くなら!知っておきたい台湾の魅力や予算相場、イベントまとめ
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更新日:2020年4月13日
観光客がこぞって買っていく定番の台湾土産と思われがちですが、地元台湾の人達も大好き。そもそも「パイナップル(鳳梨)」の発音は台湾語で運命や幸せを意味する「旺來」に近く、その四角い形状が黄金の煉瓦に例えられ、昔から縁起のいい食べ物とされているのだとか。贈答品としても喜ばれるそうです。
私達観光客にとっては、空港免税店やデパート・お土産売場など、どこでも手軽に買える、そしてどこで買っても味に大差がないようなイメージですよね。しかし一口にパイナップルケーキと言っても味も種類も千差万別。現に台湾では今、パイナップルケーキが激戦状態になっているのです。
最近ではパイナップルケーキのみを取り扱う専門店が続々とできているほど。そして2006年以降、毎年台北市主催のパイナップルケーキコンテスト、「台北鳳梨酥文化節(Taipei Pineapple Cake Cultural Festival)」が3日間かけて行われているなど、その勢いは止まりません。そう、今やパイナップルケーキは単なる定番土産や定番贈答品ではないのです。ここでは2014年に行われた上記のコンテストでtop5に入りしたパイナップルケーキのうちの3種類を紹介したいと思います。
かつてのパイナップルケーキの常識を打ち破る、新しいタイプのパイナップルケーキを広めた「微熱山丘(sunny hills)」
パイナップルケーキとは、周知の通りパイナップルの餡をクッキー生地で包んだ焼き菓子ですが、この餡。実は餡の大半をパイナップルではなく冬瓜が占めているってご存知でしたか?この餡を最初にパイナップルのみで作ったのがここ「微熱山丘」です。
by Chun’s Pictures, CC BY
従来のパイナップルケーキを想像して食べると、その酸味に衝撃を受けるでしょう。季節によっては若干の苦味も。甘さは控えめです。そして素材の良さを引き立てるべく外のクッキーとのバランスが本当に絶妙。香り高い、まるごとパイナップルを感じられますが、餡の繊維っぽさは食感として好みが分かれそう。他にはない、文字通りのパイナップルケーキ。
パイナップルケーキコンテスト初代チャンピオン
近年のコンテストのみならず、今までも数々の賞を総なめにした、所謂「伝統的」なパイナップルケーキで愛され続ける老舗。平日でも地元の人で賑わい、並ばないと買えない人気店です。クッキー生地はバターの風味が豊かでサクサクしているのにしっとり柔らか。
佳德糕餅 Chia Te Bakery, Foursquare.com
餡には冬瓜が混ぜられているので滑らかで口当たりがよく、パイナップルの酸味は強くありません。主張しすぎない程度に果肉の粒が残されていて、パイナップルそのものやパイナップルケーキのねっとりとした餡がそれほど好きではない方にも好まれそう。全体的に甘めで、1つで十分な満足感が得られます。世代を超えて親しまれているのも頷ける、誰からも好かれる味。
佳德糕餅 Chia Te Bakery, Foursquare.com
本店は基隆市にあり、一日2回台北へ運んでいるそう。お店はこじんまりとしていながらも、観光客のみならず地元の人にも人気な、こちらも有名老舗店。まず1つ16元と他店と比べてとってもリーズナブル!佳徳糕餅(Chia Te)同様、餡は冬瓜が混ぜられている伝統タイプ。
酸味はほとんどなく、甘さ控えめで素朴な味わい。クッキー生地はさっくりしっとり、食べているとほろほろこぼれてきますが、手作り感があって不思議とどこか懐かしい。比較的あっさりしていて飽きのこない味なので、いくつでも食べられてしまいます。パイナップルケーキは甘いし重いし・・なんて方にも受け入れられそう。
いかがでしたか?台湾ではまだまだ伝統的なパイナップルケーキに根強い人気があるそうですが、パイナップル本来の味を存分に味わえ、甘みが強すぎないヘルシーな新しいタイプもじわじわと支持を受け始めているそうです。上では挙げていませんが、2014年のコンテストでtop5入りしたsunny99陽光九九もリアルパイナップルに拘ったお店。
ばら売りしているお店も多くありますので(30-50元)、新たな楽しみ方としてぜひ様々なお店のパイナップルケーキを食べ比べてお気に入りを探してみて下さい。お土産として買う際には、相手の好みに合わせて選んでもいいかもしれませんね。今までそんなに得意ではなかった人にも、きっとお好みの味があるはず!
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