> 一度食べたら忘れられない、台湾のかき氷

2015年3月3日

台湾

一度食べたら忘れられない、台湾のかき氷

by yuriko

© yuriko

台湾を訪れたら必ず食べたいもののひとつ、かき氷。

台湾のかき氷と聞いて、真っ先にマンゴーが沢山乗ったかき氷を思い浮かべる人もいれば、いまいちぴんと来ない人もいるでしょう。

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日本では中華街や台湾料理店、台湾食材店で見かけるものの、今までその認知度はそれほど高くありませんでした。しかし2014年、東京・原宿に台湾の有名マンゴースイーツ店[Mango Cha Cha]がオープン。看板メニューであるマンゴーかき氷を目当てに、連日行列が出来ていることで話題を集め、その名は広まることとなりました。そして今年の春には台湾でも常に行列の絶えないかき氷専門店、[ice monster]も上陸。パンケーキブームが依然続く原宿に、この春新しい息吹を齎すことでしょう。

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日本でも徐々に浸透してきたとはいえ、やはり一度は本場で食べてみたいもの。
台湾の街を歩いていると、実にたくさんのかき氷屋さんを目にします。ガイドブックに必ず載っている有名店、小さいながらも地元の人々に愛され続けている名前も看板もない伝統店、夜市にある屋台のお店。

かき氷と言うと日本では完全に夏の風物詩ですが、台湾では年間を通し、老若男女問わず食されています。なぜ台湾の人々は年間通してでもかき氷を食べるのでしょうか?

選べる氷

台湾のかき氷は大きく分けて「刨冰」と「雪花冰」の2種類。「冰」とは日本語で「氷」を意味します。店によっては特別感を出す為に敢えて呼び名を変えていることもありますが、基本はこのいずれか。刨冰は日本と同じように水からできた氷を使っていますが、日本の氷よりも若干荒めに削られている印象です。

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雪花冰は、水の代わりに牛乳を凍らせて削ったものを使ったかき氷。口に入れた瞬間さっと溶け、牛乳の甘みが残る優しい味。刨冰とは対照的に、きめ細やかでふんわりとしていて、まさに雪のような氷です。そしてそこから派生したものとして、コーヒーやチョコ、杏仁、ピーナッツ、抹茶、フルーツ等々、牛乳だけではなく氷そのものに味がついている「棉花甜」や「雪片」があります。こちらも非常に人気。

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バリエーション豊かなトッピング

台湾のかき氷屋さんに行くとまず驚くのが、そのトッピングの多さ。
勿論何もつけずに既存のメニューから選ぶこともできます。でもきっと、ショーケースにずらっと並ぶ見たことのないトッピングの数々に、思わずプラスせずにはいられなくなるはず。

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そんなついつい目移りしてしまうトッピングとは、一体どんなものなのでしょう。
バナナ、キウイ、いちご、パイナップルといった日本でもおなじみのフルーツもありますが、そこはフルーツパラダイス台湾。マンゴーを筆頭に、ドラゴンフルーツ、スターフルーツ、パッションフルーツ、サポジラ、ココナッツ、マルベリー(桑の実)など、興味をそそるフルーツ達が並んでいます。

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日本のかき氷で見かけないものとしては、蓮の実、木耳、はと麦、芋圓(タロイモ団子)、芋頭(タロイモ)、愛玉、緑豆、金時豆、タピオカ、ピーナッツ、粉粿、米苔目、仙草、大紅豆、小紅豆、コーン(!!)、、まだまだあります。ちょっとかき氷のイメージから遠くなってきましたか? どれも素朴な甘さに仕上げられているので、出て来たかき氷の見た目のインパクトに反して、どんどん食べ進められてしまうのです。そして次はどんなトッピングを選ぼうか、とまた食べたくなるのです。

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オーダーの仕方は店によって異なりますが、例えばメニューに「四種冰」とあったらそれはトッピングを4種類選べるという意味。大抵目の前にあるトッピング用のショーケースから選ぶので、言葉がわからなくても指さしで伝えたら大丈夫です。

旬を大切にする台湾人

台湾は言うまでもなく、フルーツの宝庫。見たことも食べたこともないフルーツが沢山あります。しかし、台湾ではいつでも何でも食べられるわけではないのです。果物それぞれに旬があり、その旬を逃すと食べられません。(注:全く店頭にないわけではありませんが、時期外れのものは大体甘みが少ない為にシロップを足されているか、長期で冷凍保存されていたものだったりします)

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台湾の人たちは皆、一番美味しい旬の時期を狙うので、季節ごとの楽しみがあるというわけです。ちなみに大人気のマンゴーの旬は夏。冬に渡台するなら苺がおすすめです。

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台湾ならではのトッピングを制覇するもよし、氷を変えて楽しむもよし、かき氷で旬のフルーツも食らうもよし。とにかく一度食べたら忘れられない、きっと誰もが何度でも食べたくなる、そんな台湾のかき氷。ぜひ一度ご賞味あれ!

筆者 : yuriko

カナダでの語学留学中いろんな国に友人が出来たことを機に、海外旅行に興味を持ち始める。

渡航歴は北米・東南アジア・ヨーロッパ・南米・オセアニア。特に台湾へはOLをしながら年に3回行くほどハマって早10年。ユースホステルを転々とする一人旅、バックパックを背負っての鉄道旅、エステとグルメ三昧の贅沢旅、などなどいろんなスタイルで旅を楽しむ30代女性。ガイドブックに載っていない小さな街を散策したり、地元の人で賑わう食堂に行くことが好き。