スイスチーズのススメ!
© illustrez-vous - Fotolia.com

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2020年4月13日

この記事をシェアしよう!

スイスチーズのススメ!

スイスチーズはやっぱり美味しい!スイスチーズにはクセがなくシンプルな味わいのものが多く、日本人にも非常に食べやすいものが揃っています。そこで、スイスのお土産に喜ばれる、持ち帰りやすいハード系のスイスチーズをいくつか紹介しましょう。



エメンターラー - Emmentaler

スイスチーズの王道。ベルンから列車で20分程度入った所にあるの小さな村、エメンタールの丘陵地隊で古くから作り続けられているチーズです。アニメ「トムとジェリー」で大きな穴の空いたチーズをよく見ませんでしたか?それがエメンタールチーズです。スイスでは割と子供向けのチーズとして認知されていますがクセがなく、塩気も少なくとても美味!そのまま食べても美味しいですが熱すると溶けもよく、とえろけるチーズとしてグラタンやピザにも使えます。

エメンターラー

Ranveig, CC BY-SA

アフォルテンのエメンターラーのチーズ工場ではチースの製造過程を見学が出来ます。施設内には他にもチーズ料理のレストランやチーズショップ、チーズ作り体験コーナーなど充実の内容です。是非足を伸ばしてみてください!

3679874376_711e948eeb_z

Affoltern – Making Cheese Now, by roger4336, CC BY-SA

グリュイエール - Le Gruyere

フリーブール州、ジュラ州、ヴォー州、ヌーシャテル州等のドイツ語圏とフランス語圏の境界周辺で生まれたチーズです。エメンタールチーズ同様にスイスを代表するチーズです。5ヶ月成熟のものから長いもので16ヶ月成熟のものまで種類も様々です。その長い成熟機関によってグリュイエール独特のコクと香りが産まれます。さいの目に切って赤ワインなどのおつまみにするもよし、サンドイッチに挟むもよし、グラタンにして食べるもよし!

グリュイエール

Rolf Krahl, CC BY-SA

グリュイエール鉄道駅前にはメゾン・ド・グリュイエールというチーズセンターがあります。チーズの製造過程、貯蔵室、チーズに関する展示物などを見学できます。また、チーズ料理レストランやチーズショップ、お土産やさんなどもあり、訪れた後はグリュイエールチーズ博士になっていることでしょう。

アッペンツェラーチーズ - Appenzeller

スイス東部の小さな村アッペンツェルで作らるチーズです。製造法が独特で、上記の2つよりも香りが強めなチーズです。熟成度によってその香りの強弱が選べます。その成熟度はラベルの色でわかるようになっています。

6987264523_98aa854279_z

Appenzel, by Clément Belleudy, CC BY-SA

・銀ラベル:熟成度3〜4ヶ月 /アッペンツェラーチーズの独特の香りを初心者でも楽しめるレベル。
・金ラベル:熟成度5〜6ヶ月 /チーズ好きでコクがあり少しクセがあるものが好みな人な人向き。
・黒ラベル:成熟度6ヶ月以上 /最も香りが強く、かなり独特の風味が出てくるのでチーズマニア向き。

お土産には銀ラベルが無難です!

ティルジッター - Tilsiter

スイス貧困時代の19世紀、多くのチーズ職人は貧困を逃れるためにロシアに渡りました。そしてその渡った地でチーズを作ったのがティスジッターです。その名の由来はは当時のプロイセンの町の名前ティルジットから来ています。とても食べやすいセミ・ハード系のチーズです。やや香りが強めですが、日本人好みの味です。


ティルジッター

Public Domain

スブリンツ - Sbrinz

成熟期間に1年〜1年半を要するスイス中央部生まれの硬いチーズです。大きめのブロック状に削って食べたり、粉チーズにしたり、またグルリと回す、ユニークな道具を使用してお花のような形に薄く切って食べる方法もあります。薄く切ると、なぜかクリーミーな食感に変わります。見た目にも綺麗です!


Mussklprozz, CC BY-SA

ビュンドナー・ベルクケーゼ - Bündner Bergkäse

グラウビュンデン州の山で作られるチーズです。山の酪農場で取れる新鮮なミルクと香り豊かなハーブをスパイスとして加えた香り豊かなチーズです。2種類の熟成タイプがあり、1つは3〜4ヶ月、もう1つは6〜9ヶ月のタイプがあります。熟成が長いほど香りは強くなります。

ラクレット - Raclette

ヴァレー州のアルプスで生まれたチーズです。現在はスイス全域の山で作らています。火で炙って溶かし、茹でじゃがいもやパンにどろりとかけ、ナツメグなどのスパイスを振り、キュウリのピクルスを添えて食べるのが一般的です。イベントやお祭りの出店の定番。スイスの一般家庭ではラクレット用のグリルがあるぐらいの人気メニューです。フライパンで加熱して溶かす方法でも十分対応できます。

2410134975_0e08fa0d1b_z

Raclette, by amandabhslater, CC BY-SA

4192364687_7c03afe3a0_z

Raclette in Basel Switzerland, by nickgraywfu, CC BY-SA

最後に...

チーズを日本へ持ち帰る際は、必ず預けるトランクに入れましょう。手持ちかばんに入れていると荷物検査の際に没収されてしまいますので注意してください。

筆者:まっぷるトラベルガイド編集部

まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。

皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!