> 絶景を楽しめるスイス登山鉄道

2015年1月20日

スイス

絶景を楽しめるスイス登山鉄道

by Reiserin

by jan.remund, CC BY

国土のほとんどがアルプスの山岳地帯に覆われているスイスの登山列車は、100年以上もの歴史があります。それぞれに特徴のあるスイスの登山列車は、まさにド迫力!スイスを訪れたら乗らなきゃ損!というわけで特にお勧めのスイス登山鉄道5つを皆さんにご紹介しちゃいます!

ユングフラウ鉄道

スイスでおそらく最も有名な登山列車、ユングフラウ鉄道。出発地点クライネシャイデック駅(標高2061m)から、スイスアルプスの3大名峰、「アイガー」「メンヒ」「ユングフフラウヨッホ」を貫くトンネルを通り抜け、9.3kmを約50分かけてゆっくりと登って行きます。

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by Craig Stanfill, CC BY-SA
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by Paul Gover, CC BY

最終地点のユングフラウホッホ駅のその標高は3354m!「ヨーロッパで最も標高の高い駅」として世界的に知られています。

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by KlausNahr, CC BY-SA
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by KlausNahr, CC BY-SA

全長はわずか9.3kmと短いですが、いきり立つ3大名峰に全線を開通させることは、実に困難を極めました。途中のトンネル内では、アイガーヴァント駅とアイスメーア駅に停車します。

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by Luiyo, CC BY-SA

アイガーヴァント駅からはガラス越しにアイガー北壁の断崖絶壁、超絶風景を望むことができます。いかにこの鉄道を開通させることが困難だったかを想像することができるでしょう。その下にはグリンデルヴァルトの穏やかな美しい景色が広がっています。

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by Paul Gover, CC BY
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by Jonty Sewell, CC BY-SA

*通年運行。しかし天候によっては運行を減らしたり、運休になることもあるので、特に冬は事前確認が望ましいです。

ホームページ:
運行状況を確認

ピラトゥス鉄道

世界一の急勾配を走る登山列車として知られるピラトゥス鉄道。その勾配を数値で表すと480パーミル、つまり1000mの走行距離に対し480m上に登るということになります。

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by Nouhailler, CC BY-SA

ピラトゥス山の標高はわずか2073mで、鉄道の全長も4.8kmと短いですが、その標高差はなんと1633m!アルプナッハシュタットからピラトゥス山頂までをレールに歯車をかませながら一気に登ります。

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by AmandaWalker, CC BY-SA
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by AmandaWalker, CC BY-SA

列車のデザインも大変ユニークで、その急勾配さに合わせて、平地で見ると車体と窓が斜傾しています。

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by AmandaWalker, CC BY-SA

余談ですが、運が良いとアルプスにしか生息しない角が立派な「シュタインボック」という山羊に会えるかも!?

*5月中旬~11月下旬のみ運行。天候にもよるので事前の問い合わせが無難です。

ホームページ:
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ゴルナーグラート鉄道

スイスのシンボル、マッターホルンが勇ましくそびえ立つことで知られるツェルマット。そこからゴルナーグラートを結ぶゴルナーグラード鉄道。その全長は約9kmで、マッターホルンの山を間近に見据えながら、標高差1485mを約30分かけてゆっくりと登って行く魅力溢れる路線です。

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by Andy Hay, CC BY
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by mindgrow, CC BY-SA

ゴルナーグラード展望台からはマッターホルンはもちろん、モンテ・ローザ、リスカム、ドム、ヴァイスホルンなどの多数の4,000m級の山々やゴルナー氷河を見渡せます。その光景はまさに感無量!その後は、歩いて下山するのがオススメです!

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by Craig Stanfill, CC BY-SA

途中には、歩いてでしか見ることができない、リッフェル湖面に映る逆さマッターホルンが楽しめます。足に自信がない人は途中のリッフェルベルク駅にまで鉄道で降り、そこからツェルマットまでハイキングをするのも良いでしょう。

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by robanhk, CC BY-SA
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by Old Fogey 1942, CC BY-SA

*通年運行。ただしスキーシーズン前の10月、11月は本数が減るので事前確認が望ましいです。

ホームページ:
運行状況を確認

ブリエンツ・ロートホルン鉄道

インターラーケンにほど近い、スイスの山小屋スタイルのシャレーが立ち並ぶ可愛らしい村、ブリエンツからロートホルン山の山頂へ登るブリエンツ・ロートホルン鉄道。

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by Bods, CC BY-SA
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by Bods, CC BY-SA

路線の全長は 7.5kmあります。この鉄道の最も魅力的なところは、下にエメラルドグリーンの美しいブリエンツ湖を眺めながらトコトコと後ろから煙を吐きながら押し上げて登る19世紀末に製造された蒸気機関車です!(*全てが当時のものではありません。)

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by Bods, CC BY-SA
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by thisisbossi, CC BY-SA

観光客にはもちろんのこと、のんびりと休日を過ごしに来るスイスの家族にも大変人気があり、ほのぼのとした和やかな路線です。山頂の駅の標高は2298m、素晴らしい景色を眺めながらハイキングして下山するのも素敵ですよ!

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by thisisbossi, CC BY-SA

*5月中旬から10月下旬のみの運行。

ホームページ:
公式サイト

フィッツナウ・リギ鉄道

スイス中央部の主要都市、ルツェルンに広がるフィアーヴァルトシュテッテ湖(ルツェルン湖)。その湖畔にある村、フィッツナウからリギ山の山頂までを結ぶのがフィッツナウ・リギ鉄道です。

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by Mike Knell, CC BY-SA

この鉄道の開業は1871年、「ヨーロッパ最古の登山鉄道」として知られています。標高1797m、全長6.8km、と穏やかな登山鉄道なので、幼い子供も楽しめる山としてルツェルン市民に大変親しまれています。

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by jan.remund, CC BY

山頂からは下にはフィアーヴァルトシュテッテ湖、目の前にはアルプス山脈から続くユラ山脈までの大パノラマを眺めることができます。ルツェルン中央駅前から出発する蒸気船でフィッツナウに出て、この鉄道に乗るルートが最もお勧めです!

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by archangel 12, CC BY

*通年運行。

ホームページ:
wikipedia

筆者 : Reiserin

大好きな欧州へ単独移住して15年。スコットランドに3年滞在後「住むように旅するReiserinスタイル」で北欧やドイツを約2年間転々とする。現在は、ヨーロッパを中心に旅をし続けならスイスに落ち着き11年目。