スイスのおすすめ温泉地
ロイカーバート, Jessica Gardner, CC BY-SA

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2020年4月13日

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スイス全土にわたって発見された温泉は約250にものぼります。日本と温泉同様、病気や怪我などへの効能があり、古くはローマ時代より発展してきました。スイスの温泉地では、水着を装着するのが一般です。温度も低めなので「温泉」というよりは温水プールの印象の方が強いかもしれません。どの施設も清潔度100%!サウナやマッサージ、エステなど様々な設備も備わっています。また外の施設では雄大な山々や大自然の景色を眺めながらゆったりとリラックスできお勧めです。

ロイカーバート Leukerbad

この温泉地の歴史は長く、古代ローマ時代から続いています。ゲンミ峠を行き交う人々が旅の疲れを癒すために立ち寄ったのがスパリゾートの始まりです。。ゲーテ、コナン・ドイル、パブロ・ピカソなどの著名人も好んで訪れたそうです。1日なんと約390万リットルもの湯が湧出するアルプス最大規模のスパリゾートです。

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Jessica Gardner, CC BY-SA

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Jessica Gardner, CC BY-SA

名称:Leukerbad Therme
住所:Rathausstrasse 32, Leukerbad, Wallis 3954
エリア:ヴァレー地方

ヴァルス Vals

1000人以下の人口しかいない谷の奥深くに潜む村、ヴァルスの隠れ家的なスパリゾートでしたが、近年、建築の巨匠、ピーター・ズントーが大規模でモダンなスパ・センターを築いたことでヨーロッパ中の話題となり賑わいを見せています。地元で採取した石を作った近代建築は、超モダンながらも村の自然にマッチしています。ちなみに、スイス生まれのミネラルウォーターVALSERはここが原産です。

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名称:Therme Vals
住所:Valléestrasse, Vals, Graubünden 7132
エリア:グラウビュンデン地方

ラヴェイ・レ・バン Lavey-les-Bains

ローヌの谷の里で発見された温泉。ロイカーバート同様、その歴史はローマ時代まで遡ります。伝統あるこのスパリゾートはスイスの山里の大自然に囲まれた屋外スパ施設は日本では味わえないスイスらしい風情があります。そのほかにもトルコ式やノルウェー式のスパなどのユニークな施設も備わっています。

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名称:Les Bains de Lavey
住所:Route des Bains 42 (Route Cantonale), Lavey-les-Bains, Waadt 1892
エリア:レマン湖地方

シュクオル Scuol

20種類もの源泉がすでに中世時代に発見されていた大規模な温泉地リゾートです。現在はそのうちの9種類を使っています。新しく建設されたばかりのスパ・リゾート施設「エンガディン・スパ・シュクオル」では、ジャグジーや塩水風呂、ローマン・アイリッシュ風呂など珍しい様々な最新の施設が揃っています。

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名称:Bogn Engiadina Scuol
住所:Stradun, 7550 シュクオル, スイス連邦
エリア:グラウビュンデン地方

バート・ラガッツ Bad Ragaz

中世にタミナ峡谷で発見された伝統ある温泉地です。「アルプスの少女ハイジ」で登場する足の不自由なクララも、物語中でバート・ラガッツへ療養しに来ています。当時、崖底という厳しい立地条件にもかかわらず大勢の人々が治療をしに訪れたこの温泉は、現在はパイプラインでアクセスしやすいリゾート地に湯を引いています。ここにある2つの高級ホテル「Grand Resort Bad Ragaz」と「クエレンホーフ」には有名なスパセンターがあります。こちらは宿泊か客のみが利用できますが、「タミナテルメ」は宿泊客以外も利用が可能です。

タミナテルメ, foursquare.com

タミナテルメ, foursquare.com

Grand Resort Bad Ragaz, foursquare.com

名称:タミナテルメ (Tamina Therme)
住所:Hans Albrecht Strasse, Bad Ragaz, Graubünden 7310
エリア:オストシュヴァイツ(スイス東部)地方

注意点

冒頭でも言及していますが、スイスの温泉地は水着を装着するのが一般です。施設内で水着は販売れていますが、値段が高い上、体の大きなスイス人向きなのでサイズがなかなかありません。スパに興味のある方は日本より水着を持参するのが無難です。

筆者:まっぷるトラベルガイド編集部

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