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2015年12月8日

ノルウェー

ノルウェーのクリスマス伝統料理&グルメ

by Schnuckie

by Bernt Rostad, CC BY

ノルウェーのクリスマスは、キリスト教のクリスマスのお祝いだけでなく、「暗い冬の、最も暗い時が終わり、これから徐々に明るくなっていく」ことを喜ぶという伝統的なお祝いでもあります。ノルウェーでも、クリスマスは派手になってはきたものの、まだまだ静かでアットホームです。ここでは、そんなノルウェーの知られざるクリスマス伝統料理をご紹介します。

ルートフィスク(Lutefisk)

ルートフィスク
by uff-da, CC BY

ノルウェーのクリスマスシーズンの料理として最も有名です。外国人には、かなり特別な味です! 乾燥したタラなど白身の魚を元に作られているのですが、数日かけて塩抜きをした末に完成する魚料理は、ジェリー状の歯ざわりの奇妙な味・・・。ベーコン、マッシュしたグリーンピース、ジャガイモと一緒に食べるのが一般的です。

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by kalleboo, CC BY

マスタードをたっぷりつけて食べれば美味しいとも言われますが、美味しいと思えるまでには、かなりノルウェー人化する必要があります!

リッベ(Ribbe)

リッベ
by tomasekeli, CC BY

ローストしたポークリブです。ノルウェーのクリスマス料理の中では、最も人気があるのではと思います。皮の部分がカリカリにローストされていて、脂っこく感じないのが美味しさの秘密でしょう。サワークラウトとジャガイモが添えられます。

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by AnneCN, CC BY

ピンネショット(Pinnekjøtt)

ピンネショット
by Bernt Rostad, CC BY

骨付きのラム肉をローストしたものです。クリスマスシーズンになると、スーパーでピンネショットの大袋、大型パックが売られます。リッベに比べると、料理をする際、失敗が少ないのではと思います! マッシュしたテューニップス(カブの一種)、ソーセージ、ジャガイモと一緒に食します。

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by AnneCN, CC BY

クリスマスハム(Juleskinke)

Jul(ユール)はノルウェー語でクリスマス。Skinke(シンケ)はハムです。わたしの一番のお気に入りです。 大きな塊のハムを、低温のオーブンでゆっくり焼きます。暖かいのをスライスしてジャガイモや野菜と食べても美味しいし、冷えたのも美味しいです。そのため、数日に渡って楽しめ、お客さんが多いクリスマス時期には便利でもあります。

タラとタラコ煮

タラとタラコ煮
by Larry1732, CC BY

タラは、ノルウェーで、サーモンと並んで美味しい魚です。そして、タラコが店先に並ぶのは冬の一時期のみです。ノルウェーでは、タラコとタラを塩味で煮、ジャガイモやゆで野菜に赤ワインソースが添えられるのが一般的です。

グロェート(Grøt)

グロェート
by Jon Gotlin, CC BY

サワークリームのポリッジのことです。日本のおかゆのような感じですが、ノルウェーでは、さらに、小麦粉、オーツ、お米などが使われます。牛乳とサワークリームに煮込み、バターを溶かし込むため、結構、ヘビーですが、冬の寒さが厳しいノルウェーでは、温まる家庭料理です。シナモンとお砂糖をかけて食べます。

7種類の焼き菓子と「クランセカーケ」

7種類の焼き菓子と「クランセカーケ」
by hfb, CC BY-ND

クリスマスには、伝統的に7種類の焼き菓子が準備されます。(なぜ7種類なのかは定かではないのですが。)決まった7種類というわけではなく、それぞれの家庭に伝統があるようです。(自分で、伝統を作るのもOKです!) 最も一般的なのは、ペッパーカーケ(シナモン味のビスケット)や、マジパンを使った焼き菓子などです。

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by Ozchin, CC BY-SA

クランセカーケ(Kransekake)は、アーモンド粉を使った焼き菓子で、リング状のものを円錐形に重ねた伝統的なお菓子です。 見た目が良く、お祝いの雰囲気を生み出す役割も担います。

飲み物

これらの料理に、アルコールとしては、アクアビット、クリスマスビール、グロッグ(暖かいワイン入りの飲み物)が、ノンアルコールとしては、クリスマスのスパイスが効いたユーレブルース(Julebrus)などが加わります。ユーレブルースは、赤色の飲み物で、クリスマスの雰囲気にピッタリ。子供たちにも人気があります。

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by Bernt Rostad, CC BY
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by Bernt Rostad, CC BY

ノルウェーのクリスマス料理、七面鳥のローストなどのとはずいぶん違ったのではないでしょうか? 魚がクリスマス料理というのを知った時、とても新鮮に感じられたのを覚えています。 また、ノルウェーのクリスマスは、サンタクロースよりも、ユーレニッセ(Julenisse)というクリスマスの妖精の方がよく語られるなど、文化的にも特徴があります。それぞれの国に、それぞれのクリスマスがありますね!

筆者 : Schnuckie

シュヌーキー。ヨーロッパ生活が長い40代後半の女性。現在はノルウェーのオスロ在住。ドイツを訪れる機会が多く、イギリスにも5年余滞在。これまで旅した国は、アジア、ヨーロッパを中心に25ヶ国。