> ノルウェーの神秘 ロフォーテン諸島の魅力

2016年3月8日

ノルウェー

ノルウェーの神秘 ロフォーテン諸島の魅力

by Schnuckie

© GavranBoris - Fotolia

ロフォーテン諸島は、ノルウェー人にとっても魅惑の旅行先。そして、ノルウェーが誇る素晴らしい自然を象徴するようなところでもあります。自然大国ノルウェーの中でも、とりわけ美しいながら、日本ではあまり知られていない秘境・神秘のロフォーテン諸島についてお伝えします。

どこにある?

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by melenama, CC BY-SA

地図で見ると、ノルウェーの上部3分の1くらいの北西部に位置します。ここは北極圏で、5月待末〜6月半ばは太陽が沈まない白夜、12月初め〜1月初めは太陽が昇らないポーラーナイト(極夜)となり、オーロラも見られます。

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by Frode Bjørshol, CC BY

アラスカなどと同緯度に位置しますが、ガルフ湾流の影響を受ける気候のため、最も寒い1〜2月の平均気温がマイナス1度と比較的穏やかです。ただし、ロフォーテン諸島の天候は変化が激しいので、天気予報をしっかりチェックしてください。

ローフォーテンの特徴

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by Eaglestein, CC BY

ロフォーテン諸島には、高く印象的な山々、美しく広がる海、入り組んだ入江、ビーチ、長きに渡って手つかずのまま残されている自然が溢れています。人々の生活は、自然と深く関わり、自然と人間が共存しているのを強く感じます。

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by HBarrison, CC BY-SA

ローフォーテン諸島周辺は、魚が豊富で、特に、冬は、タラが産卵のために集まります。重要な漁村としての1000年以上の歴史があり、漁獲されたタラが干される風景も有名です。干しタラは、高品質のデリカテッセンとして、ヨーロッパ中に多くが輸出されます。

おススメの行き方と宿泊施設

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by vasile23, CC BY

ロフォーテン諸島へは飛行機で行くこともでき、飛行機からの眺めも素晴らしいのですが、最も、おススメは、ボードー(Bodø)から船を利用する行き方です。所要時間は、ルートや船などにより異なりますが、およそ3〜4時間です。海からパワフルに聳え立つロフォーテンの山々。その姿は実に神秘的で、徐々に近づいていく旅は感動的です。あまりに素晴らしい風景に、胸がドキドキするような、一生忘れることのない体験です。

Reine Rorbuer
by Nelson Minar, CC BY-SA

宿泊施設としては、ローブー(Rorbu)「漁師のキャビン」が絶対のおススメです。海沿い(海上)に建てられたキャビンの下側は海で、そこに(漕ぎ)船を停められるようになっています。ツーリスト用に建設されているローブーも多数あり、ロフォーテンならではの宿泊が楽しめます。キッチンもあるので自炊できますし、レストランに行くことも可能です。

見どころ

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by Traveloscopy, CC BY

北から南までの道路はおよそ170kmの距離。どんな移動手段を使うかによって(ローカルバス、自転車、レンタカーなど)どこに行けるかは様々ですが、どこに行っても素晴らしい自然に驚嘆することだけは間違いありません。

10月〜1月は、ネイチャー・サファリというボートツアーがあります。ノルウェー全体の4分の1の海鳥が生息していると言われるこのエリアで、海鷲、オットセイ、クジラなどの野生の動物を観察することができます。世界最大の深海サンゴ礁のある海域でもあり、冷たい海水ですがダイビングやシュノーケリングが楽しめ、魚釣りも人気のアクティビティです。ハイキングやウォーキングは、易しいルートから上級者向きまで多数の可能性があります。

Hamnøya, Olstinden and Reinefjorden
by Tom Bech, CC BY

これまでに何度も「ノルウェーで最も美しい村」に選ばれたライネ(Reine)は、是非、訪れたいです。エッグム(Eggum)やウンスタ(Unstad)では美しい日没を楽しむことができ、モスケネス(Moskenes)では、3000年以上前の洞窟壁画を見ることができます。ヘニングスバール(Henningsvær)は、重要な漁業の村です。1981年までは橋も架かっておらず孤立したエリアであったことから、独特な建築物が見られます。トロル・フィヨルドのクルーズも捨て難いです。約2kmのフィヨルドは、狭いところはわずか100m。両脇は600 〜100mの絶壁の山々に囲まれたドラマチックな風景です。

まとめ

ロフォーテン諸島の旅は、私自身にとっても、ほんとうに忘れられない旅となりました。神話の世界に飛び込んだような強烈な体験です。世界は狭くなったとは言え、私たちを感動させる驚きの世界が、今も変わらず、しっかり存在しているのをあらためて実感します。

筆者 : Schnuckie

シュヌーキー。ヨーロッパ生活が長い40代後半の女性。現在はノルウェーのオスロ在住。ドイツを訪れる機会が多く、イギリスにも5年余滞在。これまで旅した国は、アジア、ヨーロッパを中心に25ヶ国。