更新日:2020年4月13日
マレーシア料理を食べよう「マレー系」食べ物編
マレーシアに旅行されたことはありますか?もしかしたらマレーシアは日本人にはそんなに馴染みの深い国ではないかもしれませんね。一言でどんな国か言うように言われたら。。困ってしまいます。強いて言えば「カオス(混沌)」でしょうか。
Penang, by curiousmarcus, CC BY
なぜか?マレーシアは「多民族国家」だからです。だから国の中にいろんな国の文化が入り混ざっていているからなんです。日本であれば日本人しかいないので「日本人とはこんな人」「日本とはこんな国」とまとめることができますが、マレーシアの場合はそういかないんですね。
マレーシアで一番多い民族
マレー系と言われる元々マレーシアに住んでおられた人たちがマレーシアの人口の6割を占めています。マレー人は肌の色のやや濃いそんな民族です。そんなマレーシアの”本当の”地元の人たちの食べ物を今回は紹介したいと思います。
マレー系料理の特徴
マレー系の料理は決して辛くありません。日本人にも親しみ安い味だと思います。そんなマレー系の料理の特徴は「ココナツ」と「サンバル」だと思います。ココナツはご飯を炊くときにも、煮物をするときにも使います。マレー系の方のほとんどがイスラム教徒のためメニューに豚肉は存在しません。多くの方が好んで食べるのが鶏肉と羊肉ですね。
Sambal belacan with minced shallots – Pan Mee noodle soup – Kopitiam Mamak AUD9.90, by avlxyz, CC BY-SA
【マレー系料理1】ナシ・ルマ
ナシとはご飯のことで、ルマとはココナツのことを指しています。つまり「ココナツご飯」ですね。これがマレー系の最もポピュラーな料理だと思います。中身をご紹介しましょう。
Top – Old Town Kopitiam Nasi Lemak with Beef Rendang and Sambal Squid – Old Town Kopitiam AUD10, by avlxyz, CC BY-SA
・鶏肉または羊等の肉のカレー(タイカレーに似た味)
・ココナツご飯
・サンバル(少し辛めの辛味噌風調味料)
・きゅうり
・落花生
・ゆで卵
・イカの甘辛みそ煮込み
・炒った小魚
こんな感じです。具をご飯と混ぜて頂きます。マレー系の方たちは朝ごはんでよく食べています。街中の至る所でナシ・ルマを新聞紙で三角形に包んで売っています。日本のおにぎりのようなかんじでしょうか。私はこのナシ・ルマ大好きです。各お店によって味付けは異なり、自分の好きな味のナシルマの店を見つけたのでしょっちゅう買いに行っています。
【マレー系料理2】サテ
マレーシア版”焼き鳥”です。でも日本の焼き鳥をイメージして食べてはいけません。なぜか?このサテもちろん鶏肉で串に刺さっているわけですが、味が”甘い”んです。甘い味の焼肉を食べたことのない日本人にとっては最初不思議な感覚なのですが、慣れてくるとこれが病みつきになる味なんです。タレはピーナッツ入りの辛い系のソースをつけて食べます。町の屋台でよく見かけます。観光に来られた際は街角で売られているサテ是非試してみてください。
northam beach satay, by goodiesfirst, CC BY
【マレー系料理3】アッサムラクサ
マレーシアのラーメンと言ったところの食べモノです。ココナツ入りカレー風味のラクサから魚介ベースのラクサまでいろんな味付けのラクサがあります。初めて食べる方にはココナツ入りのカレーラクサをお勧めしたいと思います。
そして、もしマレーシアの食事に舌が慣れてきたなと感じたら「アッサムラクサ」を食べてみましょう。このラクサはペナン島が有名なのですが探せばどの地域でも出しているお店はあります。
Asam Laksa (Busby Berkeley view) at Penang Garden, by Gary Soup, CC BY
アッサムラクサはサバ等の魚の身をそのままミキサーで砕いて、それを出汁に使ったスープが特徴です。ココナツ等のまろやか成分が入っていないので特徴的な味がします。好みは分かれるところですが、好きな人は大好きな味だと思います。
今回はマレーシアにきて食べたい”マレー系”の料理をご紹介しました。どうでしたか?マレーシアの魅力が少し伝わったでしょうか?飛行機で7時間”しか”かかりませんからちょっと足を伸ばしてきてみてください。
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