> イタリアが誇る、大巨匠の作品がある「教会と聖堂」5選

2015年12月21日

イタリア

イタリアが誇る、大巨匠の作品がある「教会と聖堂」5選

by Reiserin

© bepsphoto - Fotolia.com

イタリアは素晴らしい芸術作品や建築物の大傑作の宝庫です。イタリア人の生み出す芸術品は、長い後世にまで残り、国民もまた皆それを大きな誇りに思う大作ばかりです。そこで今日は、 ネッサンス期にその名を馳せた芸術の分野の大巨匠の、眩いばかりの類稀な才能を残している作品のある教会と聖堂ばかりを集めてみました。早速覗いてみましょう。

サンタ・マリア・デッレ・グラツェ教会 〜ミラノ

レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」

サンタ・マリア。デッレ・グラツィエ教会(イタリア語: Chiesa di Santa Maria delle Grazie)は、ミラノにあるカトリック教会ひとつ。この教会の食堂の壁に描かれた壁画が、イタリア・ルネッサンス時代の3大巨匠の一人、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた 「最後の晩餐」です。

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ダヴィンチの作品の中でも最高傑作の一つと言われるあまりにも有名な素晴らしい「最後の晩餐」作を一目見ようと、世界中から大勢の人が年中を通じて集まるミラノでも有数の観光スポットです。

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完全予約制ですぐに売れ切れてしまうので旅行が決まったらすぐに予約を入れましょう。日本の旅行代理店でもチケットの手配をしてくれるので安心を。

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by Armata Bianca, CC BY-SA

スポレート大聖堂 〜スポレート

スポレート大聖堂 〜スポレート
by andryn2006, CC BY-SA

フィリッポ・リッピ 天井画 「聖母マリアの生涯」 〜遺作

スポレート大聖堂(イタリア語:Duomo di Spoleto)はイタリアのウンブリア州の都市、スポレートにある大聖堂です。この聖堂内には初期ルネッサンスの代表的な画家の一人、フィリッポ・リッピの遺作となったフレスコ画があります。リッピが妻と弟子たちを伴わせてスポレートへ 引っ越したのが1467年のこと。その後スポレート大聖堂の祭壇の壁と天井を施すフレスコ画の大傑作、「聖母マリアの生涯」の製作に没頭しました。

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by Friar’s Balsam, CC BY

残念ながら完成前に病に倒れそのまま亡くなってしまったため、最後までリッピが手がけることはできませんでしたが、天井画を息子のフィリッピーの・リッピ、壁画を弟子のフラディアマンティが後を引き継いで完成させたのだそうです。スポレート町民の強い要望で、リッピはこの大聖堂に葬られ、モニュメントも築かれました。こちらもぜひお見逃しなく!

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by Friar’s Balsam, CC BY

サン・ロレンツォ聖堂 〜フィレンツェ

サン・ロレンツォ聖堂 〜フィレンツェ
by robzand, CC BY-SA

フィリッポ・リッピ「受胎告知」

サン・ロレンツォ聖堂(イタリア語:Basilica di San Lorenzo) の創設はとても古く4世紀のこと。後の11世紀にまず改築され、再び15世紀には、 聖堂のパトロンでもあったメディチ家の依頼により再改築され現在の姿に至りました。

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このサン・ロレンツォ聖堂にあるのが初期ルネッサンスの巨匠、フィリッポ・リッピが描いた「受胎告知」です。様々な人が「受胎告」のシーンを描いていますが、リッピの描いた鮮やかな色使いの作品の中にはリッピの才能が随所に散りばめられている大傑作の一つです。

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by Rome Cabs, CC BY-SA

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 〜フィレンツェ

ミケランジェロ「ピエタ」

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(イタリア語: Cattedrale di Santa Maria del Fiore)は、フィレンツェにある日本人の間でもよく知られるカトリックの教会です。ここで見ることの出来る作品は、イラリア・ルネッサンス期のダヴィンチとラファエロと並ぶ3巨匠の一人であるミケランジェロの「ピエタ」です。

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by HarshLight, CC BY

ミケランジェロはあらゆる方面で天才的才能を発揮した類稀な芸術家でした。彼は、生涯で4体の「ピエタ」を製作したそうで、このサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂にあるピエタは、イエス・キリストを抱える男性像はミケランジェロ自身の姿と言われています。バチカン市国のサン・ピエトロ寺院にある大傑作と言われる「ピエタ」とはまた一味違った作品です。見比べてみるのも良いでしょう。

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by nekotank, CC BY-ND

サンタゴスティーノ教会 〜ローマ

サンタゴスティーノ教会 〜ローマ
by archer10, CC BY-SA

ラファエロ「預言者イザヤ」

イタリアの首都ローマにあるサンタゴスティーノ教会は聖アウグストゥスに捧げるために作られました。着工は14世紀、完成は15世紀です。この教会には、 ラファエロが描いたフレスコ画「預言者イザヤ」があります。

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上でも述べたように、ラファエロはミケランジェロ、ダヴィンチに並ぶイタリア・ルネッサンス期の3大巨匠の一人です。おまけで、この教会ある名画をもう一つ紹介しておきましょう。教会入ってすぐ左にある巡礼マリアの礼拝堂にある、バロックの大巨匠カラヴァッジオの「巡礼のマリア」です。こちらも併せてお見逃しなく!

Basilica di Sant’Agostino in Campo Marzio, Foursquare.com

イタリアで芸術作品を見たい!という方のお役に少しは建てたでしょうか。ここで紹介したのはイタリアの教会や聖堂にある大巨匠たちの作品は、全作品の本の一握りにしか過ぎません。しかし、あまりの傑作の多さにイタリアを訪れる観光客には「全てを見なければならない」と思うばかりに観光を楽しむ余裕がなくなり、頭痛やめまいなどに悩まされてしまう「スタンダール症候群」という特殊な心理的病に侵されるそう。そうならないためにも事前に見たい作品を絞っておくのは大切かも!

筆者 : Reiserin

大好きな欧州へ単独移住して15年。スコットランドに3年滞在後「住むように旅するReiserinスタイル」で北欧やドイツを約2年間転々とする。現在は、ヨーロッパを中心に旅をし続けならスイスに落ち着き11年目。