> 本場ドイツで食べ比べ!極上バームクーヘン厳選3選!

2016年12月13日

ドイツ

本場ドイツで食べ比べ!極上バームクーヘン厳選3選!

by シュローダー彩

筆者提供

「バームクーヘン」と言えば、皆さんもご存じのあの丸くてかわいい、輪っかになったドイツの有名なお菓子です。

日本では今やとてもポピュラーになって、コンビニでも気軽に購入することができるほど有名…むしろ日常的に、普通におやつとして食べられるようにまでなった、ドイツを代表するお菓子「バームクーヘン」。

しかしその私たち日本人が思い浮かべるあの「バームクーヘン」、実のところ、ドイツではどこでも気軽に手に入る代物ではなく、ドイツ国内で手に入れることができるバームクーヘンの数も種類も、日本のものよりはるかに少ないのです。

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これには大きな理由があって、200年にも及ぶ歴史と伝統を持つ「ドイツの本物のバームクーヘン」を守り抜くために、ドイツの国立菓子協会によって定められた、伝統的な製法と使用できる材料、そしてその他にも様々な厳しい条件が定められていることに由縁します。

例えば、油分として使用できるものは純粋なバターだけ、そレから、ベーキングパウダーを使用してはならない、など、ドイツの国立菓子協会が定める厳しい基準のもと、バームクーヘンのマイスターとして資格を取得し、製造されたものだけが、ドイツでは「本物のバームクーヘン」として名乗りを上げることが許されているためなのです。

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そしてさらにこの中の一握りの、世に名だたるドイツのバームクーヘンを100年以上もの間コツコツと作り続けてきた、歴史的にも名実ともに名高い実力派のバームクーヘンの老舗中の老舗達の中には、世界中にこの自ら自慢のバームクーヘンを届ける国外配送を行っているところもあるほどで、 一度ドイツで食べてこのお店のファンになり、その後、毎年日本からこのお店に頼んで取り寄せるほどの、日本の中にも熱狂的なファンを持つお店なのです。

しかし、私が情報を聞きつけて取り寄せてみたいと思った冬の初めには、世界中にファンを持つこのお店の配送サービスは予約でいっぱいでした。

また、これは実に特殊な例で、他の名だたる銘店で同じような配送手段を行っているわけではありません。

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「これはもう実際にドイツに足を運んで、この舌で本物の、究極の、ドイツのバームクーヘンの真髄を食べて食べて、食べ比べてみるほかに道はない!」

そう私は意を決し、今回、私が吟味に吟味を重ねて旅行中にここだけは絶対に行くべき!と厳選したのがこの3店舗のコンディトライ(カフェとケーキの販売を併設して営業している店舗のこと)でした。

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実際に道でばったり見かけたコンディトライやクリスマスマルクトでも色々と試しに食べ比べを行ってみたのですが、やはり、歴史の重さと伝統の秘伝のレシピから来るのでしょうか、この3店の他にかなうものを、私が旅行中に見つけることはできませんでした。

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またこの3店舗ともに、味、食感、舌触りやスパイス、風味も全く異なるものでした。 私自身、気がつかないうちに、それぞれを味わいながら、うん、うん、と頷いていたほどの深い味わいです。
こちら3店舗のコンディトライ、ドイツ旅行で訪れるべき、と太鼓判を押すバームクーヘンの老舗中の老舗、そして銘店です。

特に、長いバームクーヘンの歴史を持ちながら、日本でご存知の方はかなり少ないであろう「 Buchwald」は、私の中でもっとも推奨したい、他に類を見ない、バームクーヘンの中でも類まれな、際立った美味しさを有していました。

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また、番外編として、ドイツの有名老舗チョコレートショップで購入した「バウムシュピッツェン(バウムクーヘンを一口大の大きさに切り分け、一つひとつをチョコレートで全面を覆うようにコーティングしたもの)」も、他に引けを取らないほど美味しかったので、こちらも一緒にご紹介いたします。

【1】Konditorei Rabien(コンディントライ・ラヴィーン)

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こちらが、国外配送も受け付けている老舗の有名店 「Konditorei Rabien」です。このお店、ラヴィーンのバームクーヘンはしっとり、ずっしりと木の年輪のようにどれもしっかりと重みがあります。
店舗にある広い敷地内にはカフェも併設され、沢山の色鮮やかなトルテや、他にもドイツの伝統的な焼き菓子が数多く、店内中に所狭しと並んでいます。

また、小さな袋入りのバウムシュピッツェンや、大きな型で焼かれたドイツの伝統的な焼菓子も小さく切り分けて個放送で販売されていますので、いろいろなお菓子を試しに気軽に購入してみることができます。

私は試しに買ったクグロフ型のケーキのスライスをいただきましたが、マジパンがたっぷりと練り込まれていて小さいながらもしっかりと食べ応えがあるお菓子で、生地に練りこまれた洋酒とドライフルーツと良く合い、大変美味しかったです。

所在地:Klingsorstr.13, 12167 Berlin, Germany

2016年の営業時間:
•月~金曜日  AM9:00 – PM18:00
•土曜日    AM9:00 – PM18:00
•日曜日    PM12:00 – PM18:00
•クリスマスイヴ AM8:30 – PM13:00

2016年から2017年度の年末年始の定休日:
2016/12/25〜2017/1/1

HP : http://www.rabien-berlin.de/index.html

【2】Café Kreutzkamm (カフェ・クロイツカム)

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こちらの「Café Kreutzkamm」は洗練選された近代的な作りのガラス張りのすっきりとしたお店で、店員のマダムもとても物腰が柔らかく、優雅で素敵な印象でした。

カフェも併設されていて、一人でもゆっくりとお茶の時間を楽しめそうな雰囲気のお店です。店内のショーケースには、ほかにも美味しそうなドイツのケーキがたくさんあります。

こちらのお店のバームクーヘンは他のお店に類を見ないほどふんわりと軽く、気泡をたっぷり含んでいるのが目に見える、焼き色もお店のように優しい色合いのバームクーヘンでした。

所在地:Maxburg, Pacellistraße 5, 80333 München

営業時間:
月曜日〜金曜日 AM7:30 – PM18:00
土曜日     AM9:00 – PM18:00

定休日:毎週日曜日、ドイツの祝祭日

HP : http://shop.kreutzkamm.de/startseite/

【3】Konditorei Buchwald (コンディントライ・ブッフバルト)

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このお店「Konditorei Buchwald」が、今回、私の中で1番お気に入りのバームクーヘンのお店です!

自家製のマジパンを使っているのか、一口食べると、少し粗めに惹かれたつぶつぶとした食感がわかります。

同時に、このマジパンがたっぷり生地に練りこまれていて、驚くほどしっとりとした生地に、このマジパンのアーモンドが放つ豊満な香気が、口の中いっぱいに広がります!

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また、こちらのカフェで頂ける「バームクーヘン・シャイべ(バームクーヘンを削ぎ切りにしたデザート)」がお店の名物で、このエリアの地元住民の方達にも人気です。

お茶やホットチョコレートなどの飲み物もバリエーション豊かで、日本茶なども取り入れられており、日本人として嬉しくなりました。

ドイツの人々が大好きな「モーン・クーヘン(けし実をミルクで煮詰め、サブレのような食感の生地にたっぷりと挟んだドイツの伝統的なケーキ)」も美味しいので是非お試しを!

所在地: Bartningallee 29, 10557, Berlin

営業時間:
5月〜9月
月曜日〜土曜日 AM8:00 – PM19:00
日曜日、祝祭日 AM9:00 – PM19:00

10月〜4月
月曜日〜土曜日 AM8:00 – PM18:00
日曜日、祝祭日 AM9:00 – PM18:00

HP : http://www.konditorei-buchwald.de/index.php

【4】FASSBENDER & RAUSCH (ファスベンダー&ラウシュ)

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最後にご紹介する「 FASSBENDER & RAUSCH」は、番外編として前述させて頂いたドイツの「チョコレートの老舗」です。

バームクーヘンの老舗でももちろん「バウムシュピッツェン」は取り扱っているところが多いのですが、こちらのものは他とは一味違って、チョコレートで外側をコーティングするだけではなく、中にチョコレートのクリームがたっぷりと入って、まるで一口サイズのチョコレートケーキのようなのです!

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お味はさすが、チョコレートの老舗というだけあってチョコレート自体がとても美味しく、私は食べてから「もっと買っておけばよかった!」と後悔しました。

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このほかにも特筆すべき点として、この美味しいドイツ・チョコレートの老舗有名店「 FASSBENDER & RAUSCH(ファスベンダー&ラウシュ)」はなんと!大きなデパートのような建物そのものがこちらのお店になっていて、
1階がチョコレートショップ、
2階がチョコレートのカフェ、
3階はなんとチョコレートのレストランとなっています。
建物自体も非常に大きいため、言わばチョコレートのデパート言えるでしょう。

所在地: Rausch Schokoladenhaus Berlin, Charlottenstraße 60, 10117 Berlin

営業時間:
月曜日〜土曜日 AM10:00 – PM20:00
日曜日     AM11:00 – PM20:00

HP : https://www.rausch.de/

最後に...

ぜひ、こちらのショップにお立ち寄りの際には、星の数ほどある美味しいドイツのチョコレート達にも、じっくりと舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか?

筆者 : シュローダー彩

ルコルドンブルー卒業後、ピエールエルメ、赤坂のイタリアンレストランでディオールやイタリア大使館などのパティシエを務める。 現在はシアトルに在住。『地球の歩き方』でも記事を執筆。食べる事が趣味。HPはこちら