> メルヘン街道の終着点、ドイツ「ブレーメン」の観光旅行

2016年7月17日

ドイツ

メルヘン街道の終着点、ドイツ「ブレーメン」の観光旅行

by Schnuckie

by Simaron, CC BY-SA

グリム童話の物語をたどるメルヘン街道は、グリム兄弟が生まれたハーナウからブレーメンまでの約600キロの街道です。ブレーメン州は、ドイツ北部にあり、ブレーメン市とブレマハーベン市の2つの市のみでできている小さな州です。ブレーメン市は世界遺産都市、ブレマハーベン市はマリタイム・タウンで、それぞれに異なる雰囲気があり魅力的です。ここでは、この2つの都市の見どころをまとめてご紹介します。

世界遺産都市「ブレーメン市」

ブレーメンは「ブレーメンの音楽隊」が目指した町。世界遺産に登録されている市庁舎のすぐ横に「ブレーメンの音楽隊」の像があります。

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by Pedro Nuno Caetano, CC BY

ブレーメンの見どころは、この周辺に集中しているので、中世の趣が感じられる美しいエリアを焦ることなく、時間をかけて楽しむことができます。

1. 市庁舎

1. 市庁舎
by Wolf Archivar, CC BY

ドイツ北部で、最重要建築物の一つに挙げられ、1410年に完成したゴシック様式の建物です。1600年代に建設された正面ファサードはルネッサンス様式です。

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by tnarik, CC BY-SA

緑色の屋根や回廊が印象的で、壮大かつ歴史を感じさせられる見事な建物です。

2. 聖ペトリ大聖堂

市庁舎のすぐ近くにあり、2つの塔が堂々とそびえ立つ美しい大聖堂です。教会の内部も是非、訪れてみてください。

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by Allie_Caulfield, CC BY

地下の納骨堂や礼拝堂など、1042年に建築が開始されたという大聖堂の雰囲気が伝わります。

3. ローラント像

3. ローラント像
by michfiel, CC BY-SA

市庁舎前の広場はマルクト広場と呼ばれ、クリスマスマーケットなどがここで開かれます。この広場に立っているのが大きなローラント像。

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by Sangre-La.com, CC BY

「平和と権利のシンボル」と言われていますが、「彼の膝に触れて、願いを唱え、その願いを誰にも言わなかったら願いが叶えられる」とか、「彼の膝に触れると、幸運をもたらす」とも言われています!

4. 「ベットヒャー通り」と「シュノーア通り」

ブレーメンで最も有名な2つの通りです。「ベットチャート通り」は、中世の街並みを彷彿とさせながら、アートな雰囲気があふれている素敵な通りです。わずか100メートルほどの通りですが、ブティック、カフェ、美術館などがあり、独特な雰囲気を楽しめます。

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by stummi57, CC BY

「シュノーア通り」は、ブレーメンの旧市街にあたるエリアで、15~16世紀の建物が並びます。多数のアトリエ、ハンドクラフト、カフェ、レストラン、お土産店などがあり、散策が楽しめます。

マリタイム・タウン「ブレマハーベン市」

ブレーメン州のもう1つの町ブレマハーベンとは、「ブレーメンの港」と言う意味です。ブレーメンはハンザ同盟都市・港町とは言え、北海からは50キロ以上も内陸にあります。

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by Allie_Caulfield, CC BY

そこで、北海に近いヴェーザー川沿いにブレマハーベン市が1827年に創設され、現在もドイツの重要な港の一つとなっています。 駅からさほど遠くないウェーザー川沿いの観光地区にいくつかの人気のミュージアムがあるのでご紹介します。

1.クライメート・ハウス(Klimahaus)

1.クライメート・ハウス
by AbhijeetRane, CC BY

ガラス張りのたいへんモダンな建物で、この町のランドマーク。 夜はライトアップもされ、人気の被写体でもあります。 

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by Allie_Caulfield, CC BY

地球環境や、世界の異なる気候に焦点が当たられた体験型のミュージアムです。 灼熱の砂漠、マイナス30度の極寒、熱帯地方などの気候を実際に体験することができ、あらゆる世代に人気です。

2.移民ミュージアム(Deutsches Auswandererhaus)

ブレマハーベンから、かつてヨーロッパからアメリカへの移民の船が定期的に出港しました。

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by Allie_Caulfield, CC BY

ここでは、移民していく人になって、ブレマハーベンを出港し、ニューヨークの移民局を通過するまでのプロセスを体験することができます。 その過程において、移民達のストーリーや、海外移住の「過去」と「今」などを学ぶことができます。 

3.動物園・水族館(Tiergrotten)

3.動物園・水族館
by fihu, CC BY-SA

ゾウやキリンなどの日本の動物園でおなじみの動物はいないのですが、こじんまりとしていながら、陸の動物、海の動物、両方を観察できるユニークな動物園・水族館です。

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by !Koss, CC BY-ND

 昨年12月に誕生したシロクマの赤ちゃんが大人気です!

4.船舶ミュージアム(Deutsches Schifffahrtsmuseum)

4.船舶ミュージアム
by Aeturnum, CC BY-SA

ドイツを代表する船舶ミュージアムがあり、多数のアウトドア展示があります。ミュージアムの展示もたいへん興味深いですが、散策を兼ねて外の展示を見て回るだけでもかなり楽しめます。 

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by Aeturnum, CC BY-SA

すべてのミュージアムが、川沿いの素晴らしいロケーションに集中しているので、ブレーメンからのお出かけとしても人気があります。

ブレーメンのたった2つの市。しかも、この2つの市は、隣接していないのです。日本では、考えにくい構成ですよね。 そういった意味でも、とても個性的なブレーメン州。2つの市は、全く異なっていながら、お互いに無くてはならない存在。 皆さんも、機会があったら、是非、訪れてみてくださいね!

筆者 : Schnuckie

シュヌーキー。ヨーロッパ生活が長い40代後半の女性。現在はノルウェーのオスロ在住。ドイツを訪れる機会が多く、イギリスにも5年余滞在。これまで旅した国は、アジア、ヨーロッパを中心に25ヶ国。