> 自然の恵みを地域で愛でる、プロヴァンスワインの魅力

2016年2月12日

フランス

自然の恵みを地域で愛でる、プロヴァンスワインの魅力

by Stylo

フランスワインの歴史はマルセイユから始まり、沿岸から内陸へと広がったブドウ栽培は世界的に称賛されるフランスワインの現在に繋がっています。そのマルセイユからニースまでの沿岸部と内陸の山地で作られるのがプロヴァンスワイン。地域ごとの複雑な地形によって変わる気候の影響を受け、ひとくくりにはできない多様な世界を楽しませてくれます。

個性豊かなプロヴァンスワイン、主役はロゼ

12415575223_64874c212f_z
by Honor the Onion, CC BY-SA

この地方のAOC、コート・デュ・プロヴァンスでは主にロゼワインを作っています。南仏の太陽のもと、キリっと冷やした辛口のロゼがさっぱりとうるおいを与えてくれます。

12428176814_674453aa58_z
by Honor the Onion, CC BY-SA

アペリティフにも、食事にも合うロゼをカジュアルに楽しむのがプロヴァンス流です。サント・ヴィクトワール、フレジュス、ラ・ロンド、と、それぞれの特徴を飲み比べるのも楽しみ。カンヌ発、ワイナリーを巡る試飲ツアーも多く、南仏らしいブドウ畑を眺めながら生産者のお話が聞けておススメです。

カシスのブイヤベースと合う爽やかな白

6411327393_52647cf565_z
by austinevan, CC BY

マルセイユから東へ向かう海岸線は切り立った岸壁。その合間にカランクという入り江が続き、その一つに小さな港町カシスがあります。厳しい断崖の岩肌と、小さくて静かなカランクという入り江の眺めを堪能するならボートツアーへ。石灰岩の海底によって透き通る青い海が美しく、カランクのある景色は南仏コートダジュールらしい一面。

21402876341_09b177920f_z
by NwongPR, CC BY-ND

カシスのレストランでは海の幸がたっぷりの濃厚なブイヤベースを楽しみましょう。カシスで作られるワインは辛口の白で、にんにくをたっぷり入れる魚料理にぴったりです。テラスからの眺め、潮騒を聞きながらカシスワインをお供にガストロミーの旅はいかがでしょう。人出の多い夏場を避けての観光も小さな港町には良いかもしれません。

フランス人も愛する、レ・ボー・ド・プロヴァンスの赤

11136608975_31f167e933_z
by cvalette, CC BY-ND

石灰岩でできた自然の要塞に作られたレ・ボーは、今も世界中の人を驚かせる異空間。岩肌に家々が並び、白い大きな岩と一体化しているような不思議な景色が見られます。プロヴァンス地方には珍しい赤ワインの産地で、オーガニック栽培やBIOにこだわった熟成された味わいが特徴。

12479255483_83c8b943ce_z
by Honor the Onion, CC BY-SA

高品質なオリーブオイルを使ったプロヴァンス料理と、貴重なプロヴァンスワインの赤を楽しむレストランには、外国からの観光客だけでなくフランス人も集まります。Le Café des Baux(カフェ・デ・ボー)は、ワイン片手にテラス席で木漏れ日を楽しみながら食事をするのが南仏らしいカフェ。フランス随一のパティシエが振舞うデザートも待っています。

多種多様なのがプロヴァンスワインの魅力ですが、若いうちに飲むことが多く、地産池消で輸出をほとんどしていません。美味しいプロヴァンスワインに出会うには本場へ足を延ばしましょう。

筆者 : Stylo

30代女性。ライター歴3年。フランス留学経験あり。パリ、リヨン、ニースなど各都市を周遊。アメリカはシアトル、ポートランド、ハワイに滞在。子連れ海外旅行も増やしたい♪