ニース発!イタリア国境を自転車で越えよう!
みなさん、フランスのコートダジュール地方はイタリア国境に面していることをご存知ですか?今回はニース(Nice)を起点にロードバイクでもいけるイタリア国境のマントンまでの旅で出会う素敵な風景を皆様にご紹...
更新日:2020年4月13日
コート・ダジュールの中心地、ニースは高級リゾートとして有名ですが、この町の魅力はそれだけに尽きません。古くはローマ帝国に占領され、その後も様々な理由で周辺諸国の支配下に置かれるという数奇な運命を辿ったせいか、今はフランスの一部ではあるものの、エキゾチックな雰囲気を醸し出しています。更に、南仏の温暖な気候と紺碧の海は多くの著名な芸術家をも引き付けました。それでは、ニースを訪れた際に、必ず見て頂きたいスポットをご紹介していきましょう。
ニースの紺碧の海沿いの散歩が楽しめる遊歩道です。18世紀にこの地に住むイギリス人の提案をきっかけにこの遊歩道は建設された為、彼らに因んで、「イギリス人の遊歩道」の名前が付きました。
気持ちの良い海風を受けながら、散歩したり、ジョギングをしたり、ローラースケートで駆け抜けて行ったり、ベンチで愛を語らったりと、世界中から訪れる人々は、思い思いの方法でこの有名な散歩道を通り抜けて行きます。陸側では、老舗ホテルネグレスコの姿が古き良きベルエポックを想起させます。
Nice, by Charlie Dave, CC BY
石畳の細い道が入り組む旧市街は、まるで迷路のようです。路地の両側にはカフェやレストラン、御土産屋が軒を連ね、高級リゾート地ニースのイメージとは違った、庶民的な雰囲気を醸し出しています。
サレヤ広場では朝市や花市が立ち、地元の人の気さくさに触れる事が出来るでしょう。また、サレヤ広場に接するミゼリコルド礼拝堂はバロック装飾が非常に美しい建物です。
散策に疲れたら、ニースで一番有名なアイス屋さんフェノキオで一息つきましょう。ここのアイスの種類は数えきれない程。どれにするか迷うのも旅の良い思い出となるでしょう。
旧市街の東側に位置するその名の通り、かつてニースが軍事的に重要な地位を占めていた頃の城跡が残る公園です。
Castle Hill, Nice, Côte d’Azur, by TravelEden, CC BY
丘の上にあるので、上るのが少し大変だけれども、無料のエレベーターもあるのでご心配なく。この公園からは海岸線に沿って広がるニースの町を一望でき、エメラルドグリーンの海とオレンジ色の屋根の対比が非常に鮮やかです。
Castle Hill, Nice, by TravelEden, CC BY
Castle Hill, Nice, Côte d’Azur, by TravelEden, CC BY
南フランスの地に魅かれた画家は数多くいます。ニースも、多くの画家に愛された街で、その事を感じられるのがシミエ地区にある二つの美術館です。一つは、幻想的なタッチで日本でも有名な、シャガール美術館。こちらは聖書をテーマにした作品が多く収められています。絵画以外にもモザイク、ステンドグラス等があり、シャガールの幻想的な世界を堪能できます。
もう一つは、色彩の魔術師とも呼ばれた画家、マティス美術館。単純化された線や色遣いにも関わらず、躍動感にあふれる彼の作品をゆっくりと鑑賞できます。
CIMIEZ, by CHRIS230***, CC BY-SA
Gardens at Musee Matisse, by ellevalentine, CC BY
ニースの高級住宅街、シミエ地区にある公園です。公園内はオリーブの木が植えられており市民の憩いの場になっています。オリーブの木陰で一休みするのも良いですが、公園は16世紀の画家ルイ・ブレアの祭壇画で有名なシミエ・フランシスコ会修道院、古代ローマ円形闘技場跡と考古学博物館、前項で御紹介したマティス美術館と接していますので、芸術や歴史に触れる事も出来ます。
Musée d’Archéologie de Nice, Foursquare.com
Musée d’Archéologie de Nice, Foursquare.com
Musée d’Archéologie de Nice, Foursquare.com
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