南フランス旅行に行こう! 〜 コート・ダジュール編
パリ、モン・サン・ミッシェルと共にフランス旅行の目的地として人気の南フランス。一口に「南フランス」と言っても、西は大西洋、東はイタリアに接しており、各地方によってその特色はかなり異なります。けれども日...
更新日:2020年4月13日
ブルゴーニュ公国の首都として栄えたディジョンの町は、周辺にフランスでも有数のワインの産地を抱えているだけあって、美食の町としても名を馳せています。フランス料理と聞いて私たち日本人が想像するエスカルゴや牛肉の赤ワイン煮込みはブルゴーニュ地方の郷土料理であり、またこの地方は高級食材トリュフの産地でもあります。そこで今回は、美味しいものの宝庫であるディジョンに来たら必ず買って帰りたいお土産を5つご紹介したいと思います。
ディジョン言えばマスタード、マスタード言えばディジョンという程に、マスタードはディジョンの代名詞ともなっている特産品です。特にマイユ(Maille)社のマスタードは有名で、フランスではスーパーのマスタード売り場に行けば必ず置いてある程です。王道の粒入りマスタードを買うのも良いですが、せっかくディジョンに来たのならマスタード専門店を訪れてその種類の豊富さを体験した上で、お好みの味のものを買ってみてはいかがでしょうか。野菜やハーブ、果実等様々な味がありますので、自分好みのものが見つかるはずです。
Edmond Briottet Creme de Cassis de Dijon Liqueur, by Fareham Wine, CC BY
フランスには食事の前に食前酒を飲みながらおつまみを軽くつまむアペリティフという習慣があります。ブルゴーニュ地方で食前酒の定番として飲まれるのが「キール」というカクテルで、これは黒スグリから作られる甘くて真っ赤なリキュール「クレーム・ド・カシス」を白ワインで割ったものです。シャンパンで割るとキール・ロワイヤルと名前が変わります。クレーム・ド・カシスのカクテル以外の利用法としては、お菓子作りの際の風味づけや料理酒として使う事も可能です。
ディジョンを中心としたブルゴーニュ地方は、ボルドーと並ぶフランスの主要なワイン生産地です。ディジョンの南にあるコート・ド・ニュイからソーヌ川沿いにリヨンの北まで続く土地は「ブルゴーニュのワイン街道」と呼ばれ、素晴らしいワインの生産地が集中しているエリアです。ディジョンはこのようにワインに恵まれた環境ですので、ワイン専門店が充実しています。
「香辛料入りのパン」という意味の名前を持つ、香辛料とはちみつをたっぷりと使ったパンです。元々は中国のお菓子でしたがそれが中東に伝わり、十字軍の遠征によってヨーロッパまで広まったと考えられています。フランスの他の地方でも見られますが、ディジョンのものは特に有名です。パンとは言うものの、パウンドケーキのような形をしており、中に入れるスパイスやドライフルーツ、はちみつの種類等により味にバラエティが生まれます。
Anis De Flavigny, Foursquare.com
ディジョン近郊の「フランスの美しい村」にも選ばれている村の修道院で、古くから作られてきたキャンディーです。アニスはセリ科の植物で、独特の味・香りを持っています。昔から薬としても使われてきました。アニスキャンディーはアニスの種を砂糖で覆って作ります。キャンディーそのものの魅力もさることながら、パッケージの美しさも有名です。女性へのちょっとしたお土産にピッタリですね。
ディジョンは美食の町だけあって、お土産はやはり食べ物がお勧めです。今回ご紹介したお土産は比較的日持ちのするものですので、その点においてもお土産にピッタリだと思います。美味しいお土産を購入し、郷土料理をレストランで試してみれば美食の町ディジョンを思う存分に満喫できるはずです!
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