> ブルゴーニュワイン産地の入口、ディジョンの観光名所5選

2015年10月15日

ブルゴーニュ

ブルゴーニュワイン産地の入口、ディジョンの観光名所5選

by café gourmand

© yvon52 – Fotolia

ブルゴーニュ地方の中心都市、ディジョンはエスカルゴやトリュフ等私たちの耳にした事のあるフランス料理の食材で有名な美食の町、またブルゴーニュワインの産地を訪れる際の入口として知られています。一方でこの町は14世紀から15世紀にかけてブルゴーニュ公国の首都として栄えた歴史ある町です。当時の面影は現在でも町の至る所に残っており、グルメと歴史両方を堪能できる魅力的な観光地でもあるのです。それでは、ディジョンで訪れておきたい場所を5つ選んでご紹介したいと思います。

旧ブルゴーニュ公宮殿とリベラシオン広場(Palais des ducs de Bourgogne)

元は要塞であった建物を14世紀後半にフィリップ豪胆公がゴシック様式の宮殿に改築したのが始まりです。現在は市庁舎及び美術館として使われており、美術館のコレクションからはブルゴーニュ公国の繁栄ぶりが偲ばれます。

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by epicxero, CC BY-SA
Palais des Ducs et des États de Bourgogne – Hôtel de ville de Dijon, Foursquare.com

見学には予約が必要ですが、15世紀に建てられたフィリップ善良公の塔からは、ディジョンの町が一望できます。旧宮殿前に広がるリベラシオン広場はフランスでも屈指の美しさで多くの観光客を魅了します。

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by sergio_leenen, CC BY-ND
Palais des Ducs et des États de Bourgogne – Hôtel de ville de Dijon, Foursquare.com
名称:
Musée des Beaux-Arts
住所:
Palais des États de Bourgogne, 21000 ディジョン, フランス共和国
TEL:
+33 3 80 74 52 09
ホームページ:
公式サイト Foursquare.com

ノートルダム教会(Église Notre-Dame)

13世紀に建設されたディジョンで最も古い教会で、黒いマリア像が安置されています。建物正面の装飾にはガーゴイルが3列並んでおり、教会への訪問者を見降ろしています。

Église Notre-Dame, Foursquare.com
Église Notre-Dame, Foursquare.com

またその右上には、フィリップ豪胆公が戦利品として持ち帰ったジャックマールという仕掛け時計が設置されており、ディジョン市民に時を告げています。教会の裏側には、左手でなでると幸せが訪れるという「幸福のフクロウ」像があります。

Église Notre-Dame, Foursquare.com

フクロウは町のシンボルにもなっており、路上に刻まれたフクロウの道標を追っていくと名所を訪問できるようになっています。

interior of Notre Dame in Dijon, France
© lindacaldwell – Fotolia
名称:
Église Notre-Dame
住所:
Place Notre-Dame, 21000 ディジョン, フランス共和国
ホームページ:
Foursquare.com

サン・ベニーニュ大聖堂(Cathédrale Saint-Bénigne de Dijon)

ブルゴーニュゴシック建築の中でも重要な教会で、別名ディジョン大聖堂とも呼ばれます。ロマネスク様式の大修道院付属教会の跡に建てられましたが、当時の面影を残すのは地下にある納骨堂です。ここではこの地にキリスト教を伝えたとされる聖ベニーニュの遺物品等を静寂に包まれながら見る事が出来ます。より深くディジョンの歴史を知りたい方は、教会横にある考古学博物館を訪れてみると良いでしょう。

Cathédrale Saint-Bénigne, Foursquare.com

by GIPE25, CC BY

by Gimli_36, CC BY-SA
名称:
Cathédrale Saint-Bénigne
住所:
Place Saint-Bénigne, 21000 ディジョン, フランス共和国
ホームページ:
Foursquare.com

旧市街の館、邸宅

ディジョン旧市街を歩いているといかにも古そうな建物をよく目にします。これらの多くは中世からルネサンス期に建てられたもので、ブルゴーニュ地方特有のカラフルな幾何学模様の瓦屋根や木組の建物が特徴的です。中でも有名なのがヴォグエ館で17世紀にブルゴーニュ議会議員のエティエンヌ・ブイエの館として建てられました。美しい門を持つルネサンス様式の建物に幾何学模様の屋根の組み合わせが印象的です。木組みの建物が見られる場所としては、ヴォグエ館の東にあるヴェルリー通りが有名です。

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by Andrea Schaffer, CC BY

リベルテ通り

リベラシオン広場から西の方向に伸びるリベルテ通りはディジョンのメインストリートです。広場を背にして道を進んでいくと商店が立ち並ぶ中現れる三角屋根の木組の建物は、歴史を感じさせるだけでなく素朴で可愛らしい見た目が多くの観光客を引き付けています。一階部分は普通の店舗として使われているのも過去と現在が共存していて興味深いです。さらに通りを進むと凱旋門のようなギョーム門を真ん中に据えたダルシー広場が広がります。

Place Darcy, Foursquare.com

フランス旅行の情報はどうしてもパリに偏りがちですが、フランスの地方にも素晴らしい遺産を保有する町がたくさんあります。ディジョンはそのような町の一つで、かつてブルゴーニュ公国の首都であった頃の繁栄を元に、今では歴史、文化、グルメの町として知られています。パリからTGVで1時間40分程と比較的行きやすい地方ですのでフランス旅行の際はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

筆者 : café gourmand

初めてのヨーロッパ旅行でフランスの魅力にはまる。その後フランス語を勉強し始め、留学を経て、1〜2年に一度のペースでフランスへ。有名観光地も好きだけれども、地方の小さな町、村を散策するのがお気に入り。現在はフランス地方都市在住。