厳しい自然で育まれた、フィンランド料理6選
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まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2020年4月13日

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厳しい自然で育まれた、フィンランド料理6選

フィンランド料理の素材は、緯度の高い厳しい自然環境の中でも、比較的栽培のしやすい、ライ麦、大麦、ジャガイモなどが主です。それに加え、北国に住むトナカイや、海に囲まれた立地から、魚も良く使います。また、クランベリーをはじめとして、ブルーベリーやコケモモなどを使用することも、フィンランド料理の特徴です。では早速どのような料理があるのか見ていきましょう。



お米のパイ(カレリアンピーラッカ / karjalanpiirakka)

ライ麦粉で作ったパイ生地で、ミルクで煮たお米を包み、オーブンで焼いた典型的なフィンランド料理です。


karjalanpiirakat, by kahvikisu, CC BY

お米が最もポピュラーですが、その他にもマッシュポテトや、ゆで卵などを包んだ応用もありバラエティーに富んでいます。はじめこそ抵抗があるかもしれませんが、素朴な味わいが癖になります。


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トナカイ肉のソテー(ポロンカリシュトゥシタ / Poronkäristystä)

トナカイの肉を薄く細切りにし、じっくりと煮込んだ料理。マッシュポテトとクランベリーソースを組み合わせて食するのが一般的です。トナカイ肉は、思っている養鯉も臭みは少なく、クランベリーソースの酸味が効果的で大変美味しい料理です。

サーモンのスープ(ローヒケイット / lohikeitto)

新鮮なサーモンと、ジャガイモ等の野菜がたっぷりと入ったミルク仕立ての香草ディルがよく効いた、フィンランド伝統のスープです。


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薄くスライスしたライ麦パンなどとともに食べます。芯から体が温まる料理として、特に冬に好んで食されます。


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小魚のフライ(パイステトゥト・ムイック / Paistetut Muikku)

比較的小ぶりなムイック(Muikku)というサケ科の淡水魚に小麦粉を振り、油で揚げ料理。味付けは塩でシンプルに。マッシュポテトと共に食べるのが最も一般的です。ムイック以外にもマイヴァ(Maiva)というムイックによく似たものを使用することも多い様です。魚好きの日本人ならば、どなたも美味しくいただけます。


Muikku, by Walter Rodriguez, CC BY-SA

ミートボール(リハプラット / Lihapullat)

ミートボールに北欧独特のクリームソースをかけた料理です。ジャガイモ(茹でたもの、又はマッシュしたもの)にクランベリーソースを和えて食べる方法が最も一般的です。


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癖がないのでどなたにでも美味しくいただける一品です。


WP_20141021_19_43_30_Pro, by hile, CC BY

ライ麦のお惣菜パン(カラクッコ / Kalakukko)

フィンランド東部の名物料理のカラクッコは、どっしりとしたライ麦パンに塩で味付けをされた、ムイック(サケ科の淡水魚)が包み込まれたお惣菜パンです。


Kalakukko, by hfb, CC BY-ND

ムイックの他にも豚肉やブルーベリーを包んだものもあります。スライスして、バターをのせて食べるのが主流です。


Kalakukko on Sale, by tapioliller, CC BY-ND

日本ではまったく馴染みなのない料理がほとんどですね。極寒の地で、食材が育ちにくいために、シンプルな料理が多いですが、どれもとても美味しいものばかり!未知の料理を試すことも旅行の醍醐味の一つではないでしょうか。フィンランドへお越しの際は、色々な料理にチャレンジしてみてくださいね!


筆者:まっぷるトラベルガイド編集部

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