更新日:2020年4月13日
2回に分けてお送りしている記事の最終回。
(前回の記事)
イギリスには星の数ほどパブがあります。どんなに小さな村を訪れても、パブのないところはありません。パブで家族や友人たちと、ビールを片手に語り合うこと、それはイギリス国民にとって大切な生活の一部でもあるのです。それではロンドンのパブで、地元の人たちに人気のあるビールをこれから10種類紹介します。
6、Leffe
このビールはベルギーのビールですが、ロンドンの多くのパブで飲むことができます。しかもいつものエールに少し飽きた、地元の大勢の人が注文しています。ごっついパイントグラスではなく、大きなワイングラスのような素敵なグラスに注がれているので、Leffe を注文した人はすぐにわかります。特に定番のLeffe Blondは、Leffeにしかない独特の様々な果実が合わさったような香りと、甘みと酸味のマッチした味が印象的で、ビールの得意ではない女性の方々にも人気のあるビールです。
by Gunnar Grimnes, used under CC BY
7、John Smiths
クリーミーな泡が特徴的なこのエールは、別名「マグネットエール」とも呼ばれており、一口飲むと泡が本当に磁石のように舌にまとわりつきます。ロンドンの多くの庶民派パブで見つけることができるこのエールは、通常のエールよりも値段もお手頃で、エールでは珍しいことに冷やされてサーブされることが多いです。John Smithsというイギリスで最も普通な名前のように、どのパブでも、どのコンビニでも手に入る、イギリスで最も日常的に飲まれているエールです。
リンク:http://www.johnsmiths.co.uk/brands/
8、Newcastle Brown Ale
「誰にでも飲みやすいエールは何?」と聞かれて真っ先に名前が挙がるであろうこのエールは、ビールは喉越しと主張するラガー派の方々でも美味しく飲むことができることでしょう。エールが大好きな方からすると少し物足りないかもしれませんが、2013年イギリスで最も売り上げが多かったエールという実績は、それだけ多くの方に愛されている証拠です。一生懸命働いた後のこのエールは最高に美味しいので、このエールには「労働者のビール」という別名があります。
by anax44, used under CC BY-SA
リンク:http://m.newcastlebrown.com/
9、Hoegaarden
Leffeと同様にベルギーを代表するビールであるHoegaardenもロンドンのパブでよく飲まれているビールです。特にイギリスでは2週間ほどしかない夏の暑い日に、清涼感あふれた、柑橘系の味がする爽やかなこのビールを、ここぞとばかりにパブの屋外のテラスで立ったまま飲んでいる人たちを多く見かけます。小麦、コリアンダー、オレンジピールが含まれたこの独特のビールも、通常のパイントグラスとは異なる、口の大きながぶ飲みグラスでサーブされます。
by [puamelia], used under CC BY-SA
10、Old Speckled Hen
最後に紹介するのは、とても飲みやすく、また見た目もたいへん美しい琥珀色のエールです。緑豊かなイングランド西部のモーランド醸造所で作られたこのエールは、フルーティな香りと精錬された味を楽しめます。またこの醸造所は、高級なOld Golden Henや限定発売のOld Crafty Henといったエールも出しており、これらのエールはなかなかロンドンのパブではお目にかかれないので、もしこのエールが置いてあったならば、必ず注文されることをお勧めします。
by Flávio Mayrink, used under CC BY
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