> 古代のロマンを感じる、エジプトの神殿5選

2016年2月4日

エジプト

古代のロマンを感じる、エジプトの神殿5選

by Yuki Toyokawa

by Arch_Sam, CC BY

古代エジプトといえば映画やテレビの特集などでも出てくる機会が多く、興味を持っておられる方も多いのではないでしょうか?太古の昔に思いを馳せるのって、とても楽しいですよね。今回はそんな古代のロマンを感じられるエジプトの神殿をご紹介させていただきたいと思います。

ルクソール神殿

エジプト中東部の都市ルクソールにて古代エジプト新王国時代に建設された壮麗さを極めた神殿です。ルクソールという都市は古代エジプトに於いて首都であったテーベと呼ばれる街だったので、エジプトの中でも有数の遺跡が数多く残されています。このルクソール神殿もその一つで全体を見るとかなり大規模な遺跡になっています。

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by a rancid amoeba, CC BY-SA

入り口から立派なオベリスクがそびえ立ち、巨大な2体のラムセスⅡ世像が出迎えてくれるので気分はもう古代エジプトです。柱一つ一つが巨大で凝っていて、しかも立ち並んでる姿は圧巻の一言。そして注目したいのは壁面に所狭しと描かれている壁画とヒエログリフ(エジプト古代文字)。見ているだけで面白いのですがヒエログリフが解読できればもっと面白いのになあと思わずにはいられません。

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by Argenberg, CC BY

アブ・シンベル神殿

エジプト南部のナイル川流域にあるヌビア遺跡にある岩窟神殿でアブ・シンベル大神殿とアブ・シンベル小神殿に分かれていますが、どちらも壮大なスケールを体感することが出来ます。よくTVや雑誌で見ることも多い方は大神殿で巨大な4体の像は全てラムセスⅡ世。彼の青年期から壮年期までを左から順にモチーフにしています。

King Ramesses II Temple at Abu Simbel
by David Berkowitz, CC BY

内部にもいくつも大きな像が鎮座し、こちらは主にオシリスやアメン・ラー等の古代エジプトの神々の姿をしています。一年に2度だけ朝日が内部に差し込み、像を照らすという神秘的な現象が起きます。これは計算されているようで、秋分の日と春分の日に起こるようです。古代の叡智を感じますね。

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by Paul Mannix, CC BY

小神殿はラムセスⅡ世が寵愛したネフェルタリ王妃と信仰したハトホル女神に捧げられた神殿です。大神殿より少し北に歩いた所に鎮座していて、左右2体ある王妃の像それぞれの左右にラムセスⅡ世の像が配置されていて足元には2人の子供が描かれています。内部は至聖所と列柱室で壁画が興味深いです。

カルナック神殿

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by Renate Dodell, CC BY-ND

エジプト中東部の都市ルクソール近辺のナイル川東岸にある広範囲の遺跡群で構成された神殿。古代新王国時代から増築に増築を重ね現在の大規模なものになっていますが、一般的に公開されているのはアメン大神殿エリアのみになっています。世界最大級の神殿建築と言われるほど大きく立派な造りを身を持って体感できます。

Karnak, Temple of Amun, Great Hypostyle Hall
by Arian Zwegers, CC BY

特に大列柱室の柱は一本一本が太すぎて、圧迫感が凄まじく驚く声が思わず漏れてしまいそうになるほどです。この神殿が建てられた頃はカラフルな画で彩られていた柱ですが、今でもトトメスⅢ世の祝祭殿では鮮やかな彩色レリーフを見ることができます。他にも古代エジプトならではの像や壁画など盛りだくさんの神殿なので、エジプトを訪れた際はぜひ立ち寄ってみてください。

イシス神殿

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by archer10 (Dennis) (66M Views), CC BY-SA

エジプト南部の都市アスワンにあるアスワン・ハイダムの下流とアスワンダムの上流間に浮かぶフィラエ島にあるイシス神殿。この神殿に行くにはアスワンのナイル川岸からボートに乗って行くので、そこで既にワクワク感があります!フィラエ神殿と呼ばれることもあるこの神殿は、名前の通りイシス女神に捧げられています。そして兄であるオシリス神と息子であるホルス神とその妻ハトホル女神という家族の為の神殿と言うとわかりやすいかも知れません。

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by archer10 (Dennis) (66M Views), CC BY-SA

島に降り立った瞬間に目の前に現れて私達を出迎えてくれますが、現在のイシス神殿を建築したのはクレオパトラの父王であったプトレマイオス12世です。正面から見た時のデザインが美しく、すっきりした印象ながらインパクトがありますよね。イシス女神がホルス神を生んだという聖地なので、そういったイメージのレリーフも多いです。あらゆるレリーフが状態良く残されているので、じっくり見ておきたいです。

ハトシェプスト神殿

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by Charlie Phillips, CC BY

ハトシェプスト女王と言えば女とわからないように顎ひげを付けて、絶対権力の元で古代エジプトを全件掌握した唯一の女性ファラオとして知られています。このエジプト中南部の都市ルクソールには彼女が造営した神殿が残されています。元々葬祭殿として建てられたので、ハトシェプスト女王葬祭殿という名前のほうが知られているかもしれませんが、太陽神アメン・ラーを祀っています。

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by cormaggio, CC BY-SA

正面から見ると横に広い左右対称的なデザインが印象的でエジプトの神殿の中では珍しいのタイプではないでしょうか?遠くから望むと実は3段階の構造をしている神殿だということが解ります。内部にはハトシェプストの肖像や壁画など沢山あったのですが、後の王であるトトメスⅢ世によって、顎ひげやレリーフなど多くが削られたりしてしまっていることにも注目したいです。状態は良くないですが彩色レリーフもあるので面白いですよ。

筆者 : Yuki Toyokawa

30代男性。学生時代にオーストラリアで語学留学、海外旅行に明け暮れ、一旦就職したものの、退職して世界一周40ヵ国を訪問。バックパッカー目線から色々な国の魅力をお伝えしていきたいと思います。