更新日:2020年4月13日
現在21世紀に住んでいるわたし達ですが、タイムトラベルをしたくてもネコ型ロボットはまだ開発されていないので、そう簡単には実現しないのが現状です。しかし、諦めるにはまだ早いのです。なぜなら、まさにタイムトラベルの様な旅なら、実現可能だからです。
例えば東欧の秘宝・チェコ共和国なら、今でも中世の雰囲気を存分に味わう事が出来ます。中世の都プラハなら、その美しすぎる町並みや建造物を楽しむだけでも素敵ですが、それよりももっと中世を肌で感じる事ができる体験が出来ます。
様々な国で、その土地特有のユニークな現地ツアーがありますが、中世拷問器具博物館ツアーやゴーストツアーを目玉にしている国は、チェコ共和国ぐらいなものでしょう。仮にゴーストツアーに参加しようものなら、中世の雰囲気どころか、中世の亡霊と知り合える機会を得られるかも知れません。現地に一人で滞在していたチキンなわたしは、生憎と既製のゴーストツアーに参加するには至りませんでしたが、一人で肝試しツアーを企画し、実行する機会がありました。
手始めに、プラハ城内にある中世武器・甲冑博物館にて中世の音楽CDを購入してみました。この日本では決して手に入らないであろう類の、荘厳かつ鳥肌の立つ音楽を旅のBGMにいざ出陣です。
プラハ周辺にも不思議スポットやゴースト関連の場所はたくさんありますが、ここは手っ取り早く鳥肌を立てる為に、プラハから列車で1時間ほどの場所に位置する,Kostnice Sedlec(セドレツ納骨堂)を訪れる事にしました。
ここには、14・15世紀の頃に黒死病(ペスト)や、フス戦争で亡くなった犠牲者を中心に、約4万人の遺骨が納められています。その中の約1万人の人骨で、教会内は装飾を施されているのですが、もう圧巻の一言です。人骨アートとでも申しましょうか、何だか骸骨を見て鳥肌というよりも、これらの装飾をコツコツ行ったリント氏の精神構造の方が、よっぽど恐ろしく思えてしまいました。いやあ、凡人はしゃれこうべでシャンデリア作ったり、イエス様のモノグラム作っちゃったり出来ないですよ・・・。あと、衛生的に大丈夫なのかな、って心配になりました。
何はともあれ、オドロオドロしいのが好みの方は是非とも一度、不思議ちゃんがいっぱい存在するチェコ共和国へ足を伸ばしてみられるのは如何でしょうか。
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