> ブリュッセル、欧州中枢の街を徹底解説

2015年12月12日

ベルギー

ブリュッセル、欧州中枢の街を徹底解説

by Schnuckie

ベルギーの首都ブリュッセル。ベルギーの首都であるだけでなく、ヨーロッパ連合の中枢となっているため、ヨーロッパの首都とも呼ばれます。けれども、ブリュッセルは、知られているようで知られていない、親しみがあるようで遠い街のように思えますがどうでしょう? ここでは、ブリュッセル(ベルギー)から連想するキーワードを中心に、ブリュッセルについてご紹介したいと思います。

ヨーロッパ連合の本拠地

ヨーロッパでは「ブリュッセル」と言えば、良きも悪しきも「ヨーロッパ連合(EU)の本部」の代名詞となっています。ブリュッセルのEU地区には、EUの本部のみならず、多数のEUや世界の重要機関のオフィスが置かれています。市人口の27%が外国人で、多数の言語が話され、国際的な雰囲気に溢れるEU地区は、まさに、ヨーロッパの縮図です。

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by Eoghan OLionnain, CC BY-SA

「EU議会」は見学が可能で、EUついて、議会の役割についてなどを学ぶことができ、とても興味深いです。この地区には、他にも、ベルギーの独立50周年を記念して建設された(1880年)サンカトネール公園、王立美術歴史博物館など多くの見所があります。

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by Flikkersteph -3,000,000 views ,thank you!, CC BY
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by Paolo Trabattoni, CC BY

また、ブリュッセルの北西部には「ミニ・ヨーロッパ・テーマパーク」があり、ヨーロッパを代表する約350のモニュメントや建物が、25分の1のスケールで素晴らしく再現されています。ベルギー博覧会のシンボル・アトミウムやウォーターパークなどが隣接しています。

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by miguel.discart, CC BY-SA

世界遺産都市ブリュッセル

世界遺産に登録されているブリュッセルは、美しく、歴史豊かな街。観光の中心となるのは、歴史的な建物に囲まれ石畳の中世の町並みが残る「グラン・プラス広場(Grand-place)」とその周辺です。

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by chatirygirl, CC BY-ND

グラン・プラス広場は、15世紀建築の「市庁舎」、ブリュッセル市立博物館となっている「王の家」、「ギルドハウス」などの素晴らしい建物に囲まれています。

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by QuartierLatin1968, CC BY-SA

また、毎日のように、花市場が開かれ、旅行者だけでなく市民にとっても憩いの場所となっています。

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by QuartierLatin1968, CC BY-SA

小便小僧

あまりにも有名な「小便小僧の像」ですが、ブリュッセルにあるのをご存知でしょうか?なぜ、この小さな像がこれほどまで有名なのかはさておき、ブリュッセルの観光名所であるのみならず、地元の人々にとっては欠かせない存在であることは間違いありません。

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by James Cridland, CC BY

市のあらゆるイベントに参加する小便小僧には、なんと700点以上の衣装があるそうです。「ブリュッセル市博物館」には、彼の衣装展示コーナーがあり、衣装コレクションを垣間見ることができます。

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by arnybo, CC BY-SA

チョコレート

ご存知の通り、ベルギーチョコレートの美味しさは抜群!世界一と言っても過言ではありません。毎日、手作りされた新鮮なもので、100%ココアバターが使用されています。ともかく品質が違うというわけです。とりわけ、お店に並んだトレフルやプラリーヌは美味しいだけでなく、見るのも楽しい!グラム売りされているので、試したいものを、1つ2つ買うのも全く問題ありません。是非、本物のチョコレートを味わって、幸せを感じてください!

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by miguel_discart_photos, CC BY-SA

ブリュッセルには「チョコレートとカカオ博物館」があります。カカオやチョコレートの歴史、チョコレートの製造過程などが学べる他、ショコラティエのプラリーヌ作りを見学でき、試食もできます。

MuCC – Museum of cocoa and chocolate, Foursquare.com

ワッフル

ワッフル
by Pascal Subtil, CC BY

チョコレートと並んで、とても有名なのがベルギーのワッフル。ブリュッセルでも、町のあちこちで、美味しい香りが漂います。通りに並ぶスナックショップやカフェで食べることができます。この美味しい匂いに抵抗できる人は少ないでしょう!

ブリュッセルのワッフルには2つの種類があります。四角いドーナツのようなブリュッセル・ワッフルは、生地が塩味で、フルーツやクリーム、アイスクリーム、チョコレートソースなどをトッピングして食べます。もう一つは、リエージュ・ワッフルと呼ばれます。楕円形をしたワッフルで、こちらは、生地そのものが甘く、そのまま食べたり、粉砂糖をふりかけたり、チョコレートでカバーしたものが一般的です。サクッとしているので、食べ歩き、持ち歩きも大丈夫です。

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by byzantiumbooks, CC BY

フライドポテト

フライドポテト
by espinr, CC BY

数々のインターナショナルなレストランや、グルメの街としても名高いブリュッセルですが、とても庶民的で人気の高い食べ物、それが、フライドポテトです! 他の料理の添えとしても出されますが、スナックとして食べるのが人気で、こちらでは「フリッツ」と呼ばれます。2度揚げしたポテトは、ホクホク・カリカリの絶妙な味です。多数のソースがありますが、一般的なのはマヨネーズや、チリ味の利いたスパイシー・マヨネーズです。「カロリー高いなぁ・・」と思いつつも、美味しくて、やみつきになってしまいます!

ビール

Little Delirium Café, Foursquare.com

ヨーロッパには数多くの有名なビール銘柄・ビール産国があるため、ベルギービールは、それほど知られていないかもしれませんが、ベルギー人にとってベルギービールは、とても重要で、長い歴史があります。およそ400種類の銘柄があります。ほとんどのカフェやバーでは、数種の人気銘柄のみが出されていますが、グラン・プラス広場近くにあるDelirium Caféでは、ほとんど全てのベルギー銘柄のビールを楽しむことができます。

Little Delirium Café, Foursquare.com

また、同じくグラン・プラス広場近くには、ビール博物館があります。18世紀から実際にビール醸造されていた場所にあり、当時の器具なども展示されています。ベルギービールの歴史や醸造過程を学べ、ビールの試飲が楽しみです!

ブリュッセル・レース編み

デリケートで美しく、高度な技術で編まれたブリュッセル・レース。お土産としてもとても人気があります。(とは言え、お土産屋さんで販売されているレース製品は、残念ながら、まず手作り製品ではありません。)
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by *Brujita*, CC BY-ND

グラン・プラス広場近くの「レースと衣装の博物館」では、貴重なレース編みを鑑賞することができます。今では、1つのボビンに100本以上の糸を使って編み上げる、繊細なレース編みの職人は殆どいなくなってしまっているそうです。

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by vrt3, CC BY-SA

ギャルリー・サンテュベールは、グラン・プラス広場近くのヨーロッパ最古の高級ショッピングアーケードです。ガラス張りの天井のあるエレガントな建物は、19世紀半ばに建設されました。建物そのものが素晴らしいですが、ここでは、職人が手がけたレース編み、革製品、宝石、タペストリー、チョコレートなどを扱う店が並んでいます。必見のスポットです。

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by tiseb, CC BY

キーワードでまとめた本記事ですが、ブリュッセルは、多様性が特徴の街。市内でも地域によって、様々な面を見ることができます。上記以外にも、ブリュッセルを一望できるアールヌーボーの建物が美しいルイーズ通り周辺、チョレートやスウィーツの店が並ぶグラン・サブロン地区、ブリュッセルの最新デザインで注目されるダンサール通り等々があります。きっと、イメージ通りだけでない、新しいブリュッセルを発見できるでしょう!

筆者 : Schnuckie

シュヌーキー。ヨーロッパ生活が長い40代後半の女性。現在はノルウェーのオスロ在住。ドイツを訪れる機会が多く、イギリスにも5年余滞在。これまで旅した国は、アジア、ヨーロッパを中心に25ヶ国。